ランニングしながらAudibleで聴いた本です。
本のまとめというより、自分の心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。
聴いた本
正解が見えない課題を圧倒的に解決する 超仮説思考
高野 研一 (著)
「仮説思考」という有名な本の進化版と思いましたが、違いました。
一般的な「仮説」を超えた、より社会に見つかっていない/ブレークスルーを起こしうる「超仮説」についての本でした。
具体的な事例が豊富で、アイデアの種が生まれそうな本だとも感じました。
(個人的満足度2.5/3、一般的なおすすめ度2/3)
心に残ったこと
ネタバレを含みます
フレームワークの罠: unmet needsを見落とす
学歴社会では、問題を解きやすい問題に変えて短時間で解決する、という能力が評価されます。ただ、この能力だけが伸びていると、問題に対する本質を見誤ることがあります。
これと同様で「フレームワーク」は、未知のモノゴトを見極めるうえで有用ですが、複雑な事象を単純な切り口で整理するツールという点で、「見落とし」が発生することがあります。
ここで、見落としやすいのが「Unmet needs」(市場にまだない、顧客の潜在意識の中にあるニーズ)です。
例えば、ソフトバンクは、ADSL事業に参入したとき無料でモデムを配りました。また、ユニクロは「売れ筋商品が品切れになる」という衣料品店の弱点を見つけ、早く生産して機会損失をなくすというモデルで拡大しました。
Unmet needsはフレームワークから出てこないのと同様に、顧客アンケートからは出てきません。アンケートをそのまま実現しても売れないのはこれが原因です。顧客のパターンや構造から潜在意識を考えることが必要です。
フレームワークはもちろん有用ですが、仮説を超えた「超仮説」はフレームワークの外にあることも多いため、つねに問題の本質を考える意識が必要です。
制約があっても、発想の転換でチャンスに変えると、大きな成果になる
制約・前提があって成し遂げるのが難しことでも、「超仮説」で発想を転換して戦略を練ると、大きな成果になることがあります。
例えば、昔、東欧では政治的制約が厳しかったようです。各社、その政治的制約の中で、各国に必要な在庫を持つなど、安全な戦略を取っていました。
一方、P&Gは「自由な交流がもっと進む」と考え、東欧全体を一つの市場と捉え効率的な物流ネットワークを構築しました。背景には「便利さには抗えない」という潜在的な考えがあったようです。
その結果、東欧で大きな成果を挙げることができました。
政治的制約というと大きい話ですが、小さい悩み事でも、コントロールできる部分を見つけることが大切です。さらに、コントロールできない部分のせいにしないという意識も大切です。
自分の仕事は、社会の仕事。社会のニーズがあって今の仕事がある
Unmet needsを捉えた「無料でモデムを配る」や「服を早く生産できるようにする」というのは、当時の常識からは考えられないアイデアで、反対も多かったと思います。
反対意見が多いと「独りよがり」に見えるかもしれません。ここで重要なのは超仮説のアイデアは、独りよがりになってはいけない、という点です。
そもそも、自分の仕事は、社会のニーズがあってこその仕事です。超仮説のアイデアはふわふわしているように感じますが、この前提に立っていることが大切です。
これは、企画系の仕事ではなく、すべての仕事に結びつく考えだなと感じました。
大企業だと、成果の見えにくい細かい仕事が多いです。成果が見えないと、独りよがりになって「自分が必要だと思うからやっている」というマインドになりがちです。
ただ、どんな仕事も社会のニーズがあるからやっているのです。無駄な仕事を見極めるために、必要な考え方だなと思いました。