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Kibanaのダッシュボードの作り方手順

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Kibanaを初めて触る人がダッシュボードを作るまでの手順です。

これはKibanaのトップページです。この記事ではAWSのElasticsearch Serviceのバージョン7.4を使っています。

手順

  1. サンプルデータの取り込み
  2. Visualization作成(チャート作成)
  3. Dashboard作成(チャートをダッシュボードに配置)
  4. Controlsをダッシュボードに配置

サンプルデータの取り込み

Kibanaを初めて開くと次のような画面になります。

image.png

この画面の左下の「Try our sample data」をクリックするとサンプルデータを取り込むためのの画面になります。

もしくは、Kibanaのトップページは次のような画面ですが、中ほどにある「Add sample data」をクリックしてもサンプルデータを取り込むためのの画面になります。

image.png

サンプルデータを取り込む画面はこちらです。

image.png

このサンプルデータのうちの「Sample web logs」というデータを取り込んで、それをデータソースとして使うことにします。「Sample web logs」の「Add data」をクリックすると、しばらくクルクルしてから取り込み処理が完了します。

画面の一番左上のKibanaのアイコンをクリックすると、Kibanaのトップページに戻ります。

トップページの左半分には次のような表示エリアがあります。

image.png

このうちの「Dashboard」と「Visualize」をこのあと使っていきます。

Visualization作成(チャート作成)

トップページにある「Visualize」をクリックすると、保存されているVisualizationの一覧の画面になります。

image.png

この一覧画面の右上の「Create new visualization」をクリックします。

image.png

この画面にあるとおりさまざまなVisualizationを作成できます。

Visualizationの種類は次の記事も参考にしてください。
Kibanaで使える可視化の種類のまとめ

今回は「Vertical Bar」をクリックします。データのソースを選択する画面になります。

image.png

ここでは「kibana_sample_data_logs」を選択します。すると次のような画面になります。Vertical Barの作成ですので棒グラフですが、横軸(X軸)が設定されていないので棒が1つになっています。縦軸(Y軸)はログ件数(Count)になっています。グラフ化するログ集計期間は直近15分間と右上に書かれていますので、その期間のログ件数です。

image.png

右上にある期間表示のところを2回クリックすると、期間を設定できる画面になります。

image.png

適当に「7」「Days ago」などと設定して「Refresh」をクリックすると7日分のログデータの表示になります。直近7日分のログの件数が大きく1つの棒で表示されています。

この期間設定は作成するVisualizationに保存されるものではなく、いつでも必要に応じて変えられるもののようです。ブラウザを開き直すだけでデフォルトに戻ってしまいます。なので、ここで7日と設定したのは、いま作るためのグラフのイメージが分かるようにするためのみです。

次に、左の「Buckets」のエリアの「Add」をクリックし、「X-axis」を選択します。X軸を設定する画面になります。この画面で下のように「Date Histogram」「timestamp」「Hourly」と設定し、三角のアイコンをクリックします。

image.png

棒グラフができました。

image.png

左上の「Save」をクリックして、適当な名前をつけて保存します。

Dashboard作成(チャートをダッシュボードに配置)

トップページまたは左のメニューの「Dashboard」をクリックすると、保存されているDashboardの一覧の画面になります。

image.png

この一覧画面の右上の「Create new dashboard」をクリックします。

パネルがなにも配置されていないダッシュボードになります。保存したVisualizationをここにパネルとして配置していきます。

image.png

左上の「Add」をクリックすると保存されているVisualizationの一覧が表示されますので、ダッシュボードに配置したいVisualizationを選択します。

image.png

このスクリーンショットはサンプルデータを取り込んでいるのでサンプルのVisualizationが並んでいますが、さきほど作成した棒グラフのVisualizationがあるはずですので、それを探してクリックします。

すると、棒グラフが配置されました。

image.png

左上の「Save」をクリックして、適当な名前をつけて保存します。

image.png

ダッシュボードには今回1つしかチャート(Visualization)を配置しませんでしたが、もちろん複数配置できます。

Controlsをダッシュボードに配置

Visualizationの中に「Controls」というものがあります。これをダッシュボードに配置すると、ダッシュボード上でデータを絞り込むことができます。

Visualizationの作成で「Controls」を選びます。左のエリアで「Options List」を選んで「Add」を押すと、Fieldなどを設定できます。以下のように設定して三角のアイコンをクリックします。すると右のエリアにコントロールの表示がされます。

image.png

左上の「Save」を押して、適当な名前を付けます。

さきほど作成したダッシュボードの画面に戻り、「Edit」をクリックするとダッシュボードを編集できますので、このコントロールのVisualizationを配置してみます。マウスでドラッグすることで配置を変えたり大きさを変えられます。

すると、こんな感じでインタラクティブなダッシュボードにできます。

image.png

以上。

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