概要
この記事はLinuC202の合格に向けたプロセスを記述したものです。個人的に201より202の方が苦労したと感じる部分がありました。その点を踏まえて、今後受験される人に参考なれば幸いです。
経緯
LinuC201の試験を2年前(2023年2月頃)に合格してから、202の試験を受けてません。理由は当時の自分では全く内容が頭に入らないため、続けられませんでした。
なぜ内容が頭に入ってこないかというとコマンドベースの問題はクリアできますが、Linuxの応用的なシステム管理やサーバー構築といった経験が無いため内容の理解に苦しみました。
その後、2年経過して業務を通じて、システム周りの構築経験を踏まえて理解できるようになり、試験勉強するきっかけになりました。また、資格の有効期限が切れることも心配して早めに取ろうと思いました。
試験概要と範囲
主な試験範囲は公式サイトに掲載されています。最近はあまり無いですが、試験のバージョンが上がることもあり、範囲が変わる可能性もありますので一度確認しましょう。
学習期間
学習期間は約3ヶ月半くらいでした。受験申請が遅れたこともあり、少し期間延びましたが当初の予定通り進められました。※自分はゆっくり学習するスタイルなので早く取る人はもっと早いです。
1日の学習時間
1日の学習時間は、約30~60分くらいです。試験日が近いともう少し多く時間を取るようにしました。ただ、始めからこの時間で進めてなく当初は5~10分程度でした。
勉強する習慣を身に付けるためには、小さいことから始めるみたいな意見もありますので、個人的に5分から始めることをオススメします。3日坊主で終わらないよう自分にプレッシャーかけて進めると尚継続力が上がると思います。
※自分の場合は遊びたいゲームがあっても始める数分勉強する時間を設けました。
学習方法
学習方法は他サイトでもよく紹介されているかと思いますが、小豆本とPing-Tを活用しました。
小豆本
1周目の小豆本は、雑誌を読む感覚でサラッと読み進めました。この時点ではほとんど頭に入って無いです。
2週目の小豆本はPing-Tのコマ問や模擬問題等を触れて分からない部分を都度読むスタイルにしました。この時は具体的なイメージを作る感覚です。
Ping-T
Ping-Tはコマ問を一通り問いた後、模擬問題をレベル20まで解き続けました。間違えた問題は解説と参考も合わせて読むことを意識してました。また、繰り返し模擬問題も解くことで問題を覚えて身にならない部分も避けるため、間違っている理由も考えることにしました。
参考程度で掲載しますが、Ping-Tの最終的な学習記録はレベル33まで行いました。大体レベル20まで進めれば受験して問題無いと思います。しかし、このレベルまで進めると学習効果は薄いと思います。心配な人は他問題集に切り替えて備えてもアリです。
試験
試験当日は夕方頃に受験しました。本当は14時頃が個人的にベストタイムですが試験枠が無かったので夕方にしました。
試験問題数が60問に対して、その内入力問題が4問程ありました。それ以外は選択形式の問題でした。入力問題は設定ファイルの場所や用語問題を回答する内容でした。
※自分はすっかり入力問題の存在を忘れていたので全敗しましたが、今後受験される人は注意しましょう。
選択問題はコマンドベースの問いは少なく、システム設定方法やベストアーキテクチャなどの問題が多く出力されました。個人的に準備したコマンドのオプション周りの知識があまり生かされないので悲しくなりました。学習バランスは大切に。
試験結果は『480点』でギリギリ合格しました。システムアーキテクチャやセキュリティのセクションはPing-Tベースで問題無さそうに思えました。それ以外のセクションはボチボチの正解率でしたので、復習することを忘れずに。。
ちなみに正解率が一番低かったのは『電子メールサービス:20%』でした。。
所感
個人的に苦労した章は『ファイル共有サービス』でした。特にsambaの内容は苦労しました。sambaコマンドやオプションの種類など最低限覚える範囲は学んで、残りは半分諦めてました。
合格することがゴールなので、ある程度仕組みが理解できれば良いと思いました。皆さんも無理に時間かけずに他分野の問題を解くことをオススメします。
最後に資格勉強は他人と比較する必要は無いと思いますので、マイペースで進めてクリアしましょう!
