この記事は琉大 Advent Calendar 2019の21日目の記事です。
この時期ぐらいから3月ぐらいまでで怖いことの1つが「論文やレポート作成中にPCが壊れる」こと。
バックアップを取っていればいつ壊れても怖くないけど、ずっと外付けHDDを繋いでいるのはUSBポートの無駄遣いになってしまう...
ネットに繋がっている時にバックアップしてくれたらいいのにな...
研究とかで使っていたり、研究室とかに置いてある(あるいは使われていない)Linuxサーバーをバックアップ先にしてしまえば、論文書いてる間に勝手にバックアップしてくれる様になるのでは...!!
そもそもTimeMachineって何?
Time Machineの説明はAppleのサポートの記事にあるので、そっちに丸投げ(おい)
Time Machine は、Mac に組み込まれているバックアップ機能です。この機能を使って、App、音楽、写真、メール、書類、システムファイルなど、すべてのファイルを自動的にバックアップしておけます。バックアップしてあれば、Mac から削除したファイルでもバックアップから復元できます。Mac のハードディスク (または SSD) を消去または交換した場合でも大丈夫です。
システム環境設定の共有をいじることで、別のMacのTime Machineのバックアップ先にもなることができるらしいです。(Appleのサポートの記事)
LinuxサーバーをTimeMachineのバックアップ先にしていく
今回は以下の環境をTimeMachineのバックアップ先にしました。
- CPU: AMD Ryzen 3 2200G
- メモリ: 2GB
- ストレージ: 931GB(1TBでパーティション切ったら、フォーマットすると容量減るのを忘れて中途半端な容量に)
- OS: Ubuntu 18.04 LTS
事前にバックアップ先となるディレクトリを作成しておきます。
Netatalkというものが必要になるので、sudo apt install netatalk
で必要なパッケージをインストールします。
/etc/netatalk/afpd.conf
の最終行のコメントアウトを解除します。
# - -tcp -noddp -uamlist uams_dhx.so,uams_dhx2.so (← この行のメントアウトを解除する)
続いて、/etc/netatalk/AppleVolumes.default
の編集をしていきます。
180行付近にある
~/ "Home Directory"
をコメントアウトして、最終行に下記を追加します。
[バックアップ先のPATH] "[Time Machineのバックアップ先選択画面での表示名]" allow:[ユーザー名] cnidscheme:dbd options:usedots,upriv,tm
[バックアップ先のPATH]、[Time Machineのバックアップ先選択画面での表示名]、[ユーザー名]は実際のものに変更してください。
sudo systemctl restart netatalk.service
でNetatalkを再起動します。
後はAppleのサポートの記事の手順に従って設定してください。
その時にバックアップ先には/etc/netatalk/AppleVolumes.default
に追記した表示名のものを選択して、ユーザー名とパスワードを聞かれた場合はLinuxサーバーの該当ユーザーのユーザー名とパスワードを入力してください。
初回バックアップにはかなりの時間かかると思うので、辛抱強く待ってください。(自分の場合wi-fi経由で8時間くらいかかりました)
最後に
明日の担当は優桃原さんです。