はじめに
前回の記事でLGWAN(総合行政ネットワーク)について簡単にまとめました。
https://qiita.com/suzuking1125/items/578331bbe0165adb44f9
ざっくりLGWANとは
- 地方公団体の組織内ネットワーク
- 一般回線と比べ、セキュリティやコスト面に優れる等のメリット。
- 情報掲示板、メーリングリスト機能、専用ドメイン(LG.JP)などの機能が備わっている。
わざわざ専用回線なのに機能少なくない?...
と思っていたら LGWAN-ASP というモノを通じてさまざまなサービスを使用しているとのこと、
というわけで簡単に調べてみました。
LGWAN-ASPとは
LGWAN-ASP(Local Government Wide Area Network Application Service Provider)
LGWAN-ASPとは、LGWAN利用者(地方公共団体の職員等)に、LGWANネットワークを介してサービスを提供する事業者およびサービスを指します。
目的
閉域ネットワーク(地方自治体)に向けてサービスを提供しているLGWAN-ASPを使うことで、それぞれの自治体がサービスやリソースを共同利用することができ、最近よく聞くDX化が期待できる。
LGWAN-ASPのメリット
LGWAN-ASPはLGWANを介してサービスが提供されるので、利用者は高いセキュリティ等のLGWANの恩恵をそのまま受けることができるのも良いところ。
メリット
-
経済性
システム開発がなく、保守運用専門人員を抱える必要がないため、開発費、保守運用費等が低コストで実現可能 -
迅速性
すでに提供されているサービスを利用すれば、短期間でのサービス導入が可能 -
安定性
サービスの機能及び品質が整備及び充実しているため、安定的にサービスの利用が可能
どんなサービスを提供してる?
大きく分けると以下に分類される
アプリケーション及びコンテンツサービス
アプリケーションや情報コンテンツなどを提供する。電子申請・届出、行政情報共有、電子入札・調達などがある。
ホスティングサービス
サーバー機器の提供、運用管理を行う。
ネットワーク層及び基盤アプリケーションサービス
ホスティングサービスを構成する機器の設置スペース、設置スペースでの電源、空調などの設備を提供する。
通信サービス
ホスティングサービスの構成機器をLGWANに接続する専用回線を提供する。
ファシリティサービス
IPアドレス、ドメイン名管理、基本プロトコル群及び認証基盤、LGWAN電子文書交換システムなどアプリケーション基盤を提供する。
LGWAN-ASPサービスリストを公開してるので見てみると面白いかも
LGWAN-ASPサービスリスト
感想
主に利用者側の視点でのメリットやサービスの調査をおこなったので、次調べることがあれば提供者側(事業者やサービス提供者)にフォーカスを当てて調べてみたい。
まとめるのに慣れてなくてめっちゃ時間かかる;;