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kintoneAdvent Calendar 2018

Day 24

kintoneとExcelとの連携まとめ

Last updated at Posted at 2018-12-24

はじめに

業務をスムーズに進めるために、kintoneとExcelを連携したいことがあると思います。
以下、Excelにkintoneのデータを取り込む方法をまとめてみました。
手動、自動、いろいろな方法があるので、網羅しきれていないものもあると思いますがご容赦ください。
なお、ここではkintoneのデータとしては、アプリのレコードのデータについて扱います。

a. ライトコース

kintoneライトコースでは、kintoneのREST APIを利用することができないので、手動でkintoneのデータをCSV形式のファイルに書き出して、Excelでそのデータを開くことができます。
kintoneヘルプ > ファイルにデータを書き出す

b. スタンダードコース

kintoneスタンダードコースでは、kintoneのREST APIが利用できるので、Excelでkintoneのデータを直接読み込むことができます。
kintone - 拡張機能

b-1. Excelの「データの取得と変換」で読み込む

Windows版のExcel2019やOffice365のExcelでは、「データの取得と変換」でkintoneのデータを読み込むことができます。
Excel 2016 や Power BI から kintone のレコードを REST API で取り出すでも紹介されていますが、以下にその方法をご紹介します。

  1. kintoneの準備を行います。
    ・アプリIDを書き留めておきます。アプリIDは、kintoneのアプリを開いた時のURLの「~.cybozu.com/k/」の後ろの数字です。
    アプリID
    ・アプリの設定画面の「設定」タブの「APIトークン」で、APIトークンを生成し、その文字列をコピーしておいてから、設定を保存してアプリを更新します。APIトークン

  2. Excelの[データ]タブの[データの取得と変換]グループの[Webから]をクリックします。データの取得と変換

  3. 「Webから」の「詳細設定」をクリックします。詳細設定

  4. 「URL部分」にkintoneAPIの「レコードの一括取得」のURIを入力します。「レコードの一括取得」のURI

  5. 「URL部分」の2つ目の欄に「?」に続けてアプリIDなどのリクエストパラメータを入力します。
    1.png

  6. 「HTTP要求ヘッダーパラメーター」の左側の欄に「X-Cybozu-API-Token」と入力し、右側の欄にコピーしたAPIトークンを貼り付けます。APIトークン
    参考 : ユーザー認証 : APIを実行するリクエストには、認証のためのヘッダを追加する必要があります。アプリごとに生成するAPIトークンを使用して、kintone REST APIを処理できます。

  7. 「OK」をクリックして、kintoneからデータを取り込みます。OK

  8. 「Webコンテンツへのアクセス」の「OK」をクリックします。Webコンテンツへのアクセス

  9. 「Power Query エディター」が表示されます。「テーブルへの変換」をクリックします。テーブルへの変換

  10. 「Value」列の右側のアイコンをクリックし、「新しい行に展開する」をクリックします。展開

  11. 「Value」列の右側のアイコンをクリックし、右下の「読み込む」をクリックします。読み込む

  12. 「新しい行に展開する」をクリックします。新しい行に展開する

  13. 展開された各列の右側のアイコンをクリックして、同様に展開します。同様に展開

  14. すべての列を展開できたら、[ホーム]タブの[閉じて読み込む]をクリックします。閉じて読み込む

  15. Excelにkintoneアプリのデータを取り込むことができました。結果

一度読み込んでおくと、「更新」をクリックして最新のkintoneのデータを再読み込みすることができます。
なお、kintoneのAPIは1回のリクエストあたりのデータ取得件数の上限が500件なので、それを超える件数のデータを一括で取得するには、VBAによる対応などが必要になります。

b-2. ExcelのVBAで読み込む

VBAでkintoneのデータを読み込むことができます。
Cybozu Developer Network「Excelとkintoneを連携させよう」
第1回 Excelとkintoneを連携させよう
 → 記事が取り下げられたようです。

JavaScriptカスタマイズで、kintoneからボタン1つで直接Excelファイルに出力することもできます。
kintoneから直接Excelファイルに出力する

連携を楽にするためのVBAのクラスも公開されています。
かりんこラボ「kintone-Excel連携」
kintoneとExcelを連携するためのVBAクラスを作りました!

kindleの電子書籍の解説もあります。
サイボウズkintone徹底活用研究:Excel連携編

b-3. Excel連携サービス

サイボウズのパートナーからさまざまなExcel連携サービスが提供されています。

CData Excel Add-In for kintone

楽々Excel-kintone連携ツール

RepotoneU Excel

OPRO ドキュメントデザイナー for Office

kintone 楽々帳票

gusuku Customine

#c. その他

c-1. kintone コマンドラインツール

コマンドライン上からkintoneにデータのインポート・エクスポートをすることができます。
出力形式はExcelではなく、'json'もしくは'csv'が指定できます。
はじめようkintoneコマンドラインツールシリーズ

c-2. kitoneの画面をExcelのように表示することもできます

「kintone スプレッドシート」プラグイン
kintone スプレッドシートプラグインでExcelライクなUIを試してみよう!

c-3. kintoneの一覧をExcelのような使い心地にすることもできます

サイボウズのパートナーから、Excelの操作性をkintoneで再現できるサービスが提供されています。
krewSheet

c-4. Zapier

ZapierでExcelとkintoneを連携できます。
Excel + Kintone Integrations

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