はじめに
こんにちは!
ITプロダクト開発チームでエンジニアをしている奈良です。
前回の記事では、入社2カ月でインターンのまとめ役になった話 を投稿しました。
記事の内容については、以下をご参照ください。
👉 https://qiita.com/t_nara/items/6d6080d37f6421bea1bf
今回は AWS Certified Solutions Architect – Associate(AWS SAA)を受験し、合格した際の学習内容や試験の所感についてまとめました。
これからAWS SAAの受験を検討している方の参考になれば幸いです。
試験概要
AWS SAAとは
AWS SAA(Solutions Architect – Associate)は、
AWS上でセキュア・高可用・高性能・低コストなシステムを設計できるか を問う、
AWS認定資格のアソシエイト(中級)レベルに位置づけられる試験です。
単なるサービス名や機能の暗記ではなく、
- 要件に対してどのAWSサービスを選択するか
- 可用性・耐障害性・セキュリティ・コストをどう考慮するか
- 複数サービスをどのように組み合わせて設計するか
といった 「設計の考え方」や「判断理由」 が問われるのが特徴です。
なお、試験概要や出題範囲の詳細については、
AWS公式サイトをご参照ください。
👉 AWS Certified Solutions Architect – Associate(公式)
試験内容
- 試験時間:130分
- 問題数:65問
- 択一選択問題
- 複数選択問題
- 合格ライン:720 / 1000点
- 資格有効期間:3年間
- 受験対象者:クラウドソリューションの設計において1年以上の実務経験が推奨されています。
なお、実際の試験では問題文が比較的長く、シナリオの要点を正確に読み取る力と時間配分が重要であると感じました。
現状の知識量
私は 2023年にAWSクラウドプラクティショナー を受験し、786点で合格しました。
その後、AWS SAAの学習を一度始めたものの途中で断念してしまい、昨年の受験に向けて約2年ぶりに学習を再開しました。
普段からAWSを利用する業務には携わっており、気づけばAWSには約4年ほど触れている状態でした。
ただし、
- 日常的な利用が中心
- 設計・構築フェーズの理解は浅い
- 特にRDSやDynamoDBなどのデータベースサービスに関する理解が不十分
といった課題感がありました。
勉強法
動画視聴(30時間)
まずは体系的な理解を目的として、Udemyの解説動画を1.5倍速ですべて視聴しました。
👉 https://www.udemy.com/course/aws-associate/
この講座は各章ごとに小テストもついているので、そちらも活用して定着させました。
テキスト中心の学習よりも動画でのインプットが自身に合っていると感じており、
- 移動時間に動画を視聴する
- 視聴した内容を自分なりに要約する
- 人に説明できるかを意識する
という方法で学習を進めました。
なお、この学習方法は生成AIに相談しながら、自身に適したインプット/アウトプットのバランスを検討した上で決定しました。
模試(50時間)
動画を一通り視聴した後は、最終章にある模試を解きました。
それでも足りなかったのでUdemyで公開されている模擬試験を解きました。
👉 https://www.udemy.com/course/aws-knan/
この模試の良かった点は、
- 一問一答形式
- 本番形式(通し)
を切り替えられる点です。
時間配分の練習としては通し形式がおすすめですが、
「自分の考え方と答えの差分をすぐに確認したい」と考え、
- 一問一答モードで解く
- 間違えた問題はその場で調査して個人的にまとめる
という形で学習を進めました。
※ この時点で受験までは残り1週間でした。
AI活用(3時間)
模試を解き終えた後、新しい問題への対策としてChatGPTを用いた壁打ちを実施しました。
例えば、
- 「AWS SAAで引っかかりやすい問題を出して」
- 「AWS SAAでよく出るサービスの選定ポイントを教えて」
といった形で質問を行い、設計観点の理解を深めるための補助教材として活用しました。
今後勉強する人へ
個人的な感覚としては、
動画教材よりも、模試と復習に時間をかけた方が合格率は上がると思います。
とにかく最低限で合格したい人であれば、動画教材で使用されている資料はダウンロードできるため、
資料をざっと読み通す→ 模試を解く→ 復習を繰り返す
という進め方が、もっとも効率的だと感じました。
一方で、「受かるだけでなく、しっかり理解を深めたい人」には、動画教材をすべて視聴することをおすすめします。動画のハンズオンを通して設計の背景や考え方を理解しておくことで、未知の問題や応用的な設問への対応力が高まると感じました。
また、当たり前かもしれませんが疑問に感じたところは解決するまでAIに壁打ちするのも理解が深まる方法でした。
感想
受験当日は、
- Udemyのスライドを見返す
- 模試で間違えた部分の再確認
- AIとの壁打ち
を中心に最終確認を行いました。
試験会場では本人確認が非常に厳重に行われます。
また、室温が高めに設定されている場合もあるため、温度調整しやすい服装での受験をおすすめします。
今回私は新宿の試験会場で受験しましたが、ヘッドホンが用意されており集中しやすい環境でした。
事前に体験記を読んでいると「本番の方が難しかった」という声を見かけましたが、実際に受験してみてその通りだと感じました。
模試では時間に余裕があったため油断し、一問一答形式の学習を中心に進めてしまった結果、本番では見直し時間を含めると意外と時間はギリギリでした。
そのため、「運が良ければ合格しているかもしれない」という手応えのまま帰りました。
結果
結果が出るまで1週間程度かかると思っていましたが、翌日にメールで結果が届きました。
メールのプレビューで、congratulationsの文字が見えた瞬間は非常に嬉しかったです。
結果は 766 / 1000点 でした。
まとめ
今回AWS SAAを受験して、個人的には「AWSをどれくらい触っているか」ではなく、「設計をどこまで理解しているか」が問われる試験であると感じました。
- サービスの使い分け
- なぜその構成が最適なのか
- 可用性・セキュリティ・コストのトレードオフ
これらを自分の言葉で説明できる状態を目指すことで、試験対策に留まらず、実務におけるアーキテクチャ設計力の向上にも直結する知識が身についたと感じています。
AWS SAAは難易度が高めではありますが、
- 動画で全体像を掴む
- 模試でアウトプットする
- AIで設計視点を深掘りする
といった学習を組み合わせることで、業務と並行しながらでも十分に合格可能だと感じました。
これから受験される方は、暗記ではなく「なぜそうなるのか」を意識して学習することをおすすめします。
今後は、実務での設計経験を積みながら、Professionalレベル(SAP)にも挑戦していきたいと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。