BasicObjectから例外を飛ばす

別に例外に限った話じゃないですが。

RubyでプログラミングしてたらBasicObjectからクラスを定義したくなることってよくありますよね。
僕は今日初めてありました。

---

さて、Rubyの例外を送出するときは raise RuntimeError みたいなことをしてやればいいんですが、このraiseはPHPのthrowなんかと違って予約語でもなんでもなくて、Kernelモジュールで定義された、ただのメソッドです。

といふことはクラス定義の中でinclude Kernelって書いてやれば万事解決しますね ヾ(〃＞＜)ﾉﾞ☆

includeしたくないときは、::Kernel.raiseなどと直接callしてやれば利用することができます。

  class PoorClass < BasicObject
    attr_accessor :val
    def initialize (val)
      @val = val
    end

    define_method :class do PoorClass; end
    def is_a? (klass); self.class === klass; end
    def to_s; val.to_s; end
    def methods
      %i(:new is_a? to_s methods respons_to? ==)
    end
    def respond_to? (method_name)
      # ここでprintfデバッグ的なことがしたかった
      # ::Kernel.raise method_name.inspect
      methods.include? method_name
    end

    def == (other)
      other.is_a?(self.class) && self.to_s == other.to_s
    end
  end

あとがき

本文中に「今日」とあるが、この記事は長いことQiitaの下書きに眠ってたので、いつ書いたのかまったく覚えてない。何の動機があってBasicObjectなんて使ったのかもさっぱり記憶にない…