前回コンテナとはなにかのイメージをつかんだので、実際に簡単に実機で触るためのツールである”Docker”なるものが存在するということで、さっそくインストールしようと思います。
そもそも今回触るDockerというのは… ・コンテナエンジンの一つ
・Kubernetes はクラスタで実行されるのに対して、Dockerは単一ノードで実行される
・どちらか一つだけを使おうというものではなくて、k8sとの共存も可能
(・コンテナのスケジューリングやオートスケーリング、データの管理など、Docker だけでは実現しにくいことが、Kubernetes を利用すると可能)
らしいです。
第2回 環境準備
今回やること
①VMware PlayerでUbuntuを作成
②Ubuntu上にDockerをインストール
なので、今日はまずは色々と試す前の環境準備ということになります。
では早速、実機の操作をしていこうと思います。
①VMware PlayerでUbuntuを作成
いつもの通り、VMware Playerで仮想サーバを構築してコンテナエンジンを乗せるベースにする。
A, 「新規仮想マシンの作成」をクリックし、「新しい仮想マシンのウィザード」の画面でUbuntuのisoイメージファイルを選択
対応しているOSをチェック。今回はUbuntuでいきます。
B, ユーザー名、パスワードを入力
C, 仮想マシンの名前と仮想マシンの保存場所を指定
D, スペックに関する設定値入力
とりあえずこのくらいで。
推奨値は最小 4GB の メモリ RAMみたいです。
補足:パッケージのインストールやらなにやらしたいので、インターネットに出ていけるようにする必要はある。
今回はNAT構成にしておいてとりあえずネットに出れればいいかな。
仮想NWについてわかりやすい記事↓
https://qiita.com/Higemal/items/b8124b047a3d0393e697
②Ubuntu上にDockerをインストール
//パッケージリストを更新
sudo apt-get update
//必要なパッケージをインストール
sudo apt-get install
//公式のGPGキーを保存するディレクトリを作成
sudo mkdir -p /etc/apt/keyrings
//curlコマンドインストール
sudo snap install curl
//公式のGPGキーを取得
curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/keyrings/docker.gpg
//公式のDockerリポジトリを追加
echo \
"deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/etc/apt/keyrings/docker.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu \
$(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
しっかりGPGキーも検証して…
最後のコマンドを実行することで、システムにDockerのリポジトリ情報を追加し、aptコマンドでDockerを簡単にインストールできるようにします。
ここまでで大体準備は出来たかな。
//改めてパッケージリストを更新
sudo apt-get update
//Dockerのインスール
sudo apt-get install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-compose-plugin
最後に、コンテナがインストールされていることの確認をしておきます。
//Dockerバージョンの確認
docker -v
今回はDocker Engineのインストールまで完了しました。 実はDockerのインストール方式にはいくつか方法があります。今回はパッと見た中で一番オーソドックスな方法を使ったつもりです。 ほかにも
**・公式のスクリプトを使った爆速インストール**
https://docs.docker.com/engine/install/ubuntu/#install-using-the-convenience-script
**・Debianパッケージを使ってDockerをインストールする**
という方法があるみたいです。
次回予告
環境準備までできてめでたくDockerが使える状態になりました。
次回はコンテナを作成・起動、とかできたらいいな。
イメージここまできた。