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WorkatoにおけるWorkbot for Microsoft Teams利用時の入力パラメータ設定方法②

Last updated at Posted at 2024-06-06

はじめに

前回の記事では、入力パラメータの入力内容が同じ値の設定となっており、異なる入力パラメータを設定する場合は、それに応じて入力パラメータを受け取るレシピを複数作成する必要がありました。そのため、限りあるレシピを無駄に消費せざるを得ませんでした。今回は、入力パラメータを受け取るレシピを1つ実現し、汎用性のある入力パラメータの設定方法を紹介します。

レシピの構成

入力のパラメータの設定は、ポストメッセージを送信する箇所となります。サンプルレシピは参考リンクに記載しています。
image.png

汎用的に入力パラメータを設定する方法

トリガーレシピの設定

  1. Workbot for Microsoft Teamsのトリガーで"New command"を選択する
    image.png

  2. 入力項目を設定する

    • Command name:コマンド名(必須)

    image.png

    今回サンプルでCommand nameは下記のように設定します。
    image.png

    ※Parametersは設定しないでください。Parametersを設定をすると汎用的に利用することができません。
     

  3. 入力パラメータをパースする
    入力パラメータは今回のレシピでは設定していないので、マッピングがされません。そのため、レシピ内で入力パラメータを利用するには、Json形式で連携される入力パラメータをパースする必要があります。今回は例として入力パラメータはtest1、test2とします。
    image.png

    このように入力パラメータでマッピングするのでなく、別アクションで入力パラメータパースしてマッピングすることでどんな型の入力パラメータも受け付けることが可能となります。そのため、入力パラメータの一つに入力タイプ値を持たせることで、後続処理で処理を分岐させることが可能となります。

Workbotを呼び出すレシピの設定

Workbotからポストメッセージを送るレシピを作成します。

  1. Workbot for Microsoft Teamsのアクションで"Post message"を選択する
    image.png

  2. 入力項目を設定する

    • Message recipient:通知先チャネル(必須)
    • Message:メッセージ内容(必須)

    ※追加のオプション項目もありますが、今回は省略します。
    image.png

    入力パラメータを設定するためにTypeが"Text input"と"Text with button"のブロックを作成します。今回はtest1、test2というパラメータを設定するため、"Text input"ブロックは2つ作成し、下記のように設定します。

    image.png

    image.png

Workbotの呼び出し

Workbotを呼び出すレシピを実行すると、トリガーレシピのParametersには入力パラメータが連携されています。また、マッピングができているので、入力パラメータを後続レシピで利用することができるようになっています。
image.png

image.png

まとめ

まとめると以下のようになります。

入力パラメータをアダプティブカードに設定し、トリガーレシピでは入力パラメータを設定せずにJsonパースアクションでマッピングすることで、入力パラメータを自由に設定できる汎用的なトリガーレシピを作成することができます。

おわりに

いかがでしたでしょうか?汎用的なトリガーレシピを利用することで、Workbotから項目の違う入力パラメータを利用するレシピを1つのレシピで実現できるので、レシピの削減を達成することができます。

Workatoの導入・導入後の活用などでお困りの場合、Workatoリセラーにご相談する方法もございます。お困りごとがございましたら、認定リセラーの日立ソリューションズへ是非ご相談ください。

参考リンク

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