背景
- Linux で (n)vim 使いである
- Windows 10 でも, Windows ネイティブの vim を使う必要が出てきている
- ほかの Windows アプリが生成したデータ大きめのファイルを編集したいとか.
- WSL とか, Microsoft Terminal や msys とかで vim 動かすだと遅くて使い物にならないとか
- (n)vim は標準設定で, git-fugitive とか NERDTree とかのプラグインが(標準設定で)使えればい
- 設定やカスタマイズに一営業日とかかける余裕はないので, ぺろっと 10 分くらいで環境設定終わらせたい.
- dein とか Pathogen とかプラグインマネージャとかいらない. 標準設定の状態で plugin が(標準設定のままで)使えればよい
- git for WIndows などで git コマンドが使えるものとします(プラグインインストール用)
vim8(neovim 含む)から搭載された標準パッケージマネージャを使います.
とりあえず手っ取り早く結果知りたい人用
git clone https://github.com/preservim/nerdtree ~/AppLocal/Local/nvim/pack/vendor/start/nerdtree
と, ~/AppLocal/Local/nvim/pack/vendor/start/<pluginname>
に vim プラグインを git clone でいけます!
neovim
Chocolatery なりでインストールしておくとします.
neovim-qt, nvim どちらでも設定は同じです.
A VIM packages
標準のパッケージマネージャはその名も A VIM packages なので名称がよくないです(検索にほぼ出てこない)
Windows 10 だと, アプリの設定ファイルはだいたい ~/AppLocal/
に配置されます.(%LOCALAPPDATA%
環境変数で設定されているフォルダパス)
:h packages
でヘルプが出ますが, ヘルプドキュメントは Linux 環境を想定していますのでそのまま ~/.local
とかにプラグインのファイルを入れても nvim が読み込んでくれないので注意です!
実際のパッケージのパスは
set pp
(or set packpath
)で確認できます. こちらの Windows 10 で nvim の標準では,
packpath=~\AppData\Local\nvim,~\AppData\Local\nvim-data\site,C:\tools\neovim\Neovim\share\nvim\runtime,~\AppData\Local\nvim-data\site\after,~\AppData\Local\nvim\after
と出ました.
スターアップ時にプラグインを自動ロードする
起動時に, packpath
+ pack/*/start/
と, start
というフォルダ名が含まれているフォルダがスキャンされます. pack のあとのフォルダ名は任意ですが, vendor
がよくつかわれるようです.
たとえば, NerdTree をインストールするには,
git clone https://github.com/preservim/nerdtree ~/AppLocal/Local/nvim/pack/vendor/start/nerdtree
とします. git clone する場合は git がよろしくフォルダ(pack/vendor/strart/nedtree
)を作ってくれます.
あとは nvim(or vim8)起動すれば :NERDTree
コマンドがよろしく使えます!
手動でパッケージ追加
pack/*/opt
にあるののは, 自動ロードされずに手動でパッケージ追加する必要があります.
packadd <packagename>
でいけるようであるが...(opt にあるパッケージの利用方法は未検証)
その他
nvim の設定ファイルは ~/AppLocal/Local/nvim/init.vim
になります.
(:CheckHealth
で設定ファイルのパスを確認できます)