ランニングしながらAudibleで聴いた本です。
本のまとめというより、自分の心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。
聴いた本
ゆるストイック−ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考
佐藤航陽 (著)
ゆるさとストイックを両立するという魅力的なタイトルの本です。
ただ、中身は個人的には割と普通の「心構え」が述べられていました。
個人的には、6章以降の筆者の社会構造に対する視点が、私には無かった考えだったので勉強になりました。
(個人的満足度2/3、一般的なおすすめ度2.5/3)
心に残ったこと
ネタバレを含みます
現代社会では、無理をしないことが目的化し、本来の目標を見失いがち
働き方改革やコロナ禍を受けて、世の中には「無理をしない」というムードが根付いたと思います。
もちろんブラック労働は褒められたことではないですが、「無理をしないで頑張る」ことが重要なのに、無理をしないこと自体が目的になりがち、とのことでした。
さらに、テレワークなどを受けて、影で努力している他人の行動が見えにくく、「気づかないうちに差が広がっている」格差社会になっている、とのことです。
これに対応するために「ゆるストイック」の考えが提唱されていました。
ゆるさとは、柔軟さのことで、変化や失敗を受け入れ、機会として利用する姿勢です。
失敗に慣れることの大切さも述べていました。失敗が多い人は試行回数も多いので、成功しやすいです。
失敗=無能と勘違いする人がいますが、このような考えでは、自分の無能を証明したくないという恐怖から、試行回数が減って本当に無能になってしまいます。
これを乗り越えるために、プロセス自体を楽しみ、没頭する姿勢が重要とのことでした。
ストイックを続けるコツとして、好き→得意→需要の順で追いかけていくと良いと紹介されていました。需要は変わりうるので飛びつくのはNGです。
大きな成功は独自性×タダ乗りで生み出されると述べられていました。
独自性とは常識と非常識の間に生まれるものです。優れた才能は独自性に変える必要があります。タダ乗りとは、環境・基盤が整っていることです。
さらに、独自性を発揮する領域ではとことんこだわり、それ以外の領域では手を抜くことが重要です。これを筆者は「求心力と遠心力」と言っていました。
人間は35歳以降に発明されたテクノロジーに反感を抱く。それに打ち克つため、新しいことへの挑戦を習慣化する
ダグラス・アダムスの法則が紹介されていました。人間のテクノロジーに対する反応の傾向を指しています。
- 生まれたときに存在していたテクノロジー = 自然にあったものを感じる
- 15〜35歳に発明されたテクノロジー = 新しくエキサイティングなものと感じる
- 35歳以降に発明されたテクノロジー = 自然に反するものと感じる
これを見ると、35歳を超えてると、新しいテクノロジーに反感を抱く・・・ということが分かります。しかし、実際は、変化を許容して学びながら生き続けることが大切です。
そこで、「意思に頼らず、習慣に頼る」ようにして、新しい技術を学ぶ方法が紹介されていました。具体的には「新しい挑戦を習慣化する」ということです。習慣にしておけば、本人の意思は関係なく、新しいことに触れ続けることができます。
言語は不完全なコミュニケーションツール
本書の内容とは少し異なりますが、心に残った部分です。
近代社会は「言語」と「論理」をベースに構築されていますが、人類の多くはこれに適応できていません。
例えば、人間の8割は小学校高学年程度の国語力・数学力しか無いようです。日本人の全員が全員方程式を解けるわけではない・・・というイメージに近いです。色々な能力の人間がいる・・・これも現実社会です。
そもそも、言語と論理が登場したのは人類の歴史ではかなり最近のことです。
メラビアンの法則では、人の話す印象は、視覚情報55%、聴覚情報38%、話す内容7%と言われています。つまり、言語・内容は7%しかなく、それ以外が多数を占めています。これが、人類が言語と論理に適応できていないことを示しています。
逆に言うと、情報を発信するには感覚的な要素も重要ということになります。
TikTokやYouTubeなどのショート動画の台頭は、インターネットが「文字ベースの一部の知識人による世界」から、現実世界の形に近づいただけ、と述べていました。
この社会構造の見え方は、私にはない新しい視点でした。