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【AWS解説 基本編 #2】AWSは「サービス」を組み合わせて使う

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Last updated at Posted at 2026-07-19

【AWS解説 基本編 #2】AWSは「サービス」を組み合わせて使う

基本編 #2(全 6 回予定)

前回の記事では、AWSがクラウドサービスであることと、オンプレミスとの違いを整理しました。

前回の記事はこちらです。

AWSの学習を進めると、EC2、S3、Lambdaなど、さまざまなサービス名が出てきます。

初めのうちは、

なぜAWSの中で、こんなに細かく名前が分かれているのか
何から覚えればよいのか

と迷いやすいところです。

私も最初は、「AWSの中にすべての機能が入っているのに、なぜサービスごとに名前が違うのだろう」と感じていました。

この記事では、各サービスの細かな設定には入らず、AWSが「サービス」という単位で分かれている理由と、それらを組み合わせてシステムを作る考え方を整理します。


AWSは機能ごとにサービスへ分かれている

AWSでは、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワークなど、システムに必要な機能がそれぞれ別のサービスとして提供されています。

例えば、仮想サーバーを用意する、ファイルを保存する、データベースを作る、ネットワークを構築する、ログや動作状況を監視する、ユーザーやサービスの権限を管理する、といった役割ごとにサービスが分かれています。

利用者は、作りたいシステムに合わせて必要なサービスを選び、それらを組み合わせます。

aws-services-building-blocks.png

サービスが機能ごとに分かれているため、最初からすべての機能をまとめて用意する必要はありません。

ファイルを保存する場所だけが必要ならストレージのサービスを使い、仮想サーバーが必要になったらサーバーのサービスを追加する、といった使い方ができます。

一方で、サービス名が多いため、学習を始めたばかりの頃は全体像が分かりにくくなりやすいです。

最初からすべてを覚えようとせず、まずは代表的なサービスの役割を知るところから始めるのがおすすめです。


代表的なAWSサービス

AWSには多くのサービスがありますが、最初はよく使われるものの役割を大まかに理解できれば十分です。

aws-services-list.png

この段階では、各サービスの細かな設定や料金まで覚える必要はありません。まずは、EC2はサーバー、S3はファイルの保存場所、RDSはデータベース、IAMは権限管理、CloudWatchは監視、というようにサービス名と役割を結び付けられれば十分です。

また、AWSとEC2は同じ意味ではありません。

EC2はAWSが提供するサービスの1つです。EC2を使わず、S3やLambdaなどを中心にシステムを作ることもあります。

AWSとは、これら複数のサービス全体を含む名称です。


サービスを組み合わせてシステムを作る

実際のWebサイトや業務システムでは、1つのサービスだけで完結しないことが多くあります。

例えばWebアプリケーションなら、アプリケーションを動かす、データを保存する、画像やファイルを保存する、利用者やサービスの権限を管理する、エラーや動作状況を監視する、といった役割が必要になります。

これらの役割をAWSサービスに当てはめると、アプリケーションの実行にAmazon EC2、データの保存にAmazon RDS、画像やファイルの保存にAmazon S3、権限管理にAWS IAM、ログや動作状況の確認にAmazon CloudWatch、といった組み合わせが考えられます。

aws-services-combine-example.png

IAMやCloudWatchは、EC2やRDSのようにアプリケーションの処理を順番に受け渡すサービスではありません。

IAMは各サービスへのアクセス権限を管理し、CloudWatchはシステム全体のログや動作状況を確認する役割を持ちます。

このように、サービスによってシステム内での役割や関わり方も異なります。

ここで紹介した構成は一例です。作るシステムの規模や目的によって、使用するサービスは変わります。

大切なのは、特定の構成をそのまま暗記することではなく、必要な役割ごとにAWSサービスを当てはめて考えることです。


最初はサービス名より役割から覚える

AWSを学び始めると、知らないサービス名が次々と出てきます。

ただし、すべてのサービス名を最初から暗記する必要はありません。

まずは「何をしたいのか」から考えると、必要なサービスを探しやすくなります。

やりたいこと 関連する代表的なサービス
仮想サーバーを作りたい Amazon EC2
ファイルを保存したい Amazon S3
データベースを作りたい Amazon RDS
プログラムを実行したい AWS Lambda
ログを確認したい Amazon CloudWatch
権限を設定したい AWS IAM

初めから最適な構成を作ろうとすると、選択肢が多くなり、学習が進みにくくなることがあります。

最初は少ないサービスを組み合わせて実際に動かし、必要になったものを後から追加する方が、それぞれの役割を理解しやすくなります。


まとめ

AWSでは機能ごとにサービスが分かれており、EC2、S3、RDSなどそれぞれに異なる役割があります。利用者は必要なサービスを選び、組み合わせてシステムを作ります。IAMやCloudWatchのように、構成全体の権限管理や監視を支えるサービスもあります。

最初からすべてのサービスを覚える必要はありません。サービス名よりも「何をするためのものか」から覚えると理解しやすくなります。

AWSの構成を見るときは、サービス名だけを見るのではなく、

このサービスは、システムの中でどの役割を担当しているのか

と考えることが大切です。

次回は、AWSサービスを「どこに作るのか」という話に進みます。

AWSでは、世界中の拠点をリージョンやアベイラビリティゾーンという単位に分けています。

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