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【読書感想】オードリー・タン 自由への手紙

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ランニングしながらAudibleで聴いた本です。
本のまとめというより、自分の心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。

聴いた本

オードリー・タン 自由への手紙
オードリー・タン (著)

筆者の、年齢・経験で積み重なっていく洞察力(結晶性知能)や、モノゴトを抽象的・概念的に考える力(コンセプチュアルスキル)の高さを感じる本でした。
前半は特に洞察の連続で、パワーワードのようなものの連続でした。ただ、スキルの本というよりエッセイ的要素もあります。
(個人的満足度2.5/3、一般的なおすすめ度2/3)

心に残ったこと

ネタバレを含みます

自由は2種類ある:Negative FreedomとPositive Freedom

「自由への手紙」というタイトルですが、そもそも「自由」には2種類あるそうです。

  • Negative Freedom:何かの制限が無くなって、自由になった状態。邪魔が無くなった状態
  • Positive Freedom:上記に加えて、自分をコントロールし、目標達成できる状態。他の人も解放できる状態

この考えは私の中に無かったものなので、非常に参考になりました。

確かに、定常業務などで「自分の業務を軽くする」のと、「ついでに他の似た業務も軽くする」のでは、後者の方が価値が高いとされます。これは、後者はPositive Freedomを実現できているからなのだと思いました。
「自分を律する」という自由をベースに、他者の解放を成し遂げることが、価値が高いものなんだなと思いました。

緩やかな合意が重要

世界情勢を見ると「合意に至らないと、恐怖と不安から戦争になる」という傾向があります。
逆に言うと「大枠で、向いている方向が同じ」という意識を持ち、緩やかに合意することが、重要です。

これは、国と国の協調だけではありません。
同一的な人間が集まっている画一的な組織(JTCとか…)であっても、個人レベルで見れば違いがあります。実は「違い」を見せないようにしている人がいるかもしれません。
そこで、多様性社会では違いは当然あるので、枝葉まで合意するのではなく大枠・方向性から合意していくというこの方法が、どんな粒度でも必要になっていくと感じました。

別の箇所で「怒りは実効再生産数が高い」と言っていました。SNSで怒りの投稿は拡散しすいものです。
これは問題提起の側面では良い効果もありますが、怒り→不安→恐怖→戦争とつながるケースもあります。
やはり「緩やかな合意」を目指していくことが重要です。

透明性が重要

オードリー・タン氏の政府組織では、会議やインタビューの内容は全て録音されてWEB公開されているとのことです。WEBという監視の目があるため、ロビーイングしにくくなります。
ロビーイングしにくいと、結果的に自律性の高い組織が政府に働きかけてくるので、世の中が良い方向に行くという効果があります。

「透明性」というのは、不正をなくす(マイナス→ゼロ)だけでなく、良い組織を近づける(ゼロ→プラス)効果もある、と学びました。

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