11月20日、Googleが主催するアプリ・ゲーム開発者向けの招待制イベント「Google Playtime 2025」にチームメンバーで初参加してきました。
HOME’Sアプリのプロダクトマネージャーをしている鈴木です。この記事はLIFULL Advent Calendar 2025の9日目の記事になります。
「Google Playtime」は毎年開催されて今年で11回ですが、招待制でほとんど情報がないため、今回レポートでこの貴重な体験を多くの方に共有できればと思います。
本記事は個人の感想であり、Google公式の見解ではありません。
Googleの基調講演・Appトラック
Google Playtimeのコンテンツは基本的にGoogle Playチームの方によるセッションです。
午前中は、キム・チョンサさんによる基調講演が行われました。
- 2026年秋予定の「Google ウォレット」に追加される「マイナンバーカード」
- AIを活用したアプリとして「ドラクエウォーク」「WEAR」の事例
など、アプリのゲームとビジネスの成長に役立つ新機能を含む最新のニュースと事例の紹介がありました。
ランチタイムを挟んだ午後は、Appストアに関わるセッションとゲームのセッションに分かれて行われました。個人的にはゲームのお話しも気になりましたが、Appトラックに参加しました。(セッションは連続して行われるので、トラックの移動は前半・後半の1度の休憩時間しかできないので注意が必要です)
Appトラックでは、次のセッションが約30分ずつ行われました。
- アプリの成功を支えるデータ
- アプリの成長を加速させる購入者コンバージョン戦略
- 定期購入離脱の背景とユーザー維持の方法
- アプリの発見からユーザーロイヤルティを獲得するまで
- Playの進化する定期購入でアプリの成長を維持する方法
アプリ内課金に関するお話しは、私たちのアプリには直接関係しないものの、Googleのビジネス上のアプリ成長や、Playtimeチームによるユーザーロイヤルティ向上の取り組み(ツールや手法含む)は非常に興味深い内容でした。
また、特に「アプリの成功を支えるデータ」の中であった、トップクラスアプリの特徴に関するお話しは勉強になりました。ユーザーの定着に重要な要素や、課金アプリのユーザーの特徴(課金タイミング、CVR、ARPPUなど)を聞き、アプリ内課金のあるサービスをやってみたいという気持ちになりました。
スライドは基本的に日本語化されていましたが、英語で登壇される方もおり(同時翻訳あり)、全体としてはアプリ開発に直接関わっているメンバー向けの内容でした。
AI活用のリアル・MIXIとメルカリにおける実践と課題
Googleのエヴァン 小島さんがモデレーターを務め、MIXIの取締役の村瀬さんとメルカリのCTOの木村さんによるトークセッションが行われました。テーマは「AIを活用したユーザー体験」で、45分があっという間に過ぎました。
両社ともにAIへの投資を当然のように強化しており、どのように社内の組織を整備して推進しているかという具体的なお話しが聞けました。ニュースなどではなく、登壇者ご本人の言葉で聞けたのは非常に貴重な体験でした。
豪華で遊び心も満載!会場の雰囲気とネットワーキング
会場はフェアモント東京のイベントスペースが貸し切られ、朝から軽食と飲み物が用意されていました。クロークも利用できるため、遠方からの参加者も安心です。
飲食については、朝から夜のネットワーキングまで豪華でした。ランチタイムに提供されたランチボックスのトリュフ入りのたまごサンドは驚きの美味しさ
午後の眠くなったタイミングでのカヌレやフィナンシェの提供はうれしかった。
その他、イベント全体を通してGoogleらしい「遊び心」も満載でした。
- TORECA(トレカ)集め
- 会場内の各ブースを回ったり、Google社員の方と話したりすると「TORECA」というトレーディングカードがもらえました。これを集めるとカプセルトイ(ガチャ)が回せる仕組みがあり、積極的なブース訪問とネットワーキングの良いきっかけになりました。チーム4人で集めて、3回巨大ガチャを回すことができました。
- Androidifyの体験ブース
- Androidifyは、写真を撮ると自分の服装やアイテムを持った「自分だけのドロイド君」を作り出せるサービスです。その場で撮影・プリントしてシールを作ってくれて、良い記念になりました。
2025年 ベスト オブ 授賞式
セッションの最後に、Google Playが部門ごとに厳選したベストアプリの授賞式が行われました。受賞したGoogle Play ベスト オブ アプリの特集はこちらです。
生活の質を高めるツールや、没入感のある2025年に話題となったエンタメアプリが中心でした。私はゲーマーですが、基本的にコンシューマー向けゲームしかやらないため、スマホゲームはほとんど知らず、受賞アプリも名前を知っているレベルで…もったいないことをしていると反省しました。
受賞されたアプリ開発者のコメントには、アプリにかける想いや、成功に至るまでのストーリーがあり、心から感動しました。
ちなみに、私たちが担当するHOME'Sアプリも2016年にベストローカル部門で受賞しています(ずいぶんと前の話しになりますが…)。今回の授賞式に参加することで「いつか、またベストを獲るぞ
!!」と、強い決意を新たにすることができました。
おしまい
仕事に直結しない部分もありましたが、Googleの方や同じアプリを開発する方たちとお話しする機会もあり、この一日でとても良い刺激を受けました。セッションやブース訪問のあとには「うちでもできるの?」みたいな会話もあり、Google Playtimeはチームメンバーで参加するのがおすすめです。いっしょに参加したメンバーの感想コメントで、このレポートを締めたいと思います![]()


