はじめに
Spring Tool Suite(STS)は、Springベースのアプリケーション開発を行うために提供される開発ツールです。使い勝手はEclipseと同様です。
本ページでは、最新バージョン(2020.6.21時点)のSpring Tool Suite 4 のインストール手順及び、同ツールの日本語化手順、その他設定手順を説明します。
導入環境
STSをインストールするPC環境は以下を前提とする。
種別 | プロダクト |
---|---|
JVM | Java 11 |
OS | Windows 10 64bit |
STSのインストール手順
STSのダウンロードサイトへアクセスし、「WINDOWS 64-BIT」ボタンを押下してSTS(jarファイル)を任意の場所(デスクトップなど)にダウンロードする。
ダウンロートした「spring-tool-suite-4-4.7.0.RELEASE-e4.16.0-win32.win32.x86_64.self-extracting.jar」※をダブルクリックして解凍する。
※ファイル名のバージョンが若干異なっていても問題ありません。解凍したフォルダ「sts-4.7.0.RELEASE」をフォルダごとCドライブ直下へ移動する。
移動後のパス:C:\sts-4.7.0.RELEASE
※フォルダ名のバージョンが若干異なっていても問題ありません。
※正確には任意のフォルダへの配置で問題ありませんが、今回は上記の通りとします。「sts-4.7.0.RELEASE」フォルダ内の「SpringToolSuite4.exe」をダブルクリックしてSTSの起動確認を行う。
下図のダイアログが表示されたら何も変更しないで「Launch」ボタンを押下する。
※本来はワークスペースを変更しても問題ありませんが、今回は上記の通りとします。
下図のとおり、英語メニューのSTSが起動したらインストール完了です。
右上の「✖」ボタンを押下してSTSを終了してください。
STSの日本語化手順
下図の Pleiades プラグイン・ダウンロードサイトへアクセスし、「Windows」ボタンを押下して日本語化ツールを任意の場所(デスクトップなど)にダウンロードする。
ダウンロードした「pleiades-win.zip」を任意の解凍ツールで解凍する。
解凍フォルダ内の「setup.exe」をダブルクリックして"Pleiades 日本語化プラグインのセットアップ"を開く。
「選択」ボタンを押下し、「sts-4.7.0.RELEASE」フォルダの「SpringToolSuite4.exe」を指定し、「日本語化する」ボタンを押下する。
「sts-4.7.0.RELEASE」フォルダ内の「SpringToolSuite4.exe」をダブルクリックしてSTSを起動する。下図のダイアログが表示されたら何も変更しないで「起動」ボタンを押下する。
※本来はワークスペースを変更しても問題ありませんが、今回は上記の通りとします。
STSのJavaエディターフォント設定変更
STSのデフォルトフォントの場合、Javaエディターで一部の日本語が文字化けする為、以下のとおりフォント設定を変更してください。
左側の一般→外観→色とフォントをクリックします。
中央のリストにあるJavaを開き、中にあるJava エディター・テキスト・フォントを選択し、編集をクリックします。
フォント設定が下記イメージとなっている場合は、フォントを「MS ゴシック」等に変更して、「OK」ボタンを押下してください。
Lombok(ロンボック)の取得&設定
Spring Bootを利用したサンプルアプリケーション作成の際に必要となる為、下記の設定も行ってください。
Lombokのダウンロードサイトへアクセスし、lombok.jar(バージョン1.18.12)をダウンロードする。(2020.6.22時点)
ダウンロードしたlombok.jarファイルを「sts-4.7.0.RELEASE」フォルダ直下に配置する。
例:C:\sts-4.7.0.RELEASE\lombok.jar
※正確には任意のフォルダへの配置で問題ありませんが、今回は上記の通りとします。「sts-4.7.0.RELEASE」フォルダ直下の「SpringToolSuite4.ini」ファイルをテキストエディタで開き、以下イメージのようにファイルの最後に設定を追記し保存する。
※イメージはlombok.jarが「C:\sts-4.7.0.RELEASE\lombok.jar」にある場合の設定
【設定追加する文字列例】
-javaagent:C:\sts-4.7.0.RELEASE\lombok.jar
以上です。