ダッシュボードのアクション機能を使用して、レポート上に表示されたメンバー名をクリックするだけで、
そのメンバーの情報が表示されるレポートを作成します。
まず、適当なテストデータを用意。
No | チーム名 | メンバー | 所在地 | TEL | |
---|---|---|---|---|---|
1 | チームA | 佐藤 | 東京都 | 000-0000-0000 | test0000@**** . ** . ** |
2 | チームA | 鈴木 | 神奈川県 | 000-0000-0001 | test0001@**** . ** . ** |
3 | チームA | 高橋 | 大阪府 | 000-0000-0002 | test0002@**** . ** . ** |
4 | チームA | 田中 | 愛知県 | 000-0000-0003 | test0003@**** . ** . ** |
5 | チームA | 伊藤 | 埼玉県 | 000-0000-0004 | test0004@**** . ** . ** |
6 | チームB | 渡辺 | 千葉県 | 000-0000-0005 | test0005@**** . ** . ** |
7 | チームB | 山本 | 兵庫県 | 000-0000-0006 | test0006@**** . ** . ** |
8 | チームB | 中村 | 北海道 | 000-0000-0007 | test0007@**** . ** . ** |
9 | チームB | 小林 | 福岡県 | 000-0000-0008 | test0008@**** . ** . ** |
10 | チームB | 加藤 | 静岡県 | 000-0000-0009 | test0009@**** . ** . ** |
11 | チームC | 吉田 | 茨城県 | 000-0000-0010 | test0010@**** . ** . ** |
12 | チームC | 山田 | 広島県 | 000-0000-0011 | test0011@**** . ** . ** |
13 | チームC | 佐々木 | 京都府 | 000-0000-0012 | test0012@**** . ** . ** |
14 | チームC | 山口 | 宮城県 | 000-0000-0013 | test0013@**** . ** . ** |
15 | チームC | 松本 | 新潟県 | 000-0000-0014 | test0014@**** . ** . ** |
これを元に、レポートを作成。
1.テスト用ファイルをTabelauへ取り込み、「対象選択」のシートを作成。
1.1 Tableau の接続で、テスト用Excelファイルを選択する。「データソース」タブにて、データが取り込めたことを確認。
1.2 「新しいワークシート」タブをクリックし、「対象選択」シートを作成。行に「チーム名」、「メンバー」をセット。
1.3 「チーム名」をフィルターに指定。設定内容はデフォルト。
1.4 Tableau画面左のデータ欄にて右クリックし、「パラメーターの作成…」を選択。
1.5 名前に「対象者」、データ型に文字列を選択し、パラメーターを作成。
2. 「検索結果」のシート作成
2.1 「新しいワークシート」タブをクリックし、「検索結果」シートを作成。
行に「チーム名」、「メンバー」、「所在地」、「TEL」、「mail」をセット。
2.2 「メンバー」をフィルターに指定。「フィルターの設定」を選択し、「条件」タブにて、下記の通り設定。
※このタイミングで「対象者」パラメータに何も指定してないと、検索結果の一覧表示が消えます。
3. 作成したシートをダッシュボードに反映し、アクションの追加。
3.1 「新しいダッシュボード」タブをクリックし、表示されたダッシュボードにて、「対象選択」シートを選択。
3.2 シートの内容(チーム名・メンバーの一覧、「チーム名」フィルター、「対象者」パラメーター)がダッシュボードに表示されたことを確認。
※フィルターやパラメーターが表示されなかった場合は、チーム名・メンバーの一覧の枠を選択、
左上部に表示される矢印から、フィルターやパラメーターを選択すると指定できる。
3.3 ダッシュボードに「検索結果」シートを追加。シートの配置はお好みで。
3.4 画面上部のメニューから、「ダッシュボード」→「アクション…」を選択。
3.5 「アクション」ウィンドウにて、「アクションを追加」ボタンを選択し、「パラメーターの変更…」をクリック。
3.6 「パラメーター アクションの追加」画面で、下記の通り指定して「OK」を押す。
4.アクション実行
4.1 ダッシュボードに配置したチーム名とメンバーの一覧にて、特定メンバーの名前をクリックする。「対象者」および「検索結果」に指定したメンバーが反映されることを確認する。
メンバー名がかぶる or メンバーが多い場合などは、チーム名でフィルターして表示範囲を変更すると、見やすくなるのでおススメ。
なお、「対象者」欄に直接入力で検索結果への反映も可能。
*おまけ
ダッシュボードにて複数シート使用するときは、フィルターの下矢印→「適用先ワークシート」で指定すれば、
関連するシートに対してフィルターを有効化できます。
パラメーターはSQLなどのクエリにも組み込めるので、
・指定した内容以外の余計なデータを取ってきたくない(コスト問題)
・表示速度を改善したい
等々使えるので、ビッグデータ参照している場合などはぜひ使ってみてください。