こんにちは、GxPの雨宮です。
この記事は グロースエクスパートナーズ Advent Calendar 2021 の15日目です。
本日は自分自身が昨年から行っている1on1と1on1勉強会について書きます。
はじめに
1on1とは上司(メンター)と部下(メンティー)で行う定期的な1対1のミーティングです。評価や管理のための人事面談とは異なり、部下の成長のサポートするための時間が1on1です。1on1を通じて上司は部下がどういうキャリアを考えているのか、どういう悩みを持っているかということを把握し、部下のサポートを行います。時間は15~30分の短時間で繰り返し行い、頻度は毎日、毎週、毎月といった短い期間が一般的です。
3年目となり、今まではメンティー側だった自分が先輩となり、後輩の悩み事を少しでも解決できるように1on1を始めました。
また、コロナという状況下で行ったため、リモートでやることが多かったです。
1on1をやってみて
1on1を1年間やってみて、感じたことは
やるといいこと
- 事前準備をしてから臨むこと
- 話している内容をまとめている議事録を共有すること
- アイスブレイクを入れること
上手くできなかったこと
- メンティーが話してくれたことから、深堀して話を進めること
- 話しやすい雰囲気を作ること
- 相手から話してもらうこと
1on1を行う前に事前準備として前回話したことや日報、月報を確認することで、話す内容が明確となり、スムーズに進められたからです。また、議事録を共有することで、相手が今どんな状況かをお互いに把握でき、私自身も焦る気持ちがなくなり、落ち着いて会話を進められたからです。アイスブレイクで休日の過ごし方や、趣味の話をしたことで、和やかな雰囲気のまま会話を進めることができたからです。
反対に1on1を日々行ったとしても、話してくれたことから深堀して話を進めることは難しかったです。話がないために、沈黙が続いてしまうことも多々ありました。また、相手から話してもらうような雰囲気づくりもなかなか上手くできませんでした。
1on1をやっただけで終わらずに良かったこと、悪かったことをKPTでまとめ、視覚化することでどう改善していけばよいかをわかりやすくし、次につなげられるようにしました。そうすることで、以前できなかったことができていることが分かりやすくなりました。
1on1勉強会
1on1勉強会とはメンターであるメンバーで集まって、1on1での悩み事、困っていることの相談を行う勉強会になります。
勉強会では主に、
- 1on1での悩み事、困っていることの相談
- 1on1の書籍の読み合わせ
- 1on1ラジオの聴取
を行いました。
相談事では話が尽きたときにはどうしたらいいかや、どのように話を進めたら話しやすいかなどの話し合いをしました。
書籍の読み合わせでは1on1とはどういうものなのかという基本的なところから学んでいきました。
1on1というものはメンティーに話してもらう場であり、メンターは聞き手に回る必要があると学び、アドバイスや沈黙になった場合はどこから話をすればよいか悩んだことがあったことを思い出します。
1on1ラジオの聴取では下記のラジオを使って、1on1について学びました。
1on1ラジオページ
テーマには「話ネタに困ったときにどうする」や「考えるって難しいよね~考えられない4つのパターン~」といったものがありました。
その中でも1番印象に残っているものは「自分の「普通」は相手は違うかも」というテーマのものです。「普通、あるべきというのはその人の価値観なのかもしれない、普通じゃないと輪にうまく入れなくなると思ってしまう」といった言葉がでてきました。
普段「普通」という言葉は「普通にできるよね」という風に日常会話で自然と出てしまっているもので、特に気にせず使っていた自分がいました。でも、このラジオを聞いて、「普通」とは人それぞれ違うものだと改めに知り、使わないように気を付けるようになりました。
#おわりに
今までの1on1ではメンティー側だった自分がメンター側となり行ったことで、相手から話をしてもらうことの難しさを知りました。
どういう質問をすることで話を続けられるか、また、相手の悩みをどれだけ解決できているのかなど、すごく悩むことはありました。ですが、1on1勉強会でできないところの悩みを相談したことで、1年間やりきることができました。現在はメンティーだった方がメンターとなり、その相談や引き続き悩みをサポートするという以前との1on1での内容とは少し変わったため、行う回数も減りましたが、1on1勉強会で得たことを参考にして、これからも続けていきたいです。