LoginSignup
3
7

More than 3 years have passed since last update.

ノーコード開発 AppSheet と kintone を Integromat で連携して見た

Last updated at Posted at 2020-08-15

Googleのノーコード開発サービス AppSheet と ローコードサービスの kintone を、ノーコードサービスの Integormatで連携して見ました。

はじめに

ノーコード・ローコード開発の勉強会「Play (No) Codes! #6」で紹介されていた「AppSheetで検温アプリを作る」ハンズオン資料を元にkintoneと繋げて見ました。
kintone連携には、AppSheetのWebhookとIntegromatを利用しています。

スクリーンショット 2020-08-15 6.45.19.png

対象

  • ノーコード・ローコードに興味がある
  • プログラム(は書けるけど)書かない
  • REST API とか、JSONとか、HTTPとか、Webhookとか一応どんなものか理解していて自分で使ったことがある

概要

  1. AppSheetで検温アプリを作成
  2. kintoneで検温アプリのデータを保存するアプリを作成
  3. AppSheetでWebhookを設定
  4. IntegromatでWebhookを受けてkintoneにレコード追加・変更の設定をする

1. AppSheetで検温アプリを作成

こちらのハンズオンを参考に、AppSheetで検温アプリを作成します。

kintoneと連携する為のキーカラムを追加します。
今回は、カラム名:IDを追加して、IDにはAppSheetの内部キーの [_RowNumber]をセットします。

スクリーンショット 2020-08-14 23.16.49.png

スクリーンショット 2020-08-14 23.17.05.png

2. kintoneで検温アプリのデータを保存するアプリを作成

日時・体温のフィールドとデータの更新用のキーフィールドとして、[sheetRowNumber]フィールドを追加しています。

スクリーンショット 2020-08-15 6.43.40.png

3. AppSheetでWebhookを設定

はじめに、Integormatで Webhook URLを払い出します。下記拙稿をご覧ください。
ChatworkのWebhook API を使って kintone にレコードを登録する方法

Integormatから払い出された(サーバー側)Webhook URLをAppSheetの(クライアント側)Webhookに設定します。

AppSheetのWebhook設定は、Behavior → Workflowタブにあります。(2020-08-15現在)
この辺りのメニューは変更される可能性がありますので、ご注意ください。
スクリーンショットを貼っておきますが、下記の記事も参考にしてください。
Invoking the AppSheet API from a Webhook

AppSheetのWebhookクライアントの設定

  1. Behavior → Workflowタブ 選択
  2. Add New Workflow Rule 押下
  3. Reaction から Webhook 押下
  4. Rule name は適当でOK
  5. WHEN THIS HAPPENS 押下
  6. Update event から、今回は新規作成と更新時にWebhookイベントを通知したいので、[ADDS_AND_UPDATES]を選択(図6)
  7. DO THIS 押下(図7)
  8. WEBHOOK 押下
  9. Preset → Custom 選択
  10. URLにIntegromatから払い出されたサーバー側のURLを入力
  11. HTTP Verb → Post 選択
  12. HTTP Content Type → JSON 選択

図6
スクリーンショット 2020-08-15 7.41.54.png

(図7)
スクリーンショット 2020-08-15 7.44.01.png

右上のSAVEを押下して設定を保存します。

4. IntegromatでWebhookを受けてkintoneにレコード追加・変更の設定をする

下記拙稿をご覧ください。
ChatworkのWebhook API を使って kintone にレコードを登録する方法

今回はIntegromatの WebhookとHTTPモジュールの間に、Routerを入れて新規追加と更新を AppSheetのJSONレコードの UpdateModeの値で振り分けています。(下記のスクリーンショットを参照)

新規追加のRouter設定

スクリーンショット 2020-08-15 8.37.58.png

更新のRouter設定

スクリーンショット 2020-08-15 8.38.17.png

HTTPモジュールの設定

HTTPモジュールの設定は下記の通り

新規追加

スクリーンショット 2020-08-15 8.45.53.png

スクリーンショット 2020-08-15 8.46.35.png

更新

スクリーンショット 2020-08-15 8.48.40.png

更新のキーにはAppSheetの内部キー[_RowNumber]をセットしたIDカラムを利用ます。

スクリーンショット 2020-08-15 8.48.55.png

AppSheetからデータ登録

AppSheetの検温アプリからデータを登録して見ます。

AppSheetからデータ登録

スクリーンショット 2020-08-15 6.50.29.png

IntegromatでRun onceを押下 → Process existingを押下

スクリーンショット 2020-08-15 6.51.13.png

Integromatの実行

Integromatが実行されます
スクリーンショット 2020-08-15 6.51.31.png

Integromatの実行の確認

HTTPモジュールのログを確認
スクリーンショット 2020-08-15 6.51.50.png
スクリーンショット 2020-08-15 6.52.04.png

kintoneの検温アプリでデータを確認

IntegromatのHTTPモジュールから、kintoneにレコードが登録されます。

スクリーンショット 2020-08-15 6.53.25.png

AppSheetのデータを更新

先程登録した体温のデータを修正して、データを更新します。

AppSheetのデータを修正

AppSheetの修正画面から36.33を、
スクリーンショット 2020-08-15 6.55.12.png

36.28に変更してSAVE
スクリーンショット 2020-08-15 6.55.34.png

36.28に変更されました
スクリーンショット 2020-08-15 6.55.59.png

Integromatを開いて、Run once → Process existing を押下

スクリーンショット 2020-08-15 6.56.32.png

Integromatの実行

Integromatが実行されます
スクリーンショット 2020-08-15 6.56.41.png

Integromatの実行結果の確認

HTTPモジュールのログを確認
スクリーンショット 2020-08-15 6.56.58.png

スクリーンショット 2020-08-15 6.57.12.png

kintoneの検温アプリでデータの更新確認

IntegromatのHTTPモジュールから、kintoneのレコードが更新されます。

スクリーンショット 2020-08-15 6.59.27.png

まとめ

AppSheetとkintoneのアプリ間をIntegromatを使って繋げて見ました。

Integromatは繋げたい対象サービスのテンプレートが無い場合は、モジュールをカスタマイズすることで、だいたいのサービスと繋げられるのではと感じています。

今回使ったIntegromatのRouterを調べると、他にもいろいろ出来ることがありそうなので、どこかで使いたいなと思います。

参考

AppSheet

kintone

Integromat

3
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
7