Create and manage private exchanges in Databricks Marketplace | Databricks on AWS [2023/7/28時点]の翻訳です。
本書は抄訳であり内容の正確性を保証するものではありません。正確な内容に関しては原文を参照ください。
本書は、データ提供者向けのものであり、Databricksマーケットプレースにおけるプライベートエクスチェンジの作成方法、管理方法を説明します。プライベートエクスチェンジによって、招待された利用者の定義済みグループとデータ製品を共有できるようになります。プライベートエクスチェンジのリスティングは公式のマーケットプレースには表示されません。
プライベートエクスチェンジとは?
プライベートエクスチェンジによって、Databricksマーケットプレースで特定の利用者グループにのみ特定のデータ製品が検索可能な状態にすることができます。DatabricksマーケットプレースがベースとしているDelta Sharingのように、プライベートエクスチェンジはデータ製品を共有する前に、メンバーによってデータ製品を発見可能にする追加のメリットを提供することができ、利用者はこれらのデータ製品をリクエストできることを知ることができます。また、Databricksマーケットプレースは、ご自身でDelta Sharingを利用するよりも簡単にリクエスト、アクセスできる店頭インタフェースを提供します。
プライベートリスティングとは?
リスティングはパブリック、プライベートに定義することができます。プライベートエクスチェンジでリスティングを共有するには、プライベートとして定義する必要があります。お使いのエクスチェンジに既存のプライベートリスティングを追加したり、新規にプライベートリスティングを作成し、リスティングを作成する際にエクスチェンジ時割り当てることができます。Create listingsをご覧ください。
すぐに利用可能な無料のリスティングを共有することもできますし、メンバーがアクセスできるようになる前に承認が必要なリスティングを共有することができます。新規のプライベートリスティングを作成し、任意のタイミングでエクスチェンジに追加することができます。また、パブリックのリスティングをプライベートにすることもできます。Create listingsをご覧ください。
始める前に
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プライベートエクスチェンジを作成、管理するには、Marketplace admin roleである必要があります。
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プライベートエクスチェンジのメンバーは、Databricks利用者であり、Unity Catalogメタストアにアタッチされたワークスペースにアクセスする必要があります。
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プライベートエクスチェンジにメンバーを追加するには、メタストアの共有IDを入力する必要があります。
共有IDはメタストアのクラウド、リージョン、UUID(メタストアのユニークなID)から構成される文字列であり、
<cloud>:<region>:<uuid>
というフォーマットとなります。例えば、aws:eu-west-1:b0c978c8-3e68-4cdf-94af-d05c120ed1ef
のようなものです。共有IDを取得するには、メンバー組織のコンタクトに問い合わせてください。共有IDの取得方法を教える必要がある場合があります。手順については、Step 1: Request the recipient’s sharing identifierをご覧ください。また、手順については、Get access in the Databricks-to-Databricks modelを共有することもできます。
プライベートエクスチェンジのセットアップ
Databricksマーケットプレースのプロバイダーコンソールを用いてプライベートエクスチェンジを作成します。エクスチェンジを作成する際、あるいはそれ以降にメンバーやリスティングを追加することができます。
必要な権限: Marketplace admin role
プライベートエクスチェンジを作成するには:
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Databricksワークスペースにログインします。
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マーケットプレースページの右上にあるProvider consoleをクリックします。
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プロバイダーコンソールのExchangesタブでCreate exchangeをクリックします。
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Create exchangeダイアログで、エクスチェンジ名を入力しCreateをクリックします。
エクスチェンジを管理する他のユーザーがエクスチェンジの目的を認識できるように、わかりやすい名前をつけてください。
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Exchangesタブでエクスチェンジを特定して名前をクリックします。
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共有したいメンバーを追加します。
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MembersタブでAdd memberをクリックします。
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ダイアログで、わかりやすいメンバー名を入力し、Sharing identifierを入力します。
メンバー組織からの共有IDの取得方法については、始める前にをご覧ください。
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Add memberをクリックします。
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共有したいリスティングを追加します。
- ListingsタブでAdd listingをクリックします。
- ダイアログでドロップダウンから既存のプライベートリスティングを選択し、Add listingをクリックします。
また、新規プライベートリスティングを作成したり、パブリックリスティングをプライベートにすることもできます。
- New listingページに移動するためにcreate a new listingをクリックします。
- リスティングを作成する際、Private exchangeオプションを選択し、ドロップダウンリストからエクスチェンジを選択します。Create listingsをご覧ください。
プライベートエクスチェンジのメンバーの編集と削除
必要な権限: Marketplace admin role
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Databricksワークスペースにログインします。
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マーケットプレースページの右上にあるProvider consoleをクリックします。
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プロバイダーコンソールのExchangesタブでエクスチェンジ名をクリックします。
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Membersタブでメンバーを特定し、メンバー行の最後にあるケバブメニュー(3点メニュー)をクリックします。
メンバーを編集するにはEditをクリックします。メンバー名と共有IDを更新することができます。
プライベートエクスチェンジからリスティングの削除
必要な権限: Marketplace admin role
- Databricksワークスペースにログインします。
- サイドバーでMarketplaceをクリックします。
- マーケットプレースページの右上にあるProvider consoleをクリックします。
- プロバイダーコンソールのExchangesタブでエクスチェンジ名をクリックします。
- ListingsタブでケバブメニューのRemoveを選択します。
- 確認ダイアログでRemoveをクリックします。
また、リスティングを編集し、Private exchangeの下のフィールドからエクスチェンジを削除することで、リスティングとエクスチェンジ間のリンクを削除することができます。
データ製品へのメンバーリクエストの管理
パブリックマーケットプレースのデータ製品に行うのと同じ方法で、プライベートエクスチェンジのデータ製品のメンバーリクエストを管理します。Manage requests for your data product in Databricks Marketplaceをご覧ください。