LoginSignup
0
1

More than 1 year has passed since last update.

Homebrew + anyenv + nodenv でNode.jsをインストール

Last updated at Posted at 2021-10-27

転職とともにアウトプットする機会がガクンと減ってしまい、このままじゃまずいぞということで自分用に少しずつ記事を投稿していくことにしました。
今回はNode.jsのバージョン管理をnodenvで、nodenvの管理をanyenvでする方法をメモしていきたいと思います。

環境

macOS Big Sur 11.3.1

手順

  1. Homebrewのインストール
  2. anyenvのインストール
  3. nodenvのインストール
  4. Node.jsのインストール

Homebrewのインストール

まずはHomebrewをインストールしてきます。
HomebrewとはmacOS上で動作するパッケージ管理システムです。(windowsでは動作しません)
パッケージ管理システムとは、各種ソフトウェアのインストールやアンインストール、また、ソフトウェア同士やライブラリとの依存関係を管理してくれるシステムのことです。
どこが便利なのかというと、ブラウザなどから直接ダウンロード → インストールをしてくると、最新バージョンがリリースされた際に再度ダウンロード → インストールをしなければなりません。
その際に、前のバージョンの関連ファイルを削除する必要があったり、削除するにもどれが関連ファイルなのかを見分ける必要があります。
そんな手間をコマンドひとつで自動でしてくれるのが、パッケージ管理システムです。

まずはインストールされているか確認します。

brew -v

入っていなければインストールします。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

無事に入ったか再度確認します。

brew -v

バージョンが表示されたらインストール完了です。

Homebrew 3.2.16
Homebrew/homebrew-core (git revision f32b02f82ba; last commit 2021-10-13)
Homebrew/homebrew-cask (git revision 5b3abdb847; last commit 2021-10-13)

anyenvのインストール

次にanyanvをインストールします。
anyanvとはNode.jsでnodenvを、Rubyならrbenvを、といったように、言語のバージョンを管理してくれる **env たちを管理するものです。
なぜ言語のバージョンを管理する必要があるのかというと、例えば、プロジェクトAで使用するNode.jsのバージョンがv13系で、プロジェクトBのNode.jsのバージョンがv14系だった場合、プロジェクトAからBへ作業を切り替える際にv14系へアップデートをする必要があります。
また逆に、プロジェクトAの作業に戻る際はv13系に戻さなくてはなりません。
このような面倒な作業をコマンド一つでやってくれるのがnodenvで、そのnodenvを管理してくれるのがanyanvなのです。複雑・・・!

Homebrewを使ってインストールしてみましょう。
(GitHubからダウンロードしてインストールすることも可能です。)

brew install anyenv

anyenvを初期化します。

anyenv install --init

パスの設定をします。(zshの場合)

echo 'eval "$(anyenv init -)"' >> ~/.zshrc

シェルを再起動します。

exec $SHELL -l

以上でインストール完了です。

nodenvのインストール

次にnodenvをインストールします。
nodenvとはNode.jsのバージョン管理ツールです。プロジェクトを移動するだけでNode.jsのバージョンを自動で切り替えることができます。

anyenvからインストールをします。

anyenv install nodenv

シェルを再起動します。

exec $SHELL -l

確認してみます。

nodenv

下記のようにバージョン番号等が表示されれば成功です。

nodenv 1.4.0+3.631d0b6
Usage: nodenv <command> [<args>]

Some useful nodenv commands are:
   commands    List all available nodenv commands
   local       Set or show the local application-specific Node version
   global      Set or show the global Node version
   shell       Set or show the shell-specific Node version
(省略)

Node.jsのインストール

最後にNode.jsをインストールして、バージョンを切り替えてみます。
Node.jsとは、もともとブラウザ上で動くJavaScriptをパソコン(OS)上でも動かせるようにする技術です。
BabelでJavaScriptをES5に変換したり、SassをCSSにコンパイルしたり、webpackでバンドルしたりなど、フロントエンド開発には欠かせないものとなっています。

まずはインストール可能なバージョンのリストを確認します。

nodenv install -l

インストールしたいバージョンを記述してインストールします。

nodenv install (インストールしたいバージョン)
# nodenv install 14.17.5

インストールが完了したらバージョンを確認してみましょう。

node -v

指定したバージョンが表示されれば完了です。

v14.17.5

Node.jsのバージョン切り替え方法

まずは指定したいプロジェクトへ移動します。

cd (プロジェクトへのパス)

ローカル指定でバージョンを設定します。

nodenv local 14.17.5

上記のlocalコマンドを実行すると、.node-version ファイルが作成されます。
.node-version を開いてみると、プロジェクトで使用するNode.jsのバージョンが記述されているかと思います。
nodenvは .node-version がある場合、そのバージョンのNode.jsを使用するよう自動で切り替てくれます。

最後に

今までは先輩に教わってなんとなくでやっていたNode.jsのバージョン管理でしたが、文章にまとめてみることで理解度が増した気がします。
また、この記事を作成している途中で Volta というものがリリースされていることを知りました。Volta はなんと Windows・Mac・Linux と、どのOSでも作動するみたいです。今まではMacユーザーしかいない環境だったのですが、Windows多数の環境に変わったので便利そうだなーと思いました。
もう少し情報収集をしてみて、良さそうだったら試してみようかと思います^^
それではまた!

参考記事

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1