はじめに
会社でSeleniumを使ったテスト自動化のやって、個人のPCでもやってみたくて
備忘録として残すことにしました。
この記事では以下の環境で動作確認しています。
- OS:Windows 11
- IDE:Eclipse
- Java:Java 21
- ブラウザ:Microsoft Edge
また、MavenやGradleは使用せず、Selenium関連のJARファイルを手動で管理する方法を紹介します。
Seleniumとは
Webブラウザの操作を自動化するためのオープンソースのテスト自動化ツールです。
以下のような操作を自動で実行できます。
- ページ遷移
- 要素のクリック
- フォームへの入力
- スクリーンショットの取得
Java、Python、C#、JavaScriptなど複数の言語に対応したライブラリが提供されており、Chrome・Edge・Firefoxなど主要ブラウザで動作します。
必要なもの
- Windows11搭載のPC
- Java(インストール済みを前提に進めます)
- Eclipse または他のIDE
- Selenium
- EdgeDriver
事前準備
(1) Seleniumのダウンロード
Selenium公式サイトから言語に合わせてダウンロードします。
今回はJavaを選択。

selenium-java-4.48.0.zipがダウンロードされました!
(2) EdgeDriverのダウンロード
※使用するブラウザのバージョンを確認し、合ったドライバーを選んでください。
バージョンが違うとエラーで動きません。
Microsoft Edge WebDriverへ移動します。

私のPCのバージョンは「152.0.4191.53(64 ビット)」だったので、これに対応するドライバーをダウンロードします。
152.0.4191 ←ここと一致するものを選んでください。
edgedriver_win64.zipがダウンロードされました!
<バージョン確認方法>
適当にEdgeを開き、アドレスバーに「edge://settings/help」入力してEnter

Eclipseでの準備
(1) プロジェクトの準備
Eclipseを起動して新プロジェクトを作成します。
( selenium-test にしてみました)
(2) ダウンロード資材を配置
(2)-1 SeleniumのJARを配置
Seleniumの依存ライブラリを置くためのフォルダ(lib)を作成します。

先ほどダウンロードしたSeleniumのzipフォルダを解凍し、中身をすべてlibフォルダにコピーします。

(2)-2 EdgeDriverのJARを配置
EdgeDriverを置くためのフォルダを作成します。(名前は何でもよいです。私はdriversにしてみました。)
先ほどダウンロードしたzipフォルダを解凍し、「msedgedriver.exe」をフォルダにコピーします。

(3) ビルドパスを通す
プロジェクト名(selenium-test)のところで右クリック
「ビルド・パス」を選択
「ビルドパスの構成」を選択
「ライブラリー」を選択
「JARの追加」を選択
libに入れた全てのjarを追加し、「適用して閉じる」を選択

Seleniumを実際に動かしてみよう
src配下に新しいJavaClassを作成します.(名前はSampleTestにしました。)
サンプルコードを書いてみます。
import java.io.File;
import java.io.IOException;
import java.nio.file.Files;
import java.nio.file.StandardCopyOption;
import org.openqa.selenium.By;
import org.openqa.selenium.Keys;
import org.openqa.selenium.OutputType;
import org.openqa.selenium.TakesScreenshot;
import org.openqa.selenium.WebDriver;
import org.openqa.selenium.WebElement;
import org.openqa.selenium.edge.EdgeDriver;
public class SampleTest {
public static void main(String[] args)throws Exception {
// Edgeドライバーの設定
System.setProperty("webdriver.edge.driver", "drivers/msedgedriver.exe");
// WebDriverの起動
WebDriver driver = new EdgeDriver();
// ウィンドウズ最大化
driver.manage().window().maximize();
// googleの検索ページに遷移
driver.get("https://www.google.com/");
// 検索フォームに「Selenium Java」と入力して、Enter
WebElement searchBox = driver.findElement(By.name("q"));
searchBox.sendKeys("Selenium Java");
searchBox.sendKeys(Keys.ENTER);
// 検索結果のページタイトルを取得
String pageTitle = driver.getTitle();
System.out.println(pageTitle);
// スクリーンショットを取得
try {
File srcFile = ((TakesScreenshot) driver).getScreenshotAs(OutputType.FILE);
File destFile = new File("/selenium-test/screenshots/search_result.png");
// 保存先フォルダが存在しない場合は作成
destFile.getParentFile().mkdirs();
Files.copy(srcFile.toPath(), destFile.toPath(), StandardCopyOption.REPLACE_EXISTING);
System.out.println("スクリーンショットを保存しました: " + destFile.getAbsolutePath());
} catch (IOException e) {
e.printStackTrace();
}
// ドライバを閉じる
driver.quit();
}
}
実装出来たら、実行します。
Edgeが開き、検索と検索結果のスクリーンショットが保存されれば成功です。

