はじめに
Workatoを長い間運用していると、未使用のレシピやコネクション、その他アセットが増えてしまいがちです。また、そのまま放置し続けると、それらのリソースが削除できるかどうかの判断が難しくなります。
今回は、削除可能なレシピやコネクション、その他アセットをどのように特定していけば良いかについてTipsをまとめてみました。
作業の前に
本作業を進める前に、以下の対応を行うことをお勧めします。
- メンテナンス期間の設定(メンテナンス期間に作業を実施する)
- 関係者へのアナウンス(レシピビルダー=レシピ作成あるいはメンテナンスされている方へアナウンス)
1.長い間動作していないレシピの特定と削除
まず、Assetsの Recipe
- Active
を選択します。
次に、表示順を Last activity
にし、その中からレシピのスタート時期が古い順に確認を進めていきます。
最後に実行された時期を確認します。このレシピの場合、今年の6月(現在は12月)から一度も実行されていないため、削除候補として検討します。
削除によって他のレシピへの影響がないか、依存関係を確認します。
Setttings
- View Dependencies
をクリックします。
以下のように依存関係を確認することができます。依存関係がある場合は、当レシピを依存元/先のレシピのアクションから削除するか、あるいは依存するレシピを全て確認のうえ、問題なければ関連する全てのレシピを削除します。
なお、判断に迷う場合は、そのレシピのレシピビルダーへ確認してから進めましょう。
2.停止しているレシピの特定と削除
Assetsの Recipe
- Inactive
で確認することができます。
Inactiveから時間が経過しているレシピや、作成されてからかなりの時間が経過したNever activeなレシピは、速やかに削除していきましょう。
判断に迷う場合は、そのレシピのレシピビルダーへ確認してから進めましょう。
3.未使用のConnectionの特定
本作業の前に、上記1,2を進めておきます(確実に削除可能なものを特定するため)
1)Connected より未使用のConnectionの特定
まず、Assetsの Connection
- Connected
をクリックします。
Recipe Count
でソートし、一覧を確認します。「0 Recipes」となっているConnectionは、どのレシピでも使用されていないため、削除しても問題ありません。
2)Disonnected より未使用のConnectionの特定
まず、Assetsの Connection
- Disconnected
をクリックします。
上記1)と同様の確認を行います。
4.未使用のアセット(レシピ、Connection以外)の特定
まず、Dashboard
をクリックします。
次に、 Dependency Graph
をクリックします。
Assetsより、未使用のアセットを確認したい機能を選択します。
アセットを1つずつ確認します。
以下のように1つしか表示されない場合は、どこにも使用されていないアセットですので、削除しても問題ありません。
以下のように、アセットにたいして何らかのレシピ等が接続されている場合は、現在使用されている可能性の高いアセットであると判断することができます。