#はじめに
Cent OS 8にApache httpd2.4の最新版をソースからインストール
Cent OS 8にTomcat 9をインストール
こちらでインストールした2つを連携させます。
Tomcat:v9.0.31以降、デフォルト値が変わっていますので注意が必要です。
#環境
- Cent OS 8
- Apache httpd:v2.4.43
- Apache Tomcat:v9.0.34
#httpdの設定変更
httpd.confの変更と、httpd-proxy.confを作成します。
##httpd.conf変更
vi /usr/local/apache2/conf/httpd.conf
LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
LoadModule proxy_ajp_module modules/mod_proxy_ajp.so
こちらがコメントアウトされていますので、コメントアウトを外して有効化します。
次に作成するhttpd-proxy.confを読み込むため、末尾に以下の内容を追記します。
Include conf/extra/httpd-proxy.conf
##httpd-proxy.conf作成
連携したいパスを指定します。
vi /usr/local/apache2/conf/extra/httpd-proxy.conf
<Location /docs/>
ProxyPass ajp://127.0.0.1:8009/docs/
</Location>
##再起動
systemctl restart httpd
#Tomcatの設定変更
server.xmlの設定を変更します。
vi /opt/apache-tomcat/conf/server.xml
<Connector protocol="AJP/1.3"
address="::1"
port="8009"
secretRequired="false"
redirectPort="8443" />
AJPに関する項目がコメントアウトされていますので、コメントアウトを外して有効化します。
非セキュアですが、secretRequiredオプションをfalseにする必要があります。
ネットワーク環境によっては、「address="::1"」を取らないと動作しないことがあります。
<!--
<Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1"
connectionTimeout="20000"
redirectPort="8443" />
-->
Tomcatのデフォルトポート(ポート番号8080)が有効になっていますので、上記設定をコメントアウトします。
##再起動
systemctl restart tomcat
#動作確認
ポート番号を取り除いたアドレスでアクセス出来ればOKです。
http://hostname/docs/
#まとめ
以上でApache httpd2.4とTomcat9の連携が出来る様になりました。