よく聞かれますねこれ。まぁ気になりますよね、私もです。
ただこの分野、そもそも定量的な比較は不可能です。 仕事ぶりはともかく、目に見えないスキルについてバイアスのかかりやすい他者の評価はあまり役に立ちません。さらに役割を分担するため全く同じ仕事をすることのない同僚との比較も無意味です。
それで、評価の基準としてよく言われるのは「自分の技術力について自分自身にどう見えているか」です。 グラフで説明する人もいますが私は文系プログラマーなので文章にしてみます。
[1] 初学者の場合。
分からないことばかりで 壁しか見えず手探りです。 周りのプログラマー皆がやたらすごく見えます。でもどうやったら追いかけられるのかも分からず途方に暮れます。
[2] 初級者の場合。
アドバイス通りにやれば上手くいくと理解します。自分で調べて色々できるようになるので 「あれ?意外と使えてるな」と思うようになります。達成感がすごいです。 自分の技術をアウトプットしたくなるのもこの頃です。
[3] 中級者の場合。
視野が広がってきて、上には上がいくらでもいることを思い知ります。無限に広がる技術分野それぞれの広さと深さに圧倒され、 初学者時代以上にやばいほど落ち込みます。アウトプットなんてしてる場合じゃねぇ!と焦ります 。
病みやすかったり、得意分野に引きこもって後輩たちを威嚇する輩が現れるのもこの頃ですが、この仕事に一番必要なのはコンピュータ言語を扱う以外のスキルであることに気づいて頑張ると、どん底から少し這い上がりやすくなるかもしれません。
[4] 上級者の場合。
「チョットデキル」 とか言い出します。この境地に達したことはなく、達することもなさそうなので私には説明できません。
ただ覚えておいて欲しいのは、プログラミングのスキルがそのまま周囲の評価や収入に比例することは全くないということです。 理不尽に思えますが、「市場価値」なんて転職サイトが演出する幻想ですよ。
たとえどんなに良いものを納期通りに作ってもお客さんがブチギレていたらそれは0点ですし、逆に散々悩んだ後で退職願を出したらいきなり給料が爆上がりすることもあります。仕事に採点はありませんが、もっと複雑でシビアですね。
またプログラミングに限らず、数多くの技術がそれぞれ毎日進歩しているので、正直 「上級者」という自己評価はただの思い上がりです。 視野を狭めれば満足できる可能性も高まるかもしれませんが、尖れば尖るほど心も身体も折れやすくなります。 結局、どんな技術職でも長くやっていくには人間スキルの方が必要です。そもそも仕事をくれるお客さんがいないと仕事はできませんから。
なんにせよ、向上心があるのはとても良いことです。焦らずにお互い勉強頑張りましょう。応援しています!

