Claude Codeの基本機能をまとめた。
ショートカットキーレベルだが参考に。
1. Shift + Tab 2回でPlanモードに入る
これを知るまで、タスクを投げたらいきなり実装が始まって、「あ、そっちじゃなくて」という修正をよくやっていた。
Shift + Tab を2回押すと、Planモードになる。読み取り専用になって、実装の計画だけを出してくれる。「この方向で進めますか?」の確認ができる。
大きめのタスクは必ずここから始めるようになった。いきなり実装させると、後から「やっぱり設計を変えたい」となったときのダメージが大きい。
2. think / think harder / ultrathink で思考量を変えられる
プロンプトにこのキーワードを入れると、Claudeが使う思考量が変わる。
think → 少し深く考える
think hard → もっと深く
think harder → さらに
ultrathink → フル出力
たとえばこんな感じで使う。
このAPIの設計、セキュリティ的な問題がないかultrathinkで確認して
軽いタスクにultrathinkを使うとトークンが無駄になるので、アーキテクチャの判断とかセキュリティまわりの確認とか、「ここだけは本気で考えてほしい」という場面で使う。
体感として、通常との差はかなりある。難しい問題ほど効く。
3. CLAUDE.mdが「一番大事なファイル」だった
最初は「プロジェクトの説明を書くファイル」くらいに思っていた。
違った。これはClaudeへの憲法だ。
# CLAUDE.md
## 絶対に触るな
- /src/legacy/ 以下(古い決済ロジック。テストなし。触ったら本番障害)
- .env ファイル(コミットしたら終わり)
## コーディングルール
- 型定義は必ずつける。anyは禁止
- エラーはconsole.logじゃなくてlogger.errorを使う
- DBを触るときはトランザクション必須
## テストについて
- 実装したら必ずテストを書く
- テストなしのコードは完成扱いしない
このファイルを書いてから、「ここ触っちゃダメって言ったじゃないですか」という事故がゼロになった。
チームで使うなら、Gitにコミットして全員で育てていくのがいい。Claudeが何か間違えたときに「次から気をつけて」じゃなくて、CLAUDE.mdに書いておく。それが積み重なっていく。
4. Hooksで「コード保存したら自動でフォーマット」を実現した
これを知ったとき、少し興奮した。
Claude Codeには、特定のイベントをトリガーにシェルスクリプトを実行できるHooksという機能がある。
たとえばPostToolUse(Claudeがファイルを書き終わったあと)に以下を設定する。
{
"hooks": {
"PostToolUse": [
{
"matcher": "Write|Edit",
"hooks": [
{
"type": "command",
"command": "prettier --write $CLAUDE_TOOL_INPUT_PATH 2>/dev/null || true"
}
]
}
]
}
}
これでClaudeがファイルを書くたびに自動でPrettierがかかる。
「Claudeのコードはだいたいきれいだけど、微妙にインデントがずれることがある」という問題が完全に消えた。CIでフォーマットエラーが出なくなった。
/hooks コマンドを打つとメニューが出てきて、GUIっぽく設定できる。JSONを直接書かなくていい。
他にも使えるHook:
-
PreToolUse→ ファイルを変更する前に確認する処理を挟む -
Stop→ セッションが終わったときに自動でコミットメッセージを生成する -
UserPromptSubmit→ プロンプトを送る前に自動で何かを付け加える
5. /install-github-app でPRレビューが全自動になった
ターミナルで打つだけ。
/install-github-app
これでGitHub Actionsのワークフローが設定される。以後、PRを出すたびにClaudeが自動でコードレビューをしてくれる。
レビュー内容はCLAUDE.mdに書いたルールに従う。「このプロジェクトではanyを禁止」と書いておけば、anyが含まれるPRには指摘が入る。
# .github/workflows/claude-code-review.yml (自動生成される)
on:
pull_request:
types: [opened, synchronize]
jobs:
claude-review:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- uses: anthropics/claude-code-action@v1
with:
anthropic_api_key: ${{ secrets.ANTHROPIC_API_KEY }}
一人開発でも、レビュアーがいない状態でマージし続けることへの心理的ハードルが下がった。
6. 画像を貼り付けられる(ただしCtrl+V)
macOSで画像を貼るとき、Cmd+VではなくCtrl+V。
これを知らなくて「なんで貼り付けられないんだ」と数週間ハマった。
使い方:
- デザインのスクショを貼って「このUIを実装して」
- エラー画面のスクショを貼って「これ何が起きてる?」
- 手書きのワイヤーフレームを写真に撮って貼り付ける
最後のやつが特に便利で、紙に書いたラフスケッチをそのままClaudeに渡せる。
7. URLをそのまま貼ると読んでくれる
プロンプトにURLを貼るだけで、Claudeがその内容を取得して読む。
https://docs.stripe.com/api/payment_intents を読んで、
このコードの決済処理を修正して
公式ドキュメントを読んで実装してもらうときに使う。自分でドキュメントを読んでプロンプトにまとめる手間がなくなる。
GitHubのIssueのURLを貼って「このIssueを修正して」もできる。
8. Claudeが作業中に次のプロンプトを入力しておける
Claudeが返答を生成している最中に、次に言いたいことを入力してEnterを押しておくとキューに入る。
処理が終わったら即座に次のタスクが始まる。待ち時間がゼロになる。
「テスト書いて」→(生成中に)「次はドキュメントも書いて」→(生成中に)「このファイルをリファクタリングして」
という連続作業が、手を離さずに流れていく。
9. サブエージェントに並列でタスクを投げる
「use subagents」とプロンプトに書くだけで、Claudeが複数のサブエージェントに仕事を分割して並列実行してくれる。
このリポジトリ全体のTODOコメントを全部探して、
優先度をつけてissueにまとめて。
use subagents
大規模リファクタリングや、複数ファイルにまたがる一括変換のときに効く。自分のコンテキストは汚さずに、サブエージェントが探索や集計をやってくれる。
さらに、bashスクリプトで並列実行もできる。
# 複数ディレクトリを同時にリファクタリング
claude -p "in /src/api fix all TypeScript errors" &
claude -p "in /src/components add missing prop types" &
claude -p "in /src/utils add JSDoc comments" &
wait
これはインタラクティブモードではできない規模のことを自動化するときに使う。
10. --resume で数日前のセッションを再開できる
claude --resume
これで過去のセッション一覧が出てきて、選んで再開できる。
「数日前にやりかけた作業に戻りたい」というときに使う。コンテキストが引き継がれているので、「あのとき何をやっていたか」をまた説明しなくていい。
--continue は直近のセッションをそのまま再開する。ターミナルがクラッシュしたとき用。
11. コンテキストが溜まってきたら /compact
長時間作業していると、コンテキストがどんどん膨らむ。70%を超えると精度が落ち始め、90%を超えると挙動が怪しくなる。
/clear で完全リセットという手もあるが、重要な情報まで消えてしまう。
/compact を使うと、会話の要点を保持したまま圧縮してくれる。「今まで何をやってきたか」のサマリーが残るので、続きの作業がスムーズ。
目安:
- 0〜70% → そのまま作業
- 70〜90% →
/compactを打つ - 90%超 →
/clearして新しいセッションで
使ってみて変わったこと
正直、最初の使い方(「コードを書いて」「修正して」)でも十分便利だった。
でも上の機能を使い始めてからは、「Claudeに作業させている間に別のことをする」という習慣ができた。HooksとGitHub Actionsで自動化できる部分が増えて、自分が判断しなければならないことに集中できるようになった気がする。
全部一気に覚える必要はないと思う。まずPlanモードとCLAUDE.mdだけ使い始めると、それだけで体験がかなり変わる。
動作確認は2026年3月時点。Claude Codeはアップデートが早いので、仕様が変わっていることがあるかもしれません。