はじめに
ホテルを予約した後、同じ部屋が値下がりしていた経験はありませんか?
OTA(じゃらん・楽天トラベル・Booking.com)のホテル料金は、需要予測に基づいて常に変動しています。いわゆる「ダイナミックプライシング」です。航空券と同じように、1日に何度も値段が変わることもあります。
「それなら、予約後もずっと監視して、値下がりしたら教えてくれるサービスがあればいいのに」——そう思って swimple というサービスを作りました。
この記事では、実際にOTA横断で価格を継続監視して見えてきた「ホテル料金の実態」と、サービスを作った動機について書きます。
データで見えてきた、ホテル料金の実態
同じホテル・同じプランでも、日によって価格が大きく動く
東京・大阪・京都・沖縄の11ホテルを、じゃらん・楽天トラベル・Booking.comの3つのOTAで24時間自動監視しています。
一番驚いたのは「同じホテルの同じプランが、数日で数万円動く」ということです。特にGW前後のディズニーエリアのホテルでは、ある日¥28,590だった部屋が数日後には¥41,000になっていたり、逆に高かった部屋が急に下がったりと、変動幅がかなり大きい。
8日間以上の継続監視の結果、監視対象の日程の半分以上で何らかの価格変動が起きていました。
価格変動のパターン
GW・連休前は特に顕著です。需要が読めない時期にはホテル側も頻繁に価格を調整するようで、1日に複数回変わることも。逆に平日の出張需要が中心のビジネスホテルは比較的安定しています。
「予約した後の値下がり」は普通に起きる
キャンセル無料プランで予約しておいて、値下がりしたら取り直す。理屈は簡単ですが、実際にそんなに値段が動くのか?——データで確認したところ、普通に起きます。
問題は「いつ下がるか分からない」こと。毎日手動で確認するのは現実的ではないので、自動監視が必要になります。
こうしたデータはnoteでも実データ付きで公開しています。
→ 【検証】ホテルの価格を8日間モニタリングしたら、同じ部屋が3万円も変動していた話
なぜ個人開発で作ったか
既存サービスにない「予約後の価格監視」
ホテルの価格比較サービスは多数ありますが、予約後に値下がりを追跡して教えてくれるサービスは見当たりませんでした。
海外には「Pruvo」のようなサービスがありますが、日本のOTA(じゃらん・楽天トラベル)に対応しているものはありません。
作りたかったもの
- 予約したホテルのURLを登録するだけ
- 24時間自動で価格を監視
- 値下がりしたらメールで通知
- 複数OTAを横断で比較
技術的なアプローチ
構成はシンプルです。
[Cloudflare Workers] — LP
↓
[Railway] — Python (Flask) + PostgreSQL
↓
[Playwright] — OTAの価格取得
↓
[メール通知] + [SNS自動投稿]
OTAのカレンダーページから日付ごとの価格・在庫情報を取得し、前回との差分を検出して通知する仕組みです。
じゃらんや楽天はJavaScriptで動的にレンダリングされるため、Playwrightでブラウザを立ち上げて取得しています。OTAごとにページ構造が全く異なるので、専用のアダプタを用意して共通のインターフェースに変換する設計にしました。
開発で一番考えたのは「変化の検知粒度」です。在庫数が1室減っただけで通知しても煩いので、価格変動のみ・全変化・手動通知のモードを切り替えられるようにしています。
今後やりたいこと
現在はα版として無料公開中です。GWに向けてちょうどいいタイミングなので、実際に使ってくれる方からのフィードバックをもとに改善していきたいと思っています。
今考えている機能:
- 対応OTAの拡充(一休.com、agodaなど)
- LINE通知対応
- 価格推移グラフの可視化
- 複数OTAの最安を自動で選んで提案する機能
試してみてください
GW・夏休みのホテルを予約済みの方、予約後の値下がりが気になる方はぜひ。
🎁 4/30まで、登録&ホテル設定で抽選3名にAmazonギフト券1,000円分プレゼント中
→ キャンペーン詳細
使ってみた感想やフィードバックはコメント欄か、X(@swimple_app) までお気軽にどうぞ。