イベントロゴ入りのLEDアクセサリー
以前出展したものづくりイベントつくろがや!3でイベントロゴ入りのLEDアクセサリーを制作しました。
ロゴ画像を差し替えれば、オリジナルのLEDアクセサリーを誰でも作れるようデータを公開しています。
各種イベントやサークルやチームで作って盛り上げよう!
ちなみにつくろがや!3では、1日目はパスコンパスさんの基板配布があり、2日目では私の基板配布でした。
同梱しているLEDは自己点滅LEDなので白と青に自動で点滅します! pic.twitter.com/obycDcgKBP
— つくろがや! (@tsukurogaya) April 11, 2025
オリジナルのLEDアクセサリーの作り方
プリント基板メーカーJLCPCBが運営している、オープンソースのコミュニティOSHWLabで設計データを公開しています。
ブラウザ操作可能なEasyEDAを使って、画像データを変更してオリジナルのカラーシルク基板が作れます。
Arduino IDEでファームウェアを書き込むとLEDチカチカなLEDアクセサリーを作ることができます。
1. EasyEDAで設計データを開く
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OSHWLab上のプロジェクトページから「Open the Design Drawing」を押して、EasyEDAで設計データを開きます(アカウント作成が必要です)
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File > Save As > Project Save as でプロジェクト(回路図と基板設計データ)を保存します(以降はご自身のプロジェクトとして扱えます)
2. ロゴやイラストの変更
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サイズは35mm × 35mmがオススメです(LEDは36mm幅で配置しているため)
3. 背景色の変更
4. 出来上がりイメージの確認
5. プリント基板の発注
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DRC(デザインルールチェック)を必ず実行しましょう
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コスト参考(2025年3月段階):
- PCBA(プリント基板と部品実装)50個:127ドル
- 送料(OCS):23ドル
- カラーシルク基板のみの場合はさらに安価です
ファームウェアの書き込み方法
プリント基板に実装されたマイコンに、ファームウェアを書き込むことでLEDアクセサリーとしてチカチカ光らせられるようになります。
必要なもの
- WCH-LinkE(RISC-Vマイコン書き込み用ライター)
- Arduino IDE(バージョン2.0以上推奨)
- USBケーブル
手順
1. WCH-LinkEの準備
- 秋月電子などでWCH-LinkEを入手します
- RISC-Vマイコン書き込みモードに設定します(WCH-LinkEの赤LEDが点灯します)(ご参考:WCH-LinkE を初期設定する)
2. Arduino IDEのインストールと設定
- Arduino公式サイトからArduino IDEをダウンロードしてインストールします
- Arduino IDEを起動し、「ファイル」→「基本設定」を開きます
- 「追加のボードマネージャーのURL」に以下のURLを追加して「OK」を押します
https://github.com/openwch/board_manager_files/raw/main/package_ch32v_index.json
- 「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャー」を開きます
- 検索欄に「ch32」と入力して表示される「CH32 MCU EVT Board」をインストールします
- 「ツール」→「ボード」→「CH32 MCU EVT Boards」→「CH32V00x」を選択します
3. スケッチの作成とアップロード
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OSHWLabのプロジェクトページの下の方の「Attachments」から、サンプルスケッチ「Led-Pattern-Sample.ino」をダウンロードします
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「スケッチ」→「書き込み」を選択してスケッチをアップロードします
カラーシルク基板は無限の可能性を秘めてるので、各種イベントやサークルやチームでオリジナルのアイテムを作って、楽しんで盛り上げよう!