こちらのアップデートです。
SQL作成機能の改善
SQLエディタとノートブックにおけるSQL編集体験に対して以下の改善が行われました。
- 結果テーブルに適用されたフィルターがビジュアライゼーションにも適用されるようになり、背後のクエリーやデータセットを変更することなしにインタラクティブな探索が可能になりました。詳細は結果のフィルターをご覧ください。
- SQLノートブックでは、フィルタリングされた結果テーブルやビジュアライゼーションから新たなクエリーを作成できるようになりました。フィルタリングした結果からのクエリーの作成をご覧ください。
SELECT *
クエリーの*
をホバーすることで、クエリーされたテーブルのカラムを展開することができます。- SQLエディタやノートブックエディタでカスタムのSQL書式設定が利用できるようになりました。表示 > 開発者設定 > SQL Formatをクリックします。SQL書式のカスタマイズをご覧ください。
機能名 | 概要 | 対象ユーザー |
---|---|---|
インタラクティブフィルタ | 結果テーブルのフィルタが視覚化にも反映 | 分析者・レポート作成者 |
フィルタ結果からクエリー作成 | フィルタ済み結果から新しいクエリを自動生成 | データアナリスト |
SELECT * カラム展開 | ホバーでカラム一覧を表示 | 初心者・探索的分析者 |
カスタムSQLフォーマット | 個人の好みに合わせたSQLの整形 | 開発者・SQL職人 |
インタラクティブなフィルタリング
これはデータ探索が捗ります。以下のようにクエリーを実行して可視化します。
右上のフィルターアイコンをクリックします。
フィルタリング条件を追加します。
ビジュアライゼーションが更新されました。
フィルタ結果からのクエリー作成
フィルターを適用すると可視化の右上にクエリーを作成が表示されています。フィルタリングした結果を取得するためのクエリーを新規セルに書き出してくれます。
SELECT *
のカラム展開
これは地味に嬉しい機能。SELECT *
の*
にカーソルを移動するとカラム一覧を確認できます。すべて展開をクリックすると、実際にクエリーでカラムを展開してくれます。
カスタムSQLフォーマット
こちらの記事で紹介した機能のエンハンスです。以前はファイルで指定する必要がありましたが、設定画面で設定できるようになりました。
まとめ
DatabricksのSQLエディタ改善機能は、データ分析業務を効率化します。特に、インタラクティブフィルタ機能とフィルタ結果からのクエリ作成機能は、分析者の作業フローを改善し、より迅速で正確な意思決定を支援します。