8
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Windows10から11へのアップグレードでレジストリが書き換わった話

Posted at

Windows10 のサポートは2025年10月14日に終了しました。
セキュリティ更新が提供されなくなるため、Windows11 へ移行した方も多いと思います。

この記事では、私が Windows11 へアップグレードした際に発生した、レジストリ設定が初期化されてしまった事象について共有します。

🖥️ 内蔵キーボードが暴走…?

アップグレード後、Windows の検索欄やブラウザを開くと、入力欄に延々と
////////////////////////////
が入力され続ける状態になりました。

実は以前、内蔵キーボードが故障して「/」が連打される状態になっていたため、レジストリで内蔵キーボードを無効化していました。

しかし、アップグレードによってその設定が初期化され、キーボードが有効化されてしまったようです。

レジストリ エディターを開けない

今回もっとも苦労したのは、レジストリ エディターを開くこと自体でした。

  • 検索欄をクリックすると「/」が暴走
  • 「regedit」をコピー&ペーストしても、貼り付け前後に複数の「/」が挿入される
  • UI操作で回避しようと「スタートメニュー」を押すと検索欄にフォーカス → 「/」が暴走
  • 結果として、マウス操作だけでは回避できない

最終的には 他キーを長押し or 連打で一瞬だけ入力が止まった隙にペーストするという力技でなんとかなりました。

🔧 レジストリ キーを確認

原因は、以前変更していたレジストリ値がアップデートによってデフォルトに戻っていたことでした。

■対象(レジストリ エディター)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt

  • Start キー
    結果、Start キーの値が 3 (0x00000003) に戻っていることが確認できたため、4 (0x00000004) に修正しました。

image.png

修正後にPC を2回再起動したところ、内蔵キーボードが無効化されました。

レジストリの編集はリスクを伴います。編集は必ず自己責任でお願いします。

📝 i8042prt とは?

i8042prtは、PS/2 接続のキーボードやマウスを制御するドライバです。
内蔵キーボード(PS/2 コントローラ)もここで管理されています。
また、Start キーの値は以下の通りです。

意味
0x00000003 SERVICE_DEMAND_START(必要に応じて読み込み開始)※Windowsのデフォルト設定
0x00000004 SERVICE_DISABLED(読み込みを無効化)
🗂️ 設定時のメモ

設定したときのメモが残っていたため記載しておきます。

メモ
■2022/09/11
レジストリ変更
windowsマークの横にある検索ボタンに「regedit」と入力
レジストリエディタを開いたら、
「HKEY_LOCAL_MACHINE」
→「SYSTEM」
 →「CurrentControlSet」
  →「Services」
   →「i8042prt」
    ⇒「start」をダブルクリック
      値のデータ「3」を「4」に変更 ★今後戻すなら4→3
      ※表記が「16進数」になっていること

今回、特にレジストリを戻した覚えはないため、アップグレード時に初期化されたと考えています。
Windows11 でも同じ手順で変更可能です。

🧩 レジストリ編集について

レジストリはアプリケーション設定や OS の動作に深く関わるため、誤った編集は不具合の原因になります。

今回の「i8042prt」の変更は比較的リスクが低いと思いますが、編集は必ず自己責任でお願いします。

最後に

Windows10から11へのアップグレードで問題が起きたという話は案外聞きませんが、私個人は今回問題が発生したため注意喚起として記載させていただきました。

レジストリについては、インフラ構築作業などでは割と頻繁に触ることがありますが、個人の端末で意図的に触る経験は実はあまりなかったりします。
以前内蔵キーボードが故障した際は他に解決策が見つけられず、やむを得ずレジストリを修正しましたが、特に問題は起きなかったため今回もそれに倣いました。

不用意な設定変更は予期せぬ不具合が生じるリスクを伴いますのでご注意ください。

8
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?