こんにちは!
ポーラ・オルビスホールディングスのITプロダクト開発チームでスクラムマスターをしている川田です。
私は以前より、Scrum.orgの認定試験をスクラムマスター向けのラーニングパスに沿って受験しています。これまでにPSM I & II、PSFS、PSPO Iを取得してきました。
今回は順番が前後しますが、Scaled Professional Scrum(SPS)を受験し無事合格したので、試験概要や学習方法についてまとめてみます![]()
Scaled Professional Scrum(SPS)とは
SPSはNexusガイドに記載されているNexusフレームワークの知識を認定する資格です。PSMやPSPOが「1チームのスクラム実践」を扱うのに対し、SPSは複数チームで1つのプロダクトをスケールして開発する方法を問う試験となっています。
Nexusガイドは日本語版で12ページと非常にコンパクトです。目的にも
Nexusはスクラムの上に構築されており、スクラムの経験主義と価値基準を促進しているが、複数のスクラムチームの依存関係を最⼩限に抑えて管理するために、必要な部分に限定してスクラムを拡張している
とある通り、スクラムガイドの内容を理解していれば自然に読み進められる構成になっています。逆に言うとスクラムガイドの理解が前提ですが、PSM IやPSPO Iの学習をしていれば、Nexusの理解もスムーズに進むと感じました。
試験概要
SPSにはレベル別の認定はなく、1種類のみのシンプルな構成です。
試験に関する情報は以下の通りです。PSM Iと比較すると合格ラインは変わらず問題数が半分なので、シビアな条件だと思います。また、受験費用が$250と高めなので、円安だと気軽には挑戦しにくいかもしれません・・・![]()
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 受験費用 | $250 |
| 合格ライン | 85% |
| 制限時間 | 60分 |
| 設問数 | 40問 |
| 問題形式 | 単一選択、複数選択、Yes/No選択 |
| 対応言語 | 英語 |
合格までにやったこと
Nexusガイドの理解
まずは大前提としてNexusガイドをしっかり理解します。日本語訳もされているので、繰り返し読み込んで理解を深めるのがよいと思います。
スクラムガイドの理解(またはPSM I合格レベル)
Nexusはスクラムの上に成り立っているフレームワークです。試験範囲はNexusに関する内容のみで、試験概要にもスクラムの理解についての記載はありませんが、スクラムガイドの理解が深いほどNexusの概念を自然に結びつけられると感じます。
実際のところ、PSM Iが十分に合格できるレベルであれば問題ないと感じます。私はPSM IIまで続けて受験していたため、スクラムガイドは必要な部分だけピンポイントに参照すれば十分でした。
Nexus Openを解いてみる
こちらもいつも通り、Scrum.orgが提供してくれているNexus Openを解きます。問題数は10問しかなく、本番の方がレベルの高い問題が出るため参考程度になるかもしれませんが、一度は解いておくとよいと思います。
また、今回もブラウザの翻訳機能を利用して日本語で受験しましたが、個人的な感触として、他の試験と比べると翻訳結果はわかりやすかったと感じます![]()
模擬試験を解いてみる
やはりNexus Openの問題数が少ないこともあり、今回もUdemyの模擬試験を繰り返し解き、90%以上のスコアが安定して出せるようになった時点で本番に臨みました。
私が利用したのは以下の問題集です。講座のタイトルに2024と書かれていましたが(現時点では2026に修正されています)、Nexusガイドの最新版が2021年に改訂されたものなので、内容的には問題ありませんでした![]()
特にNexusフレームワーク自体の知識を問う問題については消去法で対処するのが難しいケースがあるので、Nexusガイドや問題集を利用して理解を定着させることが合否につながると感じました。
Next Learning Journey
この記事を執筆するにあたりラーニングパスを確認していたところ、新たにProfessional Scrum Master - AI Essentials Certification(PSM-AI)という試験が追加されていることに気づきました。調べたところ、なんと2026/02/18にローンチされたばかりのようです![]()
せっかくなので、次回はPSM-AIにチャレンジしたいと思います!![]()