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【読書感想】すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

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ランニングしながらAudibleで聴いた本です。
本のまとめというより、自分の心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。

聴いた本

すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法
楠木 建 (著)

経営戦略の学者が書いた、7割エッセイみたいな本です。仕事術の本・・・という感じはあまりないです。
ただ、戦略系に関しては、洞察ある内容が多かったです。
(個人的満足度2/3、一般的なおすすめ度2/3)

心に残ったこと

判断基準:△良し悪し、◯好き嫌い

モノゴトの判断基準として「良し悪し」と「好き嫌い」があり、筆者は後者を勧めています。
「良し悪し」は数字(インセンティブ)に繋がりやすいですが、数字だけを追い求めると努力は難しくなります。
「好き」をベースとした努力を無意識でできる状態凝る)が仕事の理想とのことです。

世の中の製品にはMarket-In(市場があって製品が出来た)と、Product-Out(技術があって製品が出来た)の2種類あると言われますが、
最初は後者の技術ありきの発明が多いため、「良し悪し」だけで仕事しては新しいものは生まれないようです。

企業も「みんなにとって良い組織」というのは存在せず、そもそも、組織と個人は「好き嫌い」で繋がっています。
組織が方向性をしっかり示して、個人が好き嫌いを感じることが、「組織の統合」と述べていました。

これらの「好き」は言語化しておくと、後々の判断軸になるようです。

飛び道具に頼る、手段の目的化が起こる

企業組織で「変革を起こそう」となると、IT/DX/AIなどを飛び道具として変革を起こしがちです。
ただ、飛び道具に頼ると、「飛び道具ありき」となり、手段の目的化が起きます。
何も考えずDX化すると、手間が増えるだけで目的の「省力化」などが達成されないイメージです。

変革というと何か新しいものを創るイメージですが、組織では、何かを破壊する方が変革につながるようです。
ただ、創造より破壊が大変なため、ここに経営者の戦略が必要とのことです。

そもそも、「構造改革」を目的として進めるのは筋が悪く、実際は小さい変革を積み重ねて、後から結果的に構造が変わっていることが良いそうです。
もし企業変革を目的とする場合は、上から下まで危機感を共有していることが必要です。

組織戦略の話

いくつか組織戦略の話でタメになるところがあったのでメモです。

爆買いの先に人々が求めるもの:成熟

外国人旅行客が爆買いする光景がありますが、このような大量消費の文化はやがて廃れ、次に来るのは「成熟したものを好む文化」と筆者は述べています。
イメージとしては、ユニクロ・無印・サイゼリヤのように、良いものをこだわって作って、何年間も同じ商品がラインナップに並んでいる光景です。
「成熟」は日本の競争の源泉になりえます。

良いものと良いものを組み合わせるのはシナジーじゃない

理想的なシナジーは「かっぱ巻き」と述べていました。
キュウリ単体や酢飯単体では弱いですが、合体すると、他の寿司を肩を並べられるようになります。

成功した経営者は「好きなものから食べる派」

完全に好き嫌いですが、この傾向が強いそうです。ちなみに筆者は逆で、「好きなものは残しておく派」のようです。

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