ランニングしながらAudibleで聴いた本です。
本のまとめというより、自分の心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。
聴いた本
貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」
鈴木大介 (著)
全体的に暗い内容ではありますが、現代の貧困問題について、筆者の体験を交えて解像度高く語られていました。
このような分野に興味がある人にはかなりオススメかなと思います。ただし、夜と霧みたいな暗さがあります。
(個人的満足度2.5/3、一般的なおすすめ度2.5/3)
心に残ったこと
脳機能に障害を持つと貧困に陥りやすい
脳の機能に何らかの困難を抱えると、「当たり前のこと」ができないか、大変な努力をしないとできなくなり、
その結果、社会生活・仕事ができなくなる、貧困に陥ると述べられていました。
脳機能に障害を持つと、事務処理能力が落ちて、日々の家事や手続きができなくなったり、
自己弁明能力が下がり、批判されたときに反論できなくなるとのことです。
その結果、世の中の会話・物事のスピードについていけず、把握力・決断力・主体性が無くなります。
順風満帆な人生であっても、ひょんなことから脳機能に障害を持つこともありえます。(この本の筆者が体験者でした。)
特に、後天的に脳機能障害を持つと、「脳が動かないのは自分が怠けているせいだ」と自分を追い込み、抱え込んでしまうとのことです。
自己責任論を押し付けるのではなく、その人のありのままを知って寄り添うのが重要とのことです。
この状態に陥ったときの解決方法が3つ紹介されていました。
- 先輩から学ぶ(同じ困難・症状を持った先人)
- まだできることを見極める
- 適度に何かに依存する
この症状に陥ると、様々なことに対する不安が大きくなるそうです。
ただし「その不安をちょっとでも取り除くと、1しか出来なかった人が、10出来るようになる」ということが起こり得るそうです。
脳性疲労
急に脳が疲れ、何もできなくなることです。うつなど、精神的に困難を抱える人に多い事象のようです。
この症状は、「疲れる」というより「脳が真っ白になる」という特徴があります。
文字読解力や会話力が無くなり、日常生活が送りにくくなる・やるべきことができなくなるとのことでした。
私も(たまに)何か強いストレスがかかると、脳が真っ白になることがあるので、この症状は覚えておきたいなと思いました。
脳機能・貧困とアンダーグラウンドの関係性
生育環境・教育機会が悪いと、アンダーグラウンドな世界に身を置くようになり、アンダーグラウンド社会で生きる力が身についていきます。
(ただし、そのような社会ではセカンドキャリアは無いことに注意が必要です。)
ただ、アンダーグラウンドな世界では自己責任論が強く、その結果「できないのは自分のせいだ」と思い込み、脳機能の困難さに気づかず、貧困に陥るとのことです。
この社会は連続的であり、壁はないです。
「誰でもこのような状況に陥る可能性がある」という点を念頭に置いて考えることが重要とのことでした。