概要
「ソラカメ」は、Wi-Fi経由でカメラの映像をクラウドに常時録画できるカメラサービスです。
今年、Wi-Fiではなくセルラーモデルや、屋外でのソーラー電源のモデルも発売されました。
今回はソラカメで画像を取得するときのポイントについてまとめます。
※ソラカメとは
https://soracom.jp/sora_cam/
2種類の画像取得シーケンス
クラウド上に保存している映像から画像を出力する方法
画像を出力したいソラカメと出力したい映像の時刻を指定して出力する方法です。
出力を実行するAPI実行した後、出力の進捗を監視するAPIを定期的に実行して出力完了を補足する必要があるのが特徴です。
※関連API
https://users.soracom.io/ja-jp/tools/api/reference/#/SoraCam/exportSoraCamDeviceRecordedImage
https://users.soracom.io/ja-jp/tools/api/reference/#/SoraCam/getSoraCamDeviceExportedImage
撮影しているLIVE映像から画像を出力する方法
画像を出力したいソラカメを指定するだけで出力できる方法です。
出力を実行するAPI実行するのみでよいですが、正確な時刻指定、特定の料金プランのみで実行することができるといった制約があります。
※関連API
https://users.soracom.io/ja-jp/tools/api/reference/#/SoraCam/getSoraCamDeviceAtomCamLiveImage
ではどちらを使えばよいのか
ソラカメで画像を取得する方法は下記の2種類あることがわかりました。
- クラウド上に保存している映像から画像を出力する方法
- 撮影しているLIVE映像から画像を出力する方法
では、どちらの方式で実装すればよいのでしょうか。
ソラカメには大きく分けて「クラウド録画ライセンス」と「リアルタイムアクセス」の2種類の契約形態があります。
ライセンスの違いは撮影した映像をクラウド上へ保存するかどうかの違いとなり以下の選択肢となります。
「クラウド録画ライセンス」:クラウド上に保存している映像から画像を出力する方法
「リアルタイムアクセス」:撮影しているLIVE映像から画像を出力する方法
個人的にはソラカメを使用して画像のみを使いたい場合は、クラウド上に過去映像を残しておく必要が無いので「リアルタイムアクセス」のライセンスを契約したうえで「撮影しているLIVE映像から画像を出力する方法」で実装することを選択すると思います。
まとめ
ソラカメで動画以外に画像も扱えることができます。
動画を扱うと、撮影した映像を保存したり視聴するための料金計算も必要になってきます。
画像の場合はそれほど大きなデータ容量とならないため、ほぼソラカメのライセンス料での運用をすることができます。
単純に動画を活用するためのサービスではなく、用途に応じて画像を使ってみてはどうでしょうか。