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ゆめみAdvent Calendar 2019

Day 2

フロントエンドエンジニア1年目はコードレビューでどんな指摘を受けるのか

Last updated at Posted at 2019-12-01

社内のコードレビューで先輩から指摘いただいた事をまとめました。
主にJavascript(Vue.js)のコードです。

本記事の修正前のコードは、(Qiita用に簡略化してますが)実際に自分が書いたダメコード。
ちゃんと失敗を活かしていけよと自分へのメッセージを込めて書きます!

筆者のスキル感

  • エンジニア歴(≒プログラミング歴)ちょうど1年
  • フロントエンドエンジニア
  • Vue.js/Nuxt.jsで開発

凡ミス

一番指摘されると申し訳なく感じるところ。
凡ミスがマージされるとバグの温床になるので、気をつけなきゃですね・・。

デバッグの痕跡が残っている

console.log('hoge')

現プロジェクトはgitのpre-commit hookを使ってをコミットしないようしてるのですが、
そこをすり抜けてデバッグコードを潜ませてしまう事があります・・。

タイポ

const enviroment
これは真中の n がないですね。environmentが正解です。

わたしはVSCodeのスペルチェッカーを使ってタイポが減りました。
(スペルミスの箇所をハイライトしてくれるので、とても便利です!)
Code Spell Checker - Visual Studio Marketplace

作ったら消す

スクロールイベント消し忘れ

スクロールしたらHTML要素が消えたり、ボタンが現れたりする実装をよくしますよね(?)
これはaddEventListenerでスクロールイベントを発火するVue.jsのコードです。

修正前

index.vue
<script>
export default {
  // インスタンスがマウントされたとき
  mounted() {
    window.addEventListener('scroll', this.handleScroll());
  },
  methods: {
    handleScroll() {
      // 処理
    }
  }
};
</script>

これは意図した動作になるものの、よくありません・・。

[修正すべきポイント]

  1. スクロールイベントが発火し続ける
  2. スクロールイベントが大量に繰り返される

忘れがちですが、どこかで removeEventListener でイベントを削除すべきです。
ページ遷移など使わなくなったタイミングで削除するのならdestroyed(Vueのライフサイクル)が使えます!

また、スクロールイベントは大量に繰り返されるので、一定期間lodashの throttle などで間引くのがベターです。

修正後

index.vue
<script>
import _ from 'lodash';

export default {
  mounted() {
    window.addEventListener('scroll', this.handleScroll());
  },
  methods: {
    handleScroll: _.throttle(() => {
      // 1秒ごとに処理を実行
    }, 1000)
  },
  // インスタンスが破棄された後
  destroyed() {
    window.removeEventListener('scroll', this.handleScroll());
  }
};
</script>

参考

オブジェクトURL消し忘れ

createObjectURLは画像のプレビュー表示など、一時的にFileオブジェクトをURLにして参照できます。

わたしはrevokeを知らず書いていませんでした。動的にこれを使った際は明示的にrevokeが必要です!
(でないとメモリがかさみ、最終的にブラウザがモタつきます・・。)

index.js
// オブジェクトのURLを作成
objectURL = URL.createObjectURL(object)
// オブジェクトURLを取り消し
window.URL.revokeObjectURL(objectURL)

参考

変数名

現在・過去・未来・複数を意識する

index.js
// 修正前
const reverseColor = ['red', 'blue', 'yellow'].reverse();
// 修正後
const reversedColors = ['red', 'blue', 'yellow'].reverse();

修正後の変数名は、より表現が正確になりました!

変数 reverseColor にはreverse済みの配列が入るので、過去分詞形のreversedが適切、
色は複数あるので、Colorsのほうが分かりやすくなります。

CSSやJavascriptのネーミングを参考にする

index.js
// 修正前
const isShow = false
// 修正後
const isVisible = false

これは true のときにHTML要素が表示され、 false のときにHTML要素が非表示になる変数です。

修正後はCSSのvisibilityプロパティに合わせて isVisible としています。
どちらも意味は分かりますが、より直感的になりました!

@Riliumph さんより
isShowはまず英語的にNGです。be動詞と一般動詞が混在しています。
↑勉強になりました、ありがとうございます。

ネーミングが安易

これは配列favoritesの中身(color)を取り出して表示するVue.jsのコードです。

index.vue
  <!-- 修正前 -->
  <div v-for="(item, i) in favorites" :key="i">
    <p>好きな色: {{ item.color }}</p>
  </div>
  <!-- 修正後 -->
  <div v-for="(favorite, i) in favorites" :key="i">
    <p>好きな色: {{ favorite.color }}</p>
  </div>

これは要素が少ないので見やすいですが、要素が増えてネストしていくとitem が何のアイテムなのか想像ができません・・!
他にも、value、num、boolなど情報が少ない単語は避けた方がベターです。

ネーミングで参考にしているサイト

省略できる系

短く難解なコードはいやですが、パッと見てわかるコードなら短いほうが良いですよね!

lengthチェック

index.js
// 修正前
const isEmpty = contents.length === 0
// 修正後
const isEmpty = !contents.length

配列 contents が空なのか判定します。
このくらいなら見やすさが変わらないと思うかもしれませんが、他にも比較演算子や数字が出てくるとき、 === 0 がないだけで、見やすくなります!

また、! を使う場合、正常系で0・false・空文字が入る場合は注意が必要です。

参考

テスト

vue/test-utilsのmountを正しく使う

index.js
// 子コンポーネントをマウントしてテストしたいとき
import { mount } from '@vue/test-utils'
// 子コンポーネントをマウントせずテストしたいとき
import { shallowMount } from '@vue/test-utils'

テストをはじめて書いたときはサンプルコードを参考になんとなく mount で書いてました。
テストが通らなくてなんとなくshallowMountにしたら上手くいったことも

子コンポーネントも考慮してテストしたい場合は mount
子コンポーネントと切り離してテストを行いたい場合、 shallowMount を使うと良いです!

参考

おわり

tips系をまとめましたが、実際には上記以外にもコンポーネント設計、データの持ち方のアドバイスを頂くことが多かったです。

一度ツッコミをもらえると、次回コードを書く上で気をつけるべきポイントがわかって良いですよね🎉
慣れた方にとっては耳にたこができる内容かもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました!🎅🏻

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APIKit による通信リトライの実装と、OHHTTPStubs によるその実装のテスト

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