V2と呼称されており、以前のアラートはレガシーと呼ばれるようになりました。
注意
執筆時点ではベータ版です。
Databricks SQLのアラートとは
Databricks SQLのアラート(Alerts) 機能は、クエリ結果に基づいて特定の条件が成立したときに、メールやWebhookで通知を送る仕組みです。主に以下の目的で使用されます:
- 異常検知(売上急減など)
- SLA監視(定時実行の失敗検出)
- 経営レポートの自動通知
構成要素
項目 | 説明 |
---|---|
SQLクエリ | 通知対象となるデータクエリ |
条件(条件式) | クエリの出力値に基づくしきい値や論理条件 |
通知手段 | メールまたはWebhook(Slackなどに対応) |
スケジュール | クエリの実行頻度(例:毎時間、毎日) |
アラートV2の有効化
プレビューでSQL Alerts V2をオンにします。
ウォークスルー
機能を有効化して、サイドメニューからアラートにアクセスします。アラートとレガシーアラートタブが表示されます。
アラートタブに切り替えて、アラートを作成します。
右上のボックスでSQLクエリーを記述します。カタログエクスプローラにもアクセスできます。
すると左側の条件からクエリー結果にアクセスできるようになるので、条件を指定します。判定を行う列(値列)やしきい値には静的な値だけでなく、集合関数を適用することができます。
また、条件を設定した状態で、テスト条件をクリックすることで、アラートが発呼されるかどうかを確認することができます。
通知先やスケジュールを設定します。Advancedでは、OK時(アラートが発呼されなくなった)さいに通知を行うかどうか、通知のテンプレートなどを設定できます。
最終的には以下のような設定になりました。
作成をクリックすることで、アラートが作成されます。
設定したスケジュールと条件に従ってアラートが送信されます。
メールの場合は以下のような形式になります。