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【第2弾】Linuxコマンド・ショートカットを復習

Last updated at Posted at 2025-03-11

■目次

1.はじめに
2.ファイル操作
 2-1.空ファイルの作成
 2-2.コマンド実行結果をファイルに保存する
 2-3.ファイルコピー
 2-4.ファイルの移動・リネーム
3.便利なショートカットキー
4.まとめ

1.はじめに

当社で以前、Linux学習者向けに下記記事を作成いたしました。

今回の記事では、前回の記事ではご紹介していない、「ファイルの操作」関連のコマンドと「便利なショートカットキー」を紹介します。

2.ファイル操作

2-1.空ファイルの作成

touchコマンドで空のファイルを作成できます。

 touch ファイル名

2-2.コマンド実行結果をファイルに保存する

リダイレクトを使用してコマンドの実行結果をファイルに保存することができます。
「リダイレクト」を使用することで、標準入力、標準出力、標準エラー出力を変更できます。標準入力を変更する場合は「<」、標準出力を変更する場合は「>」、標準エラー出力を変更する場合は「2>」を使います。
コマンド実行結果をファイルに保存する場合は基本的に「>」と「2>」を使います。
下記の例では、echoコマンドの実行結果をhello.textに出力します。

echo "文字列" > hello.txt

リダイレクトの種類は下記の通りで、出力ではNo.1からNo.7を使います。

No. リダイレクト 意味
1 コマンド > ファイル コマンドをファイルへ上書き
2 コマンド >> ファイル コマンドをファイルへ追記 
3 コマンド 2> ファイル エラーをファイルへ上書き
4 コマンド 2>> ファイル エラーをファイルへ追記
5 コマンド > ファイル名 2> &1 コマンドとエラーをファイルへ上書き
6 コマンド >> ファイル名 2> &1 コマンドとエラーをファイルへ追記
7 コマンド > /dev/null 2> &1 表示しない(表示をゴミ箱へ)
8 コマンド < ファイル ファイルの内容を標準入力へ送る
9 コマンド << 終了文字 終了文字列が現れるまで標準入力へ送る

なお、nanoやvi、vimといったテキストエディタを使用したテキストファイルを作成方法は当社で過去に作成している下記記事を参考にしてみてください。

2-3.ファイルコピー

cpコマンドでファイルのコピーができます。

同一ディレクトリ内にコピーする場合
#cp + [コピー元ファイル名] + [コピー先ファイル名]
cp hello.txt hello2.txt
別ディレクトリ内にコピーする場合
cp hello.txt ディレクトリ

また、上記2つを組み合わせて、別ディレクトリに別名でコピーする場合は下記のようになります。

cp hello.txt ディレクトリ/hello2.txt

2-4.ファイルの移動・リネーム

mvコマンドでファイルの移動・リネームができます。
ちなみにmvはmoveの略です。

ファイルを移動する場合
#mv + [ファイル名] + [移動先ディレクトリ]
mv hello.txt ディレクトリ
リネームする場合
#mv + [変更前ファイル名] + [変更後ファイル名]
mv hello.txt hello2.txt

3.便利なショートカットキー

ここでは作業効率を上げるためのショートカットキーを12個ご紹介します。

No. ショートカットキー 説明
1 1つ前のコマンド履歴の表示
2 1つ後のコマンド履歴の表示
3 Tab コマンド補完 (例)"his" + Tab = history
4 Ctrl(control) + a カーソルを先頭に移動
5 Ctrl + e カーソルを終端に移動
6 Ctrl + b カーソルを一文字戻す
7 Ctrl + f カーソルを一文字進める
8 Ctrl + d カーソル位置の文字を消す
9 Ctrl + c 実行中のコマンドを強制終了する
10 Ctrl + l 画面のテキストをクリアする
11 Ctrl + s 画面ロックしコマンド入力を制限する
12 Ctrl + q 画面ロックを解除しコマンド入力を許容する

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事がLinux学習の参考となれば幸いです。

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