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【太治奨揮】技術選定で迷わないための3つの視点

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プロジェクトが立ち上がると、必ず議論になるのが「技術選定」。
ReactかVueか?RailsかFastAPIか?最近では「とりあえずNext.js」となりがちですが、本当にそれでいいのでしょうか。

これまで10年以上、多様な現場で開発してきた中で、「選定で迷わないために意識すべき視点」がいくつか見えてきました。今回はその中から3つを紹介します。

  1. チームの技術資産に合っているか
    トレンドの技術を使いたくなる気持ちはわかります。ですが、開発は一人では完結しません。既存のナレッジやリソースと親和性があるかどうかは、立ち上がりのスピードにも大きく影響します。

「学習コスト」よりも「継続可能性」に目を向けると、後々の運用が楽になります。

  1. スケールと保守性のバランス
    初期段階では「小さく作る」が正解。でも、そのまま大きくなるケースも珍しくありません。
    そのとき、「機能を追加しやすい構造か」「メンテが属人化しないか」は中長期で見たときに重要です。

最近では、FastAPIやtRPCなど、開発スピードと保守性を両立できるフレームワークも増えてきました。目的に応じた選択が鍵です。

  1. プロダクトのフェーズを見極める
    技術選定は「どれがベストか」ではなく、「いま何を重視するか」で決まります。

・初期検証段階:スピードと仮説検証のしやすさ
・成長段階:安定性と開発体制の拡張性
・成熟段階:保守・運用負荷の最小化

プロダクトのライフサイクルに応じて、選択肢は変わるはずです。

僕自身、過去に「流行っているから」と選んだ技術で、運用フェーズで苦労したこともあります。逆に、堅実な選定がプロジェクトを支えてくれた経験もあります。

技術選定に正解はありませんが、「なぜこれを選ぶのか」を言語化できれば、チームにとっても大きな力になります。

こんな視点が誰かの参考になれば幸いです。

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