個人的に嬉しい機能。
https://docs.databricks.com/ja/dashboards/index.html#enable-a-genie-space-from-your-dashboard
ダッシュボードを作成すると、ドラフト Genieスペースが自動的に作成されます。 Genieスペースは、ビジネスユーザーが自然言語を使用してセルフサービスのデータ分析を行うことを可能にするノーコードインターフェイスです。 関連付けられた Genieスペースを公開すると、閲覧者はダッシュボード データを別の方法で探索できます。 ダッシュボードで利用可能なものだけに基づいて知見を得るのではなく、より深い分析のために独自の質問をすることでデータに関与します。
Databricks AI/BIの傘の元、以下の二つの機能が提供されています。こちらの機能によって、Databricks AI/BIの統合度合いがさらに進みました。
- Databricks AI/BIダッシュボード: SQLを記述することなし(記述することもできます)に日本語でダッシュボードを構築できます。
- Databricks AI/BI Genieスペース: 日本語でデータ探索や分析、可視化を行うことができます。
ここでは、フライトデータを使ってみます。
- flights: 各航空会社の飛行機のフライトデータ。出発地、目的地、遅延、キャンセルなどを保持。
- airports: 空港データ
- lookupcodes: キャリアコードから航空会社名に変換するテーブル。
プロンプトあるいは手動でダッシュボードを構築していきます。ダッシュボードは概観を把握するのに適していますが、深掘り分析したいとなると若干物足りなくなります。
そこで、表題の機能です。公開ボタンを押すとダイアログが表示されます。デフォルトでオンになっているこちらの機能、ダッシュボード作成時に指定したテーブルをベースにGenieスペースを一緒に作ってくれる機能です。これまで、ダッシュボード・Genieスペースの間の動線が無かったので助かります。
オンの状態でダッシュボードを公開します。すると、左上にAsk Genieボタンが!
こちらをクリックすることで、テーブルやサンプルの質問がプリセットされたGenieスペースにアクセスすることができます。便利。
ただ、現時点ではこのGenieスペースでは、instructionを指定できないので回答が英語になりがちなのが。すみません。
テーブルなどは、Dataからedit form経由で変更が可能です。
こちらのGenieスペースは、マニュアルにある通り通常のGenieスペースとは若干取り扱いが異なることに注意してください。ダッシュボードの付属(コンパニオン)という位置付けです。Genieスペースのフル機能を使う際には、別途Genieスペースを作成ください。
下書きスペースと公開済み Genieスペースは、ダッシュボードの下書きバージョンと公開済みバージョンと同様に独立しています。 ドラフトダッシュボードに加えられた変更は、ダッシュボードが再パブリッシュされたときにのみ、パブリッシュされた Genieスペースに反映されます。 ドラフトおよび公開済みのGenieスペースは、ダッシュボードのコンパニオンです。 ファイルブラウザや genie リストページには表示されません。
いずれにしても、データの俯瞰と深掘りをシームレスに行えるようになる機能ですので、是非ご活用ください!