Azure DevOps にユーザーを追加するアプリをノンコーディングで作成する (1)
はじめに
社内で Azure DevOps を使った、Xamarin アプリのビルド定義をいじったりしている関係もあって、新入社員が入社した時などに Azure DevOps にユーザーの追加を依頼されることがある。
人数や頻度も少ないので、今までは手作業でやっていたけども、だんだん面倒になってきたので、簡単なアプリを作成して、配布してメンターなどにやってもらうと考えた。
どうやって作るか
コードを書いてアプリを作るのが面倒に感じたので、今回はノンコーディングで作成する方法を考えました。幸いなことに自社では、Office 365 を利用しているため、以下の構成でアプリを作ることを考えました。
- ユーザーインタフェース
- PowerApps
- モバイル向けの画面の作成や、Microsoft Flow との連携が簡単
- PowerApps
- バックエンド
- Microsoft Flow
- Azure DevOps の REST API を呼び出して、ユーザーを登録する
- Microsoft Flow
- 利用する API
- Azure DevOps REST API
これらの要素技術を使って以下のようなアプリの構成を考えました。
PowerApps 上で、追加したいユーザーのメールアドレスを入力して、ボタンを押すと、バックエンドで Microsoft Flow が起動して、その中で REST API を呼び出し、Azure DevOps にユーザーが登録される。
Azure DevOps REST API
Azure DevOps Services REST API Referenceを調べると、以下のことが分かった。
- ユーザーを作成する API には、Users - Create が利用できる
- 認証は、Personal Access Token が利用できる
次は、PowerApps の部分に関して、記事を書きます。