uv4l-webrtc とは
Raspberry PiとUSB WEBカメラでストリーミング配信したい時に利用できる UV4L(Userspace Video4Linux framework)に追加された webrtc実装です。
ローカルで起動している WebSocketのサーバを利用して WebRTCのシグナリングをしているのでLANの中であれば、簡単にWebRTCでの動画音声配信を見ることができます。
uv4l-webrtc インストール
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Raspberry Piの無線LANなどの設定は済んでいる状態にする。
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UV4L のパッケージを認証
wget http://www.linux-projects.org/listing/uv4l_repo/lrkey.asc && sudo apt-key add ./lrkey.asc
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パッケージのダウンロード元設定ファイル sources.list にダウンロート元を追加する
sudo vi /etc/apt/sources.list
末尾に下記を追加する
deb http://www.linux-projects.org/listing/uv4l_repo/raspbian/ wheezy main
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apt-getを更新して uv4l-webrtcをインストールする
sudo apt-get update sudo apt-get install uv4l uv4l-webrtc uv4l-uvc uv4l-xscreen uv4l-dummy
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USBカメラを繋いで IDを調べる
lsusb
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uv4lを起動する
uv4l --driver uvc --device-id <Device ID> --config-file=/etc/uv4l/uv4l-uvc.conf
LAN環境での WebRTC の確認
ここまでの設定でWebRTC配信できている筈なので Chrome でアクセスしてみましょう。
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同じLANに接続した MacBook等のChromeで下のURLに接続する
http://<ラズパイのIPアドレス>:8090/stream/webrtc
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画面したの Call ボタンを押すと Raspberry Piカメラからの映像が表示されます。
※ Chrome側のカメラは、https環境じゃないと表示できないのでここでは表示できなくて問題ありません。
次回は uv4l-webrtc が行っているシグナリングの流れの説明をして実際にルータの外側から接続する手順を書く予定です。
#参考
UV4L使ってRaspberry pi2でWebRTCでブラウザに動画表示
ラズパイでWebRTC ヾ(´∀`)ノキャッキャ uv4l-webrtc 軽くハックしてみたよ!