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AnsibleDay 1

未来のAnsibleマスターに贈る、Ansible関連情報まとめ

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はじめに

昨年Ansibleを触り始めて色々試行錯誤していたのは今は昔、バージョンが上がって機能が多彩になっていくのと同じく、ユーザも着実に増えていっているように思います。

中でも、この1年で大きく変わったのが書籍をはじめとした Ansible関連情報の量 だと思っています。

年初くらいにAnsible 2.0にデビューしてクラウド機能の強化や、ネットワーク操作自動化やDocker対応などトレンディなところがどんどん導入されてきて、新規に使い始めた方々も多いのではないでしょうか。

書籍も増えてきているのですが、いかんせんバージョンがガンガン上がっているおかげで どれをお供に勉強をしていこうか決めかねている 人も多いのではないのかなぁと勝手に推測します。

そこで、この記事では2016年12月現在におけるAnsible関連情報を極力Ansibleバージョン付きでまとめてみたいと思います。

カテゴリは大きく分けて、


  • Web

  • 書籍

を考えます。


Web

Web上に存在するAnsibleの前記事を集めるなんてことは不可能なので、検索で引っかかりやすかったり、内容的に良質だと思うものをピックアップします。

タイトル
公開年月
Ansibleバージョン
備考

入門Ansible
2013/09
-
最古参に近いまとまったスライド。自動化と冪等性にフォーカス。

AnsibleによるInfrastructure as code入門
2014/12
-
「構成管理ツールAnsible」としての側面をうまくまとめたスライド。

Ansibleをはじめる人に。
2015/12
1.9.4
僕が書いたものです。すみません。結構まとまってると思ってますが、いかんせん古いのでリフレッシュを考えつつ...。

Ansible 2.0 のサマライズとこれから
2016/02
2.0
大規模アップデートだったAnsible 2.0の紹介と、2.1の話。僕も似たような 記事 を書いたりしていました。

注目の構成管理ツールAnsibleを徹底活用する
2016/03
2.0
Think ITの連載記事。こういった連載記事はほかにも @IT がありますが、こちらのほうが全体的なバランスがよいです。

調べていて気付いたことですが、2016年後半になってくるとAnsibleそのものに焦点をあてた記事がほとんど見当たりません。

おそらく、サーバ内に閉じる世界においてはAnsibleはもう十分に成熟してしまい、別段新しい記事を起こすニーズがなくなったのだと思います。

一方で、2016年で大幅に拡充されたサーバ外にあるネットワークやクラウドを含めた世界ではまだまだ注目の余地があるのですが、そうなると「Ansible」というキーワードではなく、「 Infrastructure as Code 」とか「 DevOps 」とかそういうキーワードになってきます。

この界隈への導入としてAnsibleから入る方は多いと思いますが、「サーバ構成管理ツールAnsible」としての理解が深まってきたなと思ったら前述のキーワードを主体とした、より広い世界のAnsibleを学び始めるとよいでしょう。


Ansible Docs

Ansibleは 公式 のドキュメントが非常に充実しています。

本体とともに随時アップデートがかけられるため、たまに目を通すと「え?こんな便利な機能ついたの?」というように、キツネに鼻をつままれるような感覚を味わうことができるかもしれません。

特に、しっかり使うこなそうという場合には下記のページに目を通しておくのは必須だと思います。



  • All Modules


    • モジュール一覧。数が増えたので大変ですが、それだけにやりたいことには大抵モジュールが存在すると思います。




  • Variables


    • Extra VarsからRoleのDefault Varsまで、様々な変数スコープがありますが、Ansibleを使いこなすには理解が不可欠です。

    • 併せて Ansible’s Zen philosophy の理念も理解しておくといいでしょう。




  • Best Practices


    • 大規模Playbookを作成する際や、Roleでの分割/部品化を行う際に参考になります。




  • Playbooks: Special Topics


    • さらに使いこなすための色々なワザがこちらに。




書籍

2016年12月現在、日本語で書かれたAnsible関連書籍は以下です。

タイトル
価格
出版年月
Ansibleバージョン
備考

入門Ansible
890円
2017/07
1.6
おそらく初の日本語版Ansible書籍。

サーバ/インフラエンジニア養成読本 DevOps編
2138円
2016/02
2.0
DevOpsを実現するツールの一つとしてAnsibleを紹介。いわゆるムック本。

はじめてのAnsible
3456円
2016/04
1.9
みんな大好きオライリー本。Dockerにも触れていたりする。原文は1.9時代に書かれていますが、翻訳過程でPlaybookが2.0に対応していることは確認済み。

Ansible完全読本
1160円
2016/05
2.0
Ansible2系へ全面的に対応した初の書籍。使い方というより書き方に重きを置いた本。

Ansible 徹底活用ガイド
1944円
2016/10
2.0
先に挙げたThink ITでの 連載 を本にしたもの。

DevOps導入指南 Infrastructure as Codeでチーム開発・サービス運用を効率化する
3240円
2016/10
2.1
Ansibleメインの本ではなくAnsible活用を含むようなDevOps全般の話。 ちなみに僕も筆者の一人です。

Ansible 実践ガイド
3456円
2016/12
2.2
がっつり感ではオライリー本並ですが、オライリー本独特の読みづらさもあるので、本当の初学者はこちらから入るのがよさそうです。詳しくは著者様の こちら 参照。

Ansible 徹底入門
3758円
2017/02/17
-
(未発売)

個人的なオススメとしては、

って感じになると思います。

DevOps導入指南を著者本人がオススメしていくのは嘘くさいですが、悪い本ではないと思います。ほんとに。ほんとに。

ちなみに、 Ansible完全読本Ansible 徹底活用ガイド はKindle Unlimitedで読めます。どちらも Ansible 実践ガイド のように、Ansibleの書き方から丁寧に書かれているのでやはり初学者にオススメです。


おわりに

2016年はAnsibleにとって2.0からはじまり、2.1と2.2でサーバのみに囚われないクラウドマネージャ的な存在に飛躍する年でした。

巷ではDockerが流行ったりしており、「Ansibleなんていらんかったんや!」という人もいますが、あれはあれでDockerfile地獄になったりもしているので、 ansible-containar に手を出す人も増えてくるのではないかと思います。

いずれにせよ、Ansibleはまだまだ面白いツールです。もっと活用して、もっと仕事を面白く、楽チンにしていきましょう。