Xcode6.1.1で開発したアプリをAdHoc配布（Webインストール）する方法 #iOS

AppStore 登録前の iOSアプリを Ad-Hoc で配布してインストールする方法
こちらのサイトを参考させていただきました。

ただ、Xcodeのバージョンが上がり、若干やり方や画面の操作方法が異なっていたため、
Xcode6.1.1で実際にやった方法をキャプチャ付きで載せときます。

[6. 配布するアプリデータを作成]の[2）実機を接続]までは一緒なので、そこから先の設定を説明します。

アーカイブファイルの作成

選択可能な項目として、[Validate],[Submit],[Export]がありますので、
[Export]をクリックしてください。

次に、上記のような画面が表示されるので、[Save for Ad Hoc Deployment]を選択してください。

次に、アカウント選択画面が表示されるので、適切なアカウントを選択してください。
多分デフォルトで選択してあるアカウントで大丈夫のはずです。

次に、アプリのサマリーを表示する画面が表示されるので、[Export]を押してください。
Provisioningとして、[Xc Ad Hoc]というものが選択されています。
自分で設定した記憶がないのですが、これで問題ないらしいです。

最後にファイルの出力場所を選択し、ipaファイルを出力します。

plistファイルの作成

Xocdeの前のバージョンでは、plistも一緒に出力されたらしいですが、新しいバージョンは出力されません。
なので、plistを作ります。

manifest.plist

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
    <key>items</key>
    <array>
        <dict>
            <key>assets</key>
            <array>
                <dict>
                    <key>kind</key>
                    <string>software-package</string>
                    <key>url</key>
                    <string>https://XXXX.co.jp/XXXXX.ipa</string>
                </dict>
            </array>
            <key>metadata</key>
            <dict>
                <key>bundle-identifier</key>
                <string>XXXXXXXXXX</string>
                <key>bundle-version</key>
                <string>4.0</string>
                <key>kind</key>
                <string>software</string>
                <key>title</key>
                <string>appName</string>
            </dict>
        </dict>
    </array>
</dict>
</plist>

[XXXXXX]部分を変更してください。

これで、ipaファイルとplistファイルの準備ができました。

公開用ページの作成

次に、Webサイト公開用のページを作成します。

index.html

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta name="viewport" content="width=device-width"/>
  <meta charset="utf-8">
  <title>Ad-Hoc ダウンロード</title>
</head>
<body>
<h1>Ad-Hoc ダウンロード</h1>
<a href="itms-services://?action=download-manifest&url=https://XXXX.co.jp/app.plist">ダウンロード</a>
</body>
</html>

作成したipaファイルとplistファイル、index.htmlをWebサーバにアップロードします。

その際に、必ずhttpsに対応してる環境においてください。
http環境だとindex.htmlにアクセスしたタイミングで、エラーのポップアップが表示されます。

後、当たり前ですが、配布先デバイスとして登録したアプリでしか動きません。
アプリのダウンロードはできるみたいですが、インストールで失敗します。
追加で、safariで公開ページにアクセスしてください。

その他参考にさせていただいたサイト一覧です。

参考：

iOSアプリ解発 - xcode6 のAdHoc挙動にご注意(限定配布のはずが限定ではない!)
【悲報】iOS7.1から企業内アプリ配布(Enterprise In-House)にSSLが必須となった模様
 xCode6 how to export an app with .plist for enterprise distribution?

index.htmlとmanifest.plistをgit上にあげましたので、
ご自由にお使いいただければと思います。こちらです。

以上です。