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良いチームと言われるようになるまでの道のり

Last updated at Posted at 2021-12-21

はじめに

こんにちは、GxPの@suzumin-gxpです。 この記事はグロースエクスパートナーズ Advent Calendar 2021の22日目です。

私が今の保守案件のプロジェクトリーダーになってから約4、5年経とうとしています。 (ちなみに現在開発メンバーは5人います。)

当初はチームとしての一体感が感じられませんでしたが、約3年前から良いチームを作るために試行錯誤を続けた結果、 最近では他のチームから「良いチームになってきたね!」と言ってくれる方が増えました。

そこで今回は、良いチームを作るために実践したことをご紹介します!

私が思う良いチームとは...?

良いチーム作りを紹介する前に、「そもそも良いチーム作りってなんだろう?」って思いますよね:smile:
私が思う良いチームは以下の3つだと思っています。

  • 上下関係なく意見を言い合えるチーム
  • 全員がチーム活動の運用を回すことができるチーム
  • 現状維持ではなく常に改善することを意識するチーム

3つ箇条書きで挙げましたがそしてなによりも

  • 居心地の良いチーム

とメンバーひとりひとりが思う気持ちが私は一番大事だと思います。
現チームメンバーはどう思っているか聞くのが怖いですが、きっと思ってくれることを信じて...

以上、前置きが長くなりましたが本題に入っていきましょう!

その1:チームプロセスを改善する

チーム活動をつくってみる

元々私のチームの活動自体はデイリー会だけで、進捗・課題管理や工数管理をチームリーダである私ひとりで行うことが多かったです。 それにより今自分たちがどういった状況なのかを把握することができず、対応が遅くなり遅くまで働いてしまう傾向にありました。

そこで・・・

  • バックログリファイメント
  • 見積会
  • ふりかえり
  • 月の稼働工数の共有
  • デイリー会

これらを定期的にチームで実施することで、今チームがどういう状況なのか何が問題なのかを把握できることができ、次自分たちが何をすればいいのかを自主的に考えてくれることが増えていきました。

また、チーム活動の内容も徐々に変わり、ふりかえり会は『KPT』から『GKPT』、今は『GKPT に加え、"要望・希望・提案"』と自分たちのチームに合ったふりかえりを実施しています。

ファシリテータをチーム全員で回す

チーム活動が徐々にでき始め全員参加が浸透してきたときに、次の課題が発生しました。それは・・・

デイリー会は毎日、他は隔週実施していたのでファシリテータである私が休みづらいことや、他の新しい案件に集中することができなくなっていました。

そこで、「ファシリテータをチーム全員で回したい」と私が提案しました。

初めての役割に戸惑いながらも、徐々に他のメンバーのいいところを真似したり、期限が近付いているタスクを自分で確認してチーム全員に報告したりするなどの工夫がみられました。

最近では私が別件で活動に参加できないときは進めてくれるメンバーやファシリテータが休んだときに変わってくれるメンバーが増えてきています。

定型作業をチームで実施する

私たちのチームは定型作業を週に1回や月に1回実施することが多々あります。 以前は、定型作業は担当者が固定化していました。 しかし、このままだとその担当者が他の作業を行うことが難しい状況になり成長をしないことが課題となりました。

まず、定型作業のスキルマップを作成し自分たちの作業が今どの程度できるかを明確化することにしました。

次に、定型作業をやったことある人がやったことない人に教え、それを続けるように定着しました。次第に自らやったことない作業を率先して行うようになりました。

定型作業をチーム全員が完璧にできることは難しいため、今のチームの目標は開発メンバーの半数以上が問題なく一人で作業ができるようになることです。

少し余談ですが、 今まで私がひとりで手動で実施していた月の稼働工数計算を、他のメンバーにお願いすることによりほぼ自動で工数を計算してくれるアプリを自ら率先して作ってくれました。:raised_hands_tone1:

2021-12-20_11h24_46.png

その2:チーム全員が働きやすい環境を作る

1on1をはじめました

約1年前から1on1をはじめました。 きっかけはチームからのある発言でした。それは・・・

  • 私の予定を確認すると常に打合せが入っていて、作業について相談したくても声をかけづらい
  • 新卒のメンバーは対面よりもリモートで話すことしかなく、その中でも私が忙しくみえて敷居が高い

といったことでした。

これには私が一番驚きました。
今まで話しかけやすいと言われることの方が多かったので、自分では感じていなかったからです。

この発言を聞いてからまず1on1を定期的に開催することを決め、1on1の枠を取ることで相談の場を設けました。 私自身も1on1のメンターを務めるのは初めてで不安でしたが、雨宮さんの記事にある1on1勉強会に参加し、基礎の勉強や1on1で困ったときは勉強会で相談をすることによってその不安を解消できました。

1on1を定期的に実施することにより、メンバーの困っていることが分かり、今後やりたいことや取り組みたいことがお互い明確にすることができました。

またメンバーからも1on1をやることにより、気軽に相談しやすくなったという声も増えていきました。

思いやりある行動に・・・

在宅勤務でリモートが多い中、相手の顔がみれないのでどういった気持ちかが以前より伝わりにくい環境になりました。
そこで、 私が意識してやっていることは以下の3つです。

  • 感謝の気持ちを具体的な言葉を添え、社内で開発したSlackアプリのG's Awardで送ること
  • Slackで聞かれたらアイコンでもいいので反応すること
    • 忙しくて今確認できなくても、『砂時計マーク(時間があったらあとで見ます!):hourglass_flowing_sand:』やその旨を伝える
  • 打合せは設定した時間内に納める
    • 時間内に納まらなかった場合は、最後に申し訳ないとひとこと伝えること

今挙げる3つのことは当たり前のことなのかもしれません。
しかし、これらを行動に移すことやチームへ共有することにより、次第にチームに広まり同じように行動するメンバーが増えていきました。

2021-12-20_21h10_46(1).png

最近では、休憩から戻ってきたときの『おかえりアイコン』をつけるメンバーや「ランチ会勝手にやってますー!」と言って、リモートのチームぷちランチ会を開催してくれるメンバー、報告した後に『認識したアイコン』で反応してくれるメンバーもいて徐々に思いやりある行動が広がってきているように感じています。

2021-12-20_11h12_59(1).png

さいごに

以上が、良いチームを作るために実践したことの紹介でした。

ここまでの良いチームになるまでに約3年かかりました。
この3年全てうまくいったかというとそうではなく、何度も悩み考え実践しましたが、またうまくいかずの連続でした。
特にチームメンバーの入れ替えは毎回悩む課題でした。

しかし、チーム活動を継続することが定着してきて最近では冒頭でもお伝えしましたが、「いいチームになってきたね!」と言ってくれる方が増えていきました。

これにはひとえに今のチームメンバーの協力があったからこそ実現できたことです。 ありがとうございます!

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