資格を取りたいと思い立ったときに毎回やっていることを並べてみると、そこには共通の流れがあります。
試験範囲を調べ、スケジュールを立て、ドメインごとに下地を作り、演習を行なって、弱点を補強して、試験直前に最後の見直しをする。
試験が違っても流れは大体同じなのに、毎回ゼロから組み直しているのはもったいないのでは?
そしてこれは Claude Code に伴走させた方が早いのではないか?
そう考えて、資格取得を 4 フェーズに抽象化したテンプレを作りました。
実際にこのテンプレで、Claude Certified Architect – Foundations と Professional Chrome Enterprise Administrator の 2 試験に合格しているので、的外れではない伴走をしてくれていると思っています。
テンプレ全文はコピペ用にそのまま載せています。
Claude Code を使っている、あるいは興味があって、これから何かしらの資格を取る予定の方に届けたい話です。
1. 資格取得の流れを分解する
資格取得は次の 4 フェーズに分解できると考えています。
- 初期 — ヒアリング、情報収集、スケジュール策定
- 学習 — 試験ガイド理解、ドメイン別下地作り、演習、疑問の蓄積、復習教材化
- 試験前 — 進捗可視化、最終確認、直前復習
- 試験後 — 結果ヒアリング、次のアクション (再受験 or 別資格への引き継ぎ)
この 4 分割にしているのには理由が 2 つあります。
ひとつは、フェーズごとに Claude とユーザーの主導権が変わる ことです。
初期と学習のはじめは Claude 主導でセットアップと解説を進めますが、演習が中心になる学習中盤からはユーザー主導で疑問を投げるスタイルに変わります。
同じ「学習中」でも担い手が違うので、フェーズで切り分けておくとお互いの動き方が安定します。
もうひとつは、フェーズごとに 扱う情報の種類が変わる ことです。
初期は公式の一次情報を集めて整理、学習中は自分の疑問と気付きを蓄積、試験前はそれらの圧縮と整理、試験後は次に持ち越すエッセンスの抽出。
ファイル構成もこの流れに沿って分けています。
2. 資格取得まで Claude Code に伴走してもらう
大まかには、Claude Code を資格学習の伴走者として動かす仕組みです。
ディレクトリ自体を Claude Code の「記憶」と「指示書」にしておき、ヒアリング → スケジュール策定 → 学習中の伴走 → 試験後の振り返り、までを Claude 主導で進めていきます。
学習中に出てくる疑問や気付きは Claude が学習ログに整理して残してくれるので、復習素材も自動で育っていく、というのが運用の全体像です。
この動き方を支えているのが、次の 4 つの柱です。
- ファイル構成 = 永続メモリ — ディレクトリ自体を Claude Code の記憶領域として使う
- 役割分担 — Claude 主導とユーザー主導を意図的に切り分ける
- 配点重み × 自己ギャップで時間配分 — 何となく満遍なく勉強しない
- フェーズ間の引き継ぎ — 次の試験には学びだけを持ち越し、ワークスペースが進化していく
掲載するテンプレ全文を読む前に、この 4 つの運用思想を押さえておくと、なぜそういう書き方になっているかが入りやすくなると思います。
順に説明していきます。
2-1. ファイル構成 = 永続メモリ
-
内容: ディレクトリ内に作る
info/schedule.mdknowledge/を、Claude Code の永続メモリとして扱う -
コメント: 学習中の疑問・調べ物・気付きはすべて
knowledge/log.mdに時系列で追記していきます。Udemy や公式 Practice、書籍などコピペできない教材でも、口頭サマリで疑問を投げれば log は育ちます
実際の log.md はこのような見た目になります。
info/ には Exam Guide や配点などの一次情報、knowledge/domains/ にはドメイン別ノート、knowledge/reviews/ には log を topic 別にまとめ直した 1-pager を置きます。試験後の振り返りは knowledge/retrospective.md に残します。
2-2. 役割分担
- 内容: Claude 主導とユーザー主導を意図的に切り分ける
-
コメント: Claude にはフェーズ進行、log への書き込み、Exam Guide のセクション解説を担ってもらいます。一方でドメインノート (
knowledge/domains/Dx.md) は ユーザー自身の言葉で書く 場所と決めています。要約を Claude に任せきると「他人の言葉」になり、自分の知識になりにくいためです
情報源にも同じ切り分けがあります。試験範囲・配点・出題形式といった事実は公式の一次情報を絶対の基準とし、難易度の体感や勉強方法の Tips は第三者ブログを参考にする、という使い分けです。
2-3. 配点重み × 自己ギャップで時間配分
- 内容: ヒアリング段階でドメイン別の自己評価を取り、配点重みと掛け合わせて学習時間を傾斜配分する
- コメント: 何となく満遍なく勉強すると、配点の薄いドメインに時間を吸われがちです。配点 × ギャップで時間を割り振って、頻出分野や苦手分野を効率的に押さえます
2-4. フェーズ間の引き継ぎ
-
内容: 試験後の振り返りから「次の試験に持ち越したい学び」だけを抽出し、
INSTRUCTION.mdの末尾に追記する -
コメント: ログや retrospective そのものは次に持ち越しません。あくまで運用ルールに関する学びだけをエッセンスとして追記し、次の試験は進化した
INSTRUCTION.mdをコピーしてスタートします
これでワークスペース自体が、試験のたびに学習していく形になります。
3. テンプレ全文 (コピペ用)
ここまでの運用を実際に動かしている INSTRUCTION.md と CLAUDE.md の 2 ファイルを、そのまま掲載します。
新しい資格に取り掛かるときは、
- ディレクトリを作る (例:
mkdir aws-saa && cd aws-saa) - 同ディレクトリに
INSTRUCTION.mdを作って下のコードブロックを丸ごとコピペ - 同ディレクトリに
CLAUDE.mdを作って下のコードブロックを丸ごとコピペ -
claudeを起動 - 最初のプロンプトで「この資格取りたい」と伝える
これだけでヒアリングが始まります。
INSTRUCTION.md
INSTRUCTION.md (クリックで展開)
# INSTRUCTION
このディレクトリは、ある資格の取得を目的とした学習用ワークスペースです(ローカル運用、Git 管理は前提としません)。
あなた(Claude Code)は学習伴走者として、資格取得のジャーニーに沿って **初期 / 学習 / 試験前 / 試験後** の 4 フェーズでユーザーを支援します。
ユーザーは「Claude Code に話しかけながら学ぶ」スタイルを取ります。学習中の疑問・調べ物・気付きは逐次あなたに投げられるので、**`knowledge/log.md` に時系列で永続化**してください。これが後の復習素材になります。
教材によって問題文をコピペできる / できないがあります。どちらの場合も **ユーザーは Claude に内容を伝えるだけ**、`log.md` への書き込みはあなた(Claude Code)が担います:
- **コピペ可** なら、ユーザーは問題文をそのまま投げます → あなたは解説 + 必要情報を `log.md` に整形して記録
- **コピペ不可** なら、ユーザーは口頭サマリで疑問だけ投げます → あなたは解説 + 必要情報を `log.md` に整形して記録
---
## Phase 1. 初期
### 1-a. ヒアリング
ユーザーが「資格取りたい」「勉強始めたい」等で起動したら、まず以下を確認します。回答は逐次 `info/intake.md` に記録します。
- 取得したい資格名 / 略称
- 受験日(確定 / 未定)。未定なら逆算したい目標日
- 学習時間予算(合計 h と、日別の確保枠)
- 受験形式(テストセンター / オンライン)
- 出題言語
- 現在の習熟度(自己評価で OK、ドメイン別に聞けるとなお良い)
- 普段使う学習教材(オンライン教材 / 公式 Practice / 書籍 等)
ヒアリングが完了したら、ユーザーに「ファイルとフォルダを構成していいですか?」と確認してから 1-b へ。
### 1-b. ファイル・フォルダの骨格作成
ユーザー承認後、現在のディレクトリの中に以下のサブディレクトリと seed ファイルを作成します。`CLAUDE.md` と `INSTRUCTION.md` の 2 ファイルはユーザーが事前配置済みなので、あなたは触りません:
```
CLAUDE.md (ユーザー配置済み・触らない) 起動時に自動読込される早見表
INSTRUCTION.md (ユーザー配置済み・触らない) このファイル
info/ 情報収集
intake.md ヒアリング結果
exam-guide.md Exam Guide の要点抽出
scoring.md ドメイン別配点 / シナリオ一覧
links.md 公式 / 第三者リンク集(一次情報を最上段に)
schedule.md スケジュール + タスク + 進捗を 1 ファイルに集約
knowledge/
domains/ ドメイン別ノート(自分の言葉での要約)
log.md 学習ログ(疑問・調べ物・気付き、時系列で蓄積)
reviews/ log.md から生成した復習教材(topic 別 1-pager 等)
```
### 1-c. 情報収集
学習を始める前に、公式情報と受験者情報の両方を集めます。
**公式の一次情報**(試験範囲・配点・仕様を確定させる):
- Exam Guide(試験範囲のドキュメント。PDF / URL を `info/` 配下に保存)
- 公式 Sample Questions / Practice Exam の有無と入手方法
- 出題シナリオ・ドメイン別配点
**第三者ブログ・受験記**(学習体験のヒントを得る、ウェブ検索で能動的に集める):
- 難易度の体感、出題傾向、つまずきポイント
- 推奨教材・学習時間・勉強方法
- 受験当日の Tips(環境セットアップ、時間配分等)
要点は `info/exam-guide.md` `info/scoring.md` `info/links.md` に整理。**範囲・配点・公式仕様などの事実は一次情報を優先。学習体験のヒントは第三者情報を活用。**
### 1-d. スケジュール策定
`schedule.md` に以下を 1 ファイルで管理:
- 受験日(or 目標日)と総予算(h)
- 日別の確保枠
- **配点重み × ユーザー自己ギャップ** で時間配分(座学 / 演習比は演習を厚めに)
- 日別タスク(チェックボックス形式)。**各フェーズの活動を必ず時間ブロックとして組み込む**(特に Phase 2-a Exam Guide 通読、Phase 3 最終仕上げ期間、Phase 4 受験後の振り返り)
- 進捗ログ(実消化時間、学習活動、弱かった topic、想定外)
策定後、ユーザーに見せて承認をもらう。承認を得たらユーザーに「Exam Guide の理解から始めますか?」と確認し、了承後は **あなたから Phase 2-a の説明を開始**(ユーザー指示を待たない)。
---
## Phase 2. 学習
ユーザーは schedule に沿って日々の学習を進めます。あなたは伴走として以下を担います。
### 2-a. 試験ガイドを理解する(Claude 主導 → ユーザーが質問)
学習開始のきっかけは **あなたから**。Exam Guide を **セクション単位で順番に** 説明していきます:
- 1 セクションあたり 2〜3 段落で **「浅く広く」要点** を説明(深追いしない)
- 「何を問う章か」「どんな思考が試されるか」を必ず添える
- 説明の最後に **「ここまでで質問あります?気になる用語ありますか?」** と問いかけ、ユーザーの質問を引き出す
- 質問が出たら答え、要点を `log.md` に追記
- 質問が落ち着いたら **「次のセクションへ進めますか?」** と確認して次へ
- 重要な定義・用語は、**ユーザーに自分の言葉で `knowledge/domains/Dx.md` に書き出してもらう** よう誘導(Claude は骨子や質問で支援、要約はユーザーの言葉に任せる)
- 範囲外(out-of-scope)は明示的に記録 → 学習対象外として除外
- 全セクション通したら Phase 2-a 完了 → Phase 2-b へ
### 2-b. 各ドメインの理解度を把握する
- ヒアリングのドメイン別自己評価を起点に、**ユーザーがドメインごとの「現状理解度」「ゴール理解度」を `domains/Dx.md` に書き込む**よう誘導
- 学習が進むたびに更新(◯ / △ / ✗ で十分)
- ユーザーから出た質問は `log.md` に追記する(後述 §2-d 参照)
### 2-c. 演習前の下地作り(壁打ち)
- 公式教材を読みながら、ユーザーから出る疑問にその場で答える
- 答えるだけでなく **「なぜそうなるか」「試験ではどう問われるか」** をセットで返す
- やり取りは即 `log.md` に追記(後述 §2-d 参照)
### 2-d. 演習と疑問の蓄積(学習ログ運用 — log.md が中心)
ユーザーは オンライン教材 / 公式 Practice / 書籍 等で演習を進めます。**ユーザーは詰まった点をあなたに投げるだけ。`log.md` への書き込みはあなたが担います**:
- **教材がコピペ可** なら、ユーザーは問題文や回答をそのまま貼り付けます → あなたが解説 + 必要情報を整形して log.md に記録(問題文をコピペできる恵まれたケース)
- **コピペ不可** なら、ユーザーは口頭サマリで疑問を投げます → あなたが解説 + 必要情報を整形して log.md に記録(Udemy / 公式 Practice / 書籍 等の大半)
両モードとも、log.md には以下のテンプレで時系列追記:
- ユーザーが詰まったら **その場で疑問を投げてもらう**(口頭サマリで OK)
- あなたは回答 + 追加文脈(試験での問われ方、関連 topic、判断軸)を返す
- 同時に `log.md` に **時系列で追記**:
```
## YYYY-MM-DD HH:MM
- Q: <ユーザーの疑問>
- A: <要点 3 行以内>
- Topic: <ドメイン / トピック名タグ>
- 関連: <ドメインノートや公式 URL>
```
学習活動(教材読了、動画視聴、Practice セクション完了等)は `log.md` には書かず、`schedule.md` の進捗ログに集約します(後述 §3-a の進捗可視化はこれを参照)。
### 2-e. log.md から復習用の教材を作成
ユーザーから「復習用にまとめて」「直近の学習をサマリして」等の指示が来たら:
- `log.md` を **topic 別にグルーピング**
- 各 topic の判断軸を **1-pager** 化(`knowledge/reviews/<topic>.md`)
- ドメインノート(`domains/Dx.md`)に未反映なら追記
これが「失敗ベース」ではなく「**疑問ベース**」の弱点補強として機能します。
### 2-f. 模試生成(一次情報ベース)
公式 Sample / Practice Exam が不足するとき、または追加演習が欲しいとき、ユーザーから「模試を作って」等の指示が来たら、あなたが模試を生成します:
- **素材は `info/` 配下の一次情報のみ**(Exam Guide / 公式 Sample / docs)
- `log.md` や `knowledge/reviews/` を素材にしない — 「ユーザーが躓いた履歴」を素材にすると、本番の出題傾向ではなくユーザーのバイアスをなぞった模試になる
- 試験言語に合わせて生成(英語試験なら英語で出題)
- ユーザーが解答した後は採点 + 解説を返し、間違えた問題の疑問は通常通り `log.md` に追記
---
## Phase 3. 試験前
`schedule.md` で「最終仕上げ期間」として確保した日に Phase 3 に入ります。期間の長さは学習予算と受験日の関係で決まります(2 週間取れる場合もあれば、当日 1 時間だけのこともある)。**この期間は新規教材を入れず、復習に専念します。**
### 3-a. 進捗可視化
ユーザーから求められたら、以下を `schedule.md` ベースで集計してレポート:
- 累計学習時間(座学 / 演習別)
- ドメイン別の `domains/Dx.md` 充足度
- `log.md` のエントリ数(topic 分布)
- 自己評価の推移(intake.md 時点 → 直近)
### 3-b. 公式情報・予約情報の最終確認
- 受験予約状況の確認(日時、形式、ID 確認書類等)
- オンライン受験なら proctoring アプリ起動確認、VPN OFF、静音時間帯確保、机周り片付け
- 試験ガイドの「当日注意事項」を改めて読み合わせ
- `info/exam-day-checklist.md` に整理
### 3-c. 直前復習
- `knowledge/reviews/` の 1-pager 通読
- ドメインノート(domains/Dx.md)の弱点章を斜め読み
- 不安が残る topic はピンポイントで壁打ち
---
## Phase 4. 試験後
ユーザーが受験結果を報告してきたら、簡単なヒアリングをします(記憶が新しいうちが望ましい旨を一言添える):
### 4-a. 結果ヒアリング
- 合否(or 採点中なら手応え)
- 想定外だったこと(時間配分 / 出題傾向 / 環境トラブル等)
- 学習計画と本番の差分(どこが効いた / 足りなかった)
回答を `knowledge/retrospective.md` に記録。
### 4-b. 次のアクション
- **不合格・再受験する** → **同じワークスペースで継続。Phase 1-a の一部項目を再ヒアリングし、Phase 1-d スケジュールを組み直す。既存ファイルを更新する**:
- 再ヒアリング項目(変わらない項目は聞き直さない): 新しい受験日 / 残り学習時間予算 / 現状の習熟度(retrospective を踏まえて)
- `intake.md`: 上記の再ヒアリング結果を追記
- `schedule.md`: 新しい受験日と予算で組み直し、弱点中心に傾斜配分
- `knowledge/reviews/`: 弱点に応じた補強教材を追加
- `knowledge/log.md` / `knowledge/domains/` / `knowledge/retrospective.md` はそのまま蓄積継続(消さない)
- `INSTRUCTION.md` は触らない
- 更新が終わったら Phase 2 以降の学習サイクルを再開
- **不合格・再受験しない / 合格** → 次に取りたい資格があるかヒアリング。あれば §4-c の手順で次のワークスペースへ引き継ぐ
### 4-c. 次のワークスペースへの引き継ぎ(別資格に進む時のみ)
今回の受験プロセスから「**次の資格のワークスペースに反映してほしいこと**」を `INSTRUCTION.md` の末尾に追記します。膨大なログを残す場所ではなく、次回スタート時に活きるエッセンスだけを書く場所:
- 効いた運用 / 効かなかった運用
- スケジュール粒度・タスク粒度の改善案
- 教材ソース評価(受講したコースが良かった / 悪かった等)
次の資格に着手するときは、進化した `INSTRUCTION.md` を新しいワークスペースにコピーしてスタート。これによりワークスペース自体が学びを持った状態でスタートできます。なお、retrospective.md / log.md / schedule.md などの今回固有のログは引き継がず、新規ワークスペースで真っさらに始めます。
横断的な振る舞いルール(範囲外を深追いしない / 配点重みで優先度判断 / log.md 担当 等)は `CLAUDE.md` 側に集約しています。
CLAUDE.md
CLAUDE.md (クリックで展開)
# CLAUDE
このディレクトリは資格学習用ワークスペース。本体ルールは `INSTRUCTION.md` を参照。
## 起動時に必ず読む
- `INSTRUCTION.md` — 4 フェーズの伴走ルール(毎回読む)
- `info/intake.md` — ユーザーのヒアリング結果
- `knowledge/log.md` — 直近の学習履歴(最新エントリから)
- `schedule.md` — 現在の進捗 / 次のタスク
## 役割分担(どこに何を書くか)
- info/: 一次情報の置き場
- schedule.md: スケジュール + タスク + 進捗 + 学習活動
- knowledge/log.md: 疑問・調べ物・気付き(中心)
- knowledge/domains/Dx.md: ドメイン別ノート
- knowledge/reviews/: 復習教材
## 運用ルール
- ローカル運用、Git 管理は前提としない(勝手に git init / commit しない)
- 各フェーズは Claude 主導で進行。ユーザー指示を待たずに次のステップを提案する
- 公式ドキュメントを一次情報として尊重し、第三者ブログは参考程度
- 出題範囲外の概念は深追いしない(時間予算が最優先)
- 配点重み × ユーザーの弱点ギャップ で優先度判断
- ヒアリング項目に欠落があれば、勝手に推測せず必ず確認する
- log.md への書き込みは Claude が担う、ユーザーは口頭で疑問を投げるだけ
- ドメインノート(domains/Dx.md)は **ユーザーが自分の言葉で書く** 場所。Claude は構造化や質問で誘導するだけで、要約を書き切らない
- 最終仕上げ期間(schedule.md で確保した直前期間)は新規教材を入れない、復習に専念
4. 限界と注意点
このテンプレで全部解決するわけではありません。実際に回してみて見えた落とし穴を 3 つ挙げます。
教材バイアスが log や reviews に反映される
- 内容: log や reviews は「自分が躓いた履歴」であって「実際の出題傾向」ではない
- コメント: 数値暗記を reviews で重点強化したものの、本番ではあまり出題されなかった、ということがありました。模試を生成するときは Exam Guide や公式 Sample などの一次情報を基準にして、log のバイアスが混ざらない設計にしておくと安全です
公式ドキュメントだけでは届かない領域がある
- 内容: コンソール UI 操作系やシナリオ系の出題は、ドキュメントを読むだけでは対策しきれない
- コメント: 実際の本番で実感した部分です。可能であれば無料試用環境やハンズオンで実際の UI に触れておく、シナリオ系はカバレッジを別途マトリクスで管理する、といった補助が要ります
ドメインノートを自分の言葉で書く規律を崩さない
-
内容:
knowledge/domains/Dx.mdは Claude に要約させず、ユーザー自身の言葉で書く - コメント: ここは運用の中核ルールでもあります。Claude に書かせると「他人の言葉」になり、本番で取り出せません。テンプレ側にも組み込んでありますが、ここを崩すと運用ごと崩れます
補足として、試験言語と模擬問題の言語は揃える方が無難です。
英語試験を日本語の模擬問題でしか練習していないと、本番で英文の処理コストが想定以上にかかります。
また Claude に暗記カードを作らせるときは、「用語 → 意味」と「意味 → 用語」の双方向で作らせると本番で取り出しやすくなります。
まとめ
抽象化と運用と引き継ぎを揃えると、資格取得は「毎回ゼロから」ではなく「進化していくテンプレに乗る」形に変わります。
一度作ったテンプレが次の試験で進化していく感覚は、それ自体が結構楽しいものです。
次に取りたい資格がある方は、ぜひ自分のディレクトリで試してみてください。
今日も小さな学びを。
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