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AI(LLM)を全く使わない人と日々活用する人が5年後それぞれどうなるのかをClaudeに予想させてみた

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「AIに仕事を奪われる」という話はよく聞く。ただ、自分はその話を聞くたびに少しモヤモヤしていた。「奪われるかどうか」より「使う人と使わない人の間に何が起きるか」の方が、現実的に重要な問いだと思うからだ。

というわけで、Claudeに直接聞いてみた。


まずClaudeに投げたプロンプト

2031年(今から5年後)を想定して、
以下の2パターンの人間がそれぞれどうなっているか予想してください。

① LLMを全く使わない人
② LLMを日々活用する人

技術的・キャリア的・スキル的な観点から、
できるだけ正直に、楽観的すぎず悲観的すぎず予想してください。

返ってきた内容が思ったより鋭かったので、まとめてみる。


Claudeの予想①:LLMを全く使わない人、5年後

「速さの差」に最初に直面する

Claudeが最初に挙げたのはスピードの非対称性だ。

同じ職種・同じ経験年数でも、AIを使う同僚の2〜3倍の時間をかけて同じアウトプットを出す状況が日常化する。これは「AIが仕事をした」のではなく、「AIを使った人が下調べ・文書化・コードの雛形作成などの補助作業を短縮した分、本質的な判断・設計・対話に集中できるようになった」結果だという。

使わない人は補助作業を全部自力でこなしながら本質的な仕事もしなければならない。パフォーマンスの差は「AIが賢いかどうか」ではなく「使う人のキャパシティの差」として表れると言っていた。これはわかる気がした。

情報収集の方法自体がズレ始める

5年後、情報収集の主流が「検索」から「AI問い合わせ」に移っている可能性が高いとClaudeは言った。

使わない人は、情報の取り方自体が時代とズレ始める。Claudeが使った例えが「メールを使わずFAXで仕事をする人」。ちょっとキツいが、否定できない。

職種によっては選択肢が狭まる

全職種で均一に影響が出るわけではないとのことで、これは少し安心した。

影響が大きいのは「定型的な文書作成・情報整理・コード生成・翻訳・初期調査などの補助的な知的作業」の比率が高い仕事。影響が小さいのは身体性・現場判断・対人関係が中心の仕事。

ただClaudeは一言添えていた。「5年前に『AIには無理』と思われていた仕事が今は自動化されています。今『影響が小さい』と言える職種も、2031年には状況が変わっている可能性があります」と。

採用の「問われ方」が変わる

スキル自体が消えるわけではないが、「AIと組み合わせたときの生産性」という尺度で評価される場面が増えるとのこと。

「AIをどう使っていますか?」という採用面接の質問が当たり前になる可能性がある、とClaudeは言った。今の「Excelは使えますか?」と同じ流れだ。言われてみれば確かにそうなりそうだ。


Claudeの予想②:LLMを日々活用する人、5年後

こっちの方が予想が面白かった。単純に「勝ち組」とは言わなかった。

「速い人」から「設計できる人」へのシフト

AIを使い始めた最初は「速さ」が前面に出るが、5年後には使っている人たちの間でさらに差が生まれているとClaudeは言った。

その差は「AIに何を指示できるか」の設計力。「コードを書いて」と言える人と、「このシステムの要件は○○で、制約は△△で、エラー処理は□□の方針で」と言える人では、アウトプットの質に大きな差がある。

「AIを使っている人の中で、指示を出す人と指示の設計者の2層に分化していく」という言い方をしていた。これは今まさに感じていることで、刺さった。

専門知識との掛け合わせが価値を決める

AIは汎用的な知識を持っている。でも「この会社のこのシステムのこの制約」は知らない。

日々使っている人が本当に強くなるのは、自分の専門知識とAIを組み合わせた場合だとClaudeは言った。「組み込みエンジニアとしての経験」×「AIの実装速度」の掛け算は、どちらか一方だけでは出せない価値を生む、と。

逆に「AIだけに頼って専門知識を育てない場合、AIが一般的な答えを出す存在に依存するだけになり、差別化できなくなる」という指摘もあった。これは正直、耳が痛い部分もある。

「自分で考える習慣」を維持できた人が5年後に強い

Claudeが一番強調していたのがここだった。

AIを日々使い続けることで「考える筋肉が落ちる」リスクがある。ルーティンの問題解決をAIに任せ続けると、自力で仮説を立てる能力が鈍る。スポーツで補助器具を使い続けたら補助なしで動けなくなった状態に近い、と例えていた。

「意識的に自分で考えてからAIに確認する習慣を持ち続けた人と、全てをAIに投げ続けた人の間に、5年後に大きな差が開く」とのこと。このシリーズ記事を書いていて自分でも感じていたことだったので、妙に納得感があった。

AIが使えない環境への耐性が落ちる

これは自分では気づいていなかった視点だった。

AIへの依存が深まると、使えない状況(ネット不通・コスト制限・セキュリティポリシーなど)でのパフォーマンスが落ちる。Claudeは「5年後のAI活用者の中で、AIなしでは基本的な設計もできない状態になっている人が一定数出てくる可能性がある」と言っていた。

道具は使い手を強化するためにある。道具に使い手が依存するのは逆転だ、と。


聞いていて一番刺さった部分

Claudeの予想の中で、個人的に一番響いたのは最後にまとめとして言っていたこれだ。

「使う量より、AIを使って何を育てているかの方が5年後を左右します。AIを毎日使っていても、その時間を『考えなくて済む時間』に使っている人と、『考えるための時間を確保するために使っている』人では、5年後の積み上がりが全然違います」

これを聞いたとき、自分がどっちに近いか、少し考えさせられた。


自分なりの結論

Claudeに聞いてみて思ったのは、「使う・使わない」の二択で語られることが多いが、実際はもっと細かい話だということだ。

使わない人が直面するのは「速度の問題」。使い続けた人の中にも「深さの問題」が待っている。そして結局、5年後に差がつくのは「AIを使って自分の頭を強くしているか、弱くしているか」のどちらかだという気がする。

このシリーズ記事を書きながら、自分がAI駆動開発に向き合ってきた過程を振り返ると、一番良かったのは「なぜうまくいかないのか」を考えさせられた失敗の数だった。AIが答えを出してくれる前に、一度自分で考える習慣だけは、これからも意識して続けていきたいと思う。


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