概要
$\rm\LaTeX$を用いて論文のように全2段組で書く方法
書き方
\documentclass[a4j,twocolumn]{jarticle}
表だけ1段組で書く
\begin{table},\end{table}
の代わりに\begin{table*},end{table*}
を使う.
\begin{table*}
…%いつも通りの表の内容を書く
\end{table*}
図だけ1段組で挿入する
\begin{figure},\end{figure}
の代わりに\begin{figure*},end{figure*}
を使う.
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\begin{document}
…
\begin{figure*}
\centering
\includegraphics[width=\linewidth]{hoge.png}
\caption{fuga}
\label{piyo}
\end{figure*}
…
\end{document}
ちなみに,width=\linewidth
と書くことで図をページの幅基準で出力してくれるので2段組の際にはおすすめ.
#おまけ
##2段組の間にある空白の幅を調整する方法
\documentclass[a4j,twocolumn]{jarticle}
\setlength{\columnsep}{3zw}%ここを任意の幅にする.
…
\begin{document}
…
\end{document}
3zwは,全角文字で3文字分の幅を開ける設定.
##sectionだけどsection番号をつけない方法
「概要」などの時におすすめ.
\section*{hoge}
jreport形式の際に「関連図書」を「参考文献」へ書き換える方法
\documentclass[a4j]{jreport}
\renewcommand{\bibname}{参考文献}
\begin{document}
…
\begin{thebibliography}{9}
\item hoge
\bibitem[label] fuga
\end{thebibliography}
\end{document}
ちなみに
-
\begin{thebibliography}{9}
の9は,参考文献の数が1~9個である場合に使う.参考文献の数が2桁の時は99と書く. -
\item
は,単純に参考文献を並べる時に使用する. -
\bibitem[label]
は,本文中に参考文献番号を書く時に利用する.
本文中には\cite[label]
と書く.