※この記事では、VS CodeのExperimental機能およびInsider Buildの機能を取り扱っています。2025年9月9日時点の情報に基づいており、正式リリース時には内容が異なる可能性があります。
VS Codeの公式Twitterが、以前こんな設定を紹介していました。
"github.copilot.chat.alternateGptPrompt.enabled": true,
"chat.todoListTool.enabled": true
GPTのエージェントモードの性能に関わる設定のようです。このふたつの設定を有効にすることを紹介しています。
これは何ですか?
chat.todoListTool.enabled
chat.todoListTool.enabled については、2025年7月のVS Code v1.103にExperimentalとして導入されたTODOタスクリスト機能です。
有効にすると、Copilot Chatのエージェントモードのツールに「todos」というのが追加されます。
AIエージェントにおいてTODOリストを導入することでタスクのプランニング性能が向上するやつです。Claude Code 0.2.93やCursor 1.2でも類似の機能が追加されたりしています。
github.copilot.chat.alternateGptPrompt.enabled
こちらが本題です。github.copilot.chat.alternateGptPrompt.enabledとは何でしょうか?一見そんな設定は見当たりません。これは何ですか?
まず本稿執筆時点の通常のVS Codeには該当する設定が無いようで、VS CodeのInsider Build(v1.104)にすると設定が登場しました。
「既存のプロンプトの代わりに、GPTモデル用の試験的な代替プロンプトを有効にします」だそうです。
一体どんなプロンプトなのでしょうか。
microsoft/vscode-copilot-chatリポジトリの内部を見てみるとAlternateGptPromptという設定名そのまんまなクラスが存在します。おそらくこのクラスが関係していると思います。
ソースを読んでみると、@vscode/prompt-tsxを使ってTSXコンポーネントとしてプロンプトを定義するクラスで、中身はほとんどプロンプトの定義になっています。
たとえば「理解→調査→開発→デバッグ・テスト」の順番で進めることというワークフローの定義などが含まれています。これはGitHub公式が公開しているCopilot用プロンプト集のビーストモードと似ています。
ほかにもisGpt5 というフラグ分岐がありGPT-5向けにプロンプトを出し分けています。たとえば「ファイルの差分を出力するのではなく、ツールを使ってファイルを編集すること」といった指示がGPT-5向けに盛り込まれているようです。
このように、Copilotのエージェントモードを効率的に動作させるためのノウハウが盛り込まれているらしいと読み取れます。このプロンプトがgetInstructionの返り値として、DefaultAgentPromptの代わりに使われるようです。
この設定が正式にリリースされるかどうかは分かりませんが、有効にすれば自身でプロンプトを頑張って書かなくてもGPT向けのプロンプトを色々と適用してくれるようなので、試してみる価値はありそうです。

