はじめに
プロンプト入力で本当に腱鞘炎になるかはさておき、確実に手も(頭も)疲れます。 そこで、プロンプトを入力する手間を大幅に省けるブラウザ拡張機能を作りました。
その名も、「Invoke Prompt from Templates」です。 よく使う典型的なプロンプトや、質の高いプロンプトを、テンプレートからサクッと呼び出すことができます。
拡張機能の概要
この拡張機能は以下のサイトで動作します。
- ChatGPT
- Gemini
- Claude
入力欄で # を入力するとサジェストが表示され、選択したテンプレートがその場に挿入されます。「プロンプトを管理しつつ、必要な時に一瞬で呼び出す」というのが特徴です。
デモ
今回はデモとして、友人のグリルさんから許可をいただき、彼の記事をファクトチェックするプロンプトを呼び出してみたいと思います。
今回のプロンプトの全文
提供されたテキストまたはウェブページの内容について、以下の方法で事実の正確性を分析してください。
【入力】
"{text or url}"
※ "{}" が未入力または空欄の場合は、分析対象のテキストまたはURLの入力を、入力例とともに簡潔に促してください。
# 主張抽出:
コンテンツ内の検証可能な事実主張をすべて特定してください。
# ソース検証:
信頼できる情報源と各主張を照合してください。使用可能な情報源は以下に限定します。
- 学術データベース(Google Scholar、Semantic Scholar)
- 政府データベースおよび公式統計
- 査読付き学術誌および研究論文
- 確立されたファクトチェック機関(Snopes、PolitiFact、Reuters Fact Check)
- 編集基準を有する信頼できる報道機関
# 信頼性評価:
各主張について、以下を必ず提供してください。
- 検証ステータス:真 / 偽 / 部分的に真 / 未検証
- 信頼度レベル:高 / 中 / 低(情報源の質に基づく)
- 裏付け証拠:原典へのリンク
- 矛盾する証拠:確認された相反情報
※「未検証」の場合は、以下を必ず明示してください。
- 未検証となった理由
- 現時点で確認できた関連情報の範囲
- 検証完了に必要な追加情報または推奨調査先
# 情報源の質評価:
使用した情報源を以下の基準で評価してください。
- 査読の有無
- 著者の経歴および所属機関
- 出版物の評判・インパクトファクター
- 情報の最新性
- 方法論の厳密性(研究の場合)
## 最終評価:
総合的な信頼性スコア(1~100点)を以下の目安で算出してください。
- 情報源の信頼性:40%
- 主張ごとの検証結果の一貫性:40%
- 情報の最新性および方法論の妥当性:20%
# 回答形式:
以下の構成で出力してください。
- エグゼクティブサマリー
- 詳細な調査結果(各主張ごと)
- 信頼性評価付き出典文献一覧
- 必要に応じた追加検証の推奨事項
学術的・専門的な情報源を最優先し、不確実な情報は明確に区別してください。
プロンプト挿入時のイメージ
#を入力してリストから選び、入力変数(今回の場合はURLなど)を書き換えるだけです。
実行結果
返ってきた回答がこちら
全体の要約
詳細な調査結果
情報源の質評価 / 最終評価
出典
複雑なプロンプトも簡単に呼び出せるので、これだけでもかなり実用的ではないでしょうか。
プロンプトの管理
設定画面では、グループとテンプレートの管理ができます(UIは絶賛模索中です)。
並び替え機能
テンプレートやグループはドラッグ&ドロップで順番を変更できます。 サジェストの表示順に直結するので、よく使うものは上の方に配置しておくのがおすすめです。
編集機能
テンプレート横の編集アイコンから、内容や名前を変更できます。
また、グループ名やテンプレート名は、表示されているテキストをダブルクリックすることでもサクッと変更することが可能です。
展望
一通り動くようにはなりましたが、まだまだやるべきことが山積みなんですよね。
- アイコンのデザイン ※必須
- プリセット(デフォルトで入っているプロンプト)の実装
- 入力変数をより入力しやすいUIの実装(モーダル表示やフォーカス機能)
- Popup画面の追加(ショートカットキーの変更や拡張機能のON・OFF)
- 編集画面のUI
- ダークモードへの対応
できる限り今月中に実装していきます。
まとめ
こんな拡張機能を作っておいてなんですが、次はテンプレート用のプロンプトを入力するのが面倒くさくなってしまいました。(本末転倒)
あと、ここが一番重要なのですが、Chrome拡張機能の審査には3〜4日かかるらしく、この記事の投稿までに公開が間に合わないという、なんとも計画性のなさが露呈する結果となってしまいました。最低限動く形までは持って行ったのですが...
今後は計画性を持ちながら制作していきたいですね。
ストアに無事公開されたら記事を更新しますので、少しでも気になった方はスタックをしてお待ちいただけると嬉しいです!



