技適認証済で日本製のLoRaモジュール LRA1 のファームウェアを更新(アップデート)してみます
アップデートツールとファームウェアの入手
LRA1の更新はPC用の専用ツールを使います。ツールとファームウェアは 株式会社 アイ・ツー のWebサイトからダウンロードできます
更新手順
準備
アップデートツールを起動する前にPCとLRA1を繋いだ状態にしておきます。DIP化基板の場合はUSB-UARTのシリアル変換ボードなどを経由して繋ぎます。また、ターミナルが開いていると更新できませんので閉じてください
評価ボードの場合
USBケーブルでPCと評価ボードのUSB端子を繋ぎます
DIP化基板の場合
以下の通りに繋ぎます。シリアル変換ボードにDTR端子があればRESETに繋ぎます(任意)
シリアル変換ボード | - | LRA1のピン |
---|---|---|
Tx | - | Rx(2番ピン) |
Rx | - | Tx(3番ピン) |
GND | - | GND (12, 13, 22, 34 のいずれか) |
DTR | - | RESET (33番ピン) |
アップデートツールの起動
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、 LRA1_Update_Tool.exe
を起動します
アップデートツールの画面
更新
- LRA1に繋がっているCOMポートを選択します
- ファームウェアのファイルを選択します
- [UPDATE] ボタンをクリックします
DIP化基板で DTR と RESETピン を繋いでいない場合は、 [UPDATE] をクリックした後に RESETピンとGNDピン を繋いで再起動させるか、電源を入れ直してください
更新が進み
完了するとダイアログが表示されます
更新は数秒で完了しました。あっという間です
確認
ファームウェアが更新されたことを確認します
ターミナルを開いたらバージョンが表示されますのでバージョン番号が増えていることを確認します
バージョンは VERコマンド
でも確認できます。表示内容はターミナルを開いた時と同じですね
入手した時のバージョンは以下でした
ちゃんと更新されているようです